最終戦では同大に完敗。秋での再起誓う
◇令和4年度関西学生春季リーグ戦第7節◇対同大3回戦◇5月16日◇南港中央野球場◇
関 大 000 000 000=0
同 大 001 000 60Ⅹ=7
(関)定本、辰己、茶谷、田中湧-有馬
(同)髙橋、東山、真野-星加
1(左)岑
2(遊)髙田幸
3(右)中井颯
4(一)上神
5(捕)有馬
6(三)下井田
7(二)佐藤
8(中)内田崚
9(投)定本
リーグ通算6勝6敗。勝てばリーグ勝ち越し、さらに3つ目の勝ち点を獲得できる負けられない戦いだ。先発の定本拓真(文4)は5回1失点の投球を見せるが、打線の援護を受けることができず。さらに、7回には中継ぎが同大打線に捕まり6点を失うなど、最終戦を白星で飾ることはできなかった。
先攻の関大は、相手先発に苦しむ。2回に有馬諒(商3)が左安打、4回には髙田幸汰(商3)が右安打を放つも、後続が倒れて得点には至らない。
一方、投げては定本が力投を見せる。3回には2本の安打を許し1点を失うものの、その後は安定したピッチングで同大打線を封じた。後半の攻撃に望みを託し、マウンドを降りる。
代わって登板したのは辰己晴野(人4)。6回に、1死一、三塁のピンチを迎えるも見逃し三振に抑える。援護したい関大は7回、先頭の髙田幸が四球で出塁すると、続く中井颯良(政策3)の犠打で得点圏へ。さらに上神雄三主将(法4)の一ゴロの間に今試合初めて三塁に到達する。有馬は申告敬遠を受け、打席には下井田悠人(経1)が入る。初球を力強く振り抜いたもののゴロに倒れ、チャンスをものにすることができなかった。
しかしその裏。辰己は安打を許した後2死まで取るが、申告敬遠で一、二塁に。そこから3連続適時打を浴び、0-4とされる。マウンドには代わって茶谷哲兵(経3)が上がる。だが、適時三塁打と失策が絡んでさらに3点を失う。この回で痛恨の6失点となった。
反撃したい関大は8回、先頭の佐藤慶志朗(経2)が四球を選ぶと、暴投と代打・口分田楓太(人4)の進塁打で走者は三塁に到達する。しかし、ここも走者をかえすことはできなかった。その裏にはリーグ初登板となる田中湧也(法3)がマウンドへ。堂々たる投球で三者凡退に抑えた。
後がない関大は最終回、中井颯が四球を選んで塁に出る。だが、逆襲することはできず試合終了。有終の美を飾ることはかなわなかった。
序盤こそ勝ち点を落としたものの、徐々に勝つ流れをつかんだ関大。思うような結果とはならなかったが、「秋の関大」がこの悔しさを晴らしてくれるだろう。【文:上田紫央里/写真:上田紫央里、石井咲羽】
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