◇令和4年度関西学生選手権大会◇男子ダブルスA・女子ダブルスA◇5月15日◇京都市体育館
<男子ダブルスA>
【1回戦】
○畑末・砂原2(21-14 21-18)0中西・鈴木(関学大)
○高橋・小山2(22-20 21-16)0吉田・細川(京産大)
○中田・増井2(21-19 21-4)0青山・佐溝(京産大)
●瀬古・丸山0(15-21 14-21)2大島・安川(甲南大)
<女子ダブルスA>
【1回戦】
○石井・松岡2(21-8 18-21 21-18)1田辺・中野(京産大)
●福井・山根2(21-14 17-21 20-22)1岡原・柳生(天理大)
先日のシングルスAでは激闘を繰り広げた関大バドミントン部。惜しくも3回戦までで全員が敗退となったが、気持ちを切り替え挑んだ。今試合では男子ダブルスA、女子ダブルスAの1回戦が行われ、6組中4組が勝利し、2回戦へと駒を進めた。
最初に出場したのは畑末悠斗(商2)・砂原泰斗(政策1)組だ。序盤から相手のミスが目立ち、5点の差をつけ、ゲームは進む。砂原のドロップショットで相手ペアをネット前に動かし、畑末がコートの空いた場所へスマッシュを放ち、相手を寄せ付けない攻撃で1ゲーム目を取る。2ゲーム目もお互いにスマッシュが冴えわたり、何度も打っては得点を決めていく。そのままの勢いでストレート勝ちとなった。
春季リーグでは関大に勝利をもたらしたさエースペアである高橋快(文3)・小山志月(文1)組が出場。序盤4点ビハインドされるも、すぐに4点を取り返し同点になる。そこから高橋のスマッシュや小山のドライブショットが決まり、一気に6点獲得。バックハンドが決まる場面もあり、ゲームポイントを先に取る。だが、相手がネット前のショットを決め20点を取りデュースに持ち込まれる。しかし焦らず力強いスマッシュでこのゲームを勝利。次のゲームは4点を先制すると、その流れでどんどん得点が決まり、勝利を飾った。
中田悠貴主将(シス理4)・増井楓也(安全3)組は中田主将のスマッシュで先制点を奪うとすぐに6連続で得点をする。増井が上からの攻撃を何度も放ち、相手を弾き得点。得点をするたびにガッツポーズをし、お互いに1点を獲得したことを喜び合う。ゲーム中でもコミュニケーションを取り、相手に得点を譲らない。最後2点差まで縮められるもネット上ギリギリの低い位置でのラリーも制し、第1ゲームを勝利。2ゲーム目は相手のミスを誘い7点目を獲得。それを皮切りに11連続得点で相手を圧倒し、21ー4と力の差を見せつけ、ストリート勝ちとなった。
丸山慎太郎(安全2)・瀬古海斗(商2)組は先制点は奪うものの、両チーム1点リードを譲らない。しかし中盤、相手のコート全体を動かす攻撃で5連続ポイントを許してしまう。ヘアピンショットを体を使い拾うも、その隙にプッシュされなかなか相手に追いつくことができない。チャンスをものにできず、このゲームは落とした。2ゲーム目は取り返したいところ。相手にリードをされないよう、必死に食らいついていく。丸山は身長を生かし、高い打点での攻撃で相手を苦しめ、瀬古は何度も球を拾い、そこから相手のネットアウトを狙い得点する。だが相手もリードを譲らず終始、試合を優勢に進める。相手に追いつけず黒星となった。
石井志歩(安全1)・松岡栞穂(政策1)組は1回生同士のペアにも関わらず序盤から相手を寄せ付けず21-8と大差をつけ、勝利。だが、相手の高い打点での何度も放たれるスマッシュに苦しみ8点差をつけられる。石井のサービスエース、松岡が相手のミスを誘い1点を積み重ね、相手を追うもなかなか差は埋まらない。だが、石井のコート端のショットやネットインというラッキーなハプニングもあり、終盤3点差に追い詰める。だが、最後2人の間を抜くショットを放たれ、第3ゲームに突入した。連続で得点を獲得し、リードを保ち最後は石井のショットで21点目を獲得し、白星となった。
福井楓花(シス理3)・山根凛沙(情2)組は先制点を奪うものの、すぐに2点奪われて1点を取り合う持久戦となる。4点ビハインドも、相手の緩急のあるショットをお互いに何度も拾い続け6点目を獲得。そこから脅威の10連続ポイントで一気に相手を突き放す。その勢いに乗り、最後は福井のスマッシュでこのゲームを勝利した。次のゲームでは相手のプッシュやアウトが続き6点を追う展開となる。だが激しい打ち合いの末、山根が返しづらいショットで相手を崩し、その隙を見逃さず福井がプッシュで13点目を決め、2点差まで追い上げた。そして相手が続けてネットアウト、福井のスマッシュで同点に追いつく。しかし相手も待ってはくれない。4連続で得点を追加され、敗戦。ファイナルゲームでの決着となった。相手の流れは止まらず、相手に優勢を取られるものの何度も球を拾い、好機をうかがう。長いラリーが続く場面が何度もあり、両者ともに得点を入れされない。相手のネットアウトで同点に追いつくとそこからは1点を取り合うシーソーゲームとなる。山根が拾い続け、そこから福井のショットが冴え、リードを奪う。20点目をお互いに奪い合い激しいラリーが続き、何度も粘りながら関大が20点目を獲得。あと1点のところで相手にスマッシュを放たれ惜しくも1回戦敗退となった。
ダブルス1回戦を4組が勝利で終えた。続く2回戦は21日だ。試合から1週間も空き、1回戦で見えた課題をつぶす。2回戦からはより強い選手と当たるが、関大らしい粘り強いプレーで1勝をあげていく。【文:中山秋桜津/写真:合田七虹】
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