◇2022年度関西大学連盟春季リーグ戦第10日◇対同大◇5月15日◇
[第1セット]関大25―23同大
[第2セット]関大21―25同大
[第3セット]関大12―25同大
[第4セット]関大25―20同大
[セットカウント]○関大3―1同大
惜戦から一夜。リーグ第10日、関大は昨秋リーグ初戦に逆転負けを喫した同大と対峙(たいじ)した。「雰囲気が良かったところが勝ちにつながった」と、池田勇太郎主将 (法4) 。終始関大のペースでゲームを展開し、昨秋のリベンジを果たした。
第1セット、川合涼太(人2)のフェイントが相手コートに落ち、関大は先制点を奪う。序盤に連続得点でリードを許すも、岡田大雅(経4)や金子玄(人3)のスパイクで同点に追いつき、同大に食らいつく。久保田滉平(情3)が下﨑大輝(情1)の二段トスにうまく合わせたスパイクや、金子のレフトからの鋭いスパイクなどで得点を重ね、先に20点台に躍り出る。最後は岡田がクイックを決め、セットの先取に成功した。
勢いそのまま第2セットも連取したい関大。しかし、相手も負けじと得点を重ね、序盤から一進一退の攻防が続く。川合のブロックや金子のレフトからライン際に打ったスパイクが決まるも、終盤にサービスエースを許す痛恨のミスもあり、得点を連取される。たまらずタイムアウトを要求した関大は、21-24のミスが許されない場面で隅田嵐(社2)を投入する。隅田が相手のスパイクをブロックでシャットアウトし、3点差に迫るもサーブミスで25点目を献上し、第2セットを奪われる。
セットカウント1-1で迎えた第3セット。相手のサーブミスで先制点を奪うと、安平瑠也(商3)がレフトからライト奥ラインぎりぎりのスパイクやブロックアウトと多彩な攻撃を見せる。池田・岡田の連携プレーからの速攻、久保田の力強いスパイクやサービスエースで得点を量産し、そのままセットを取り切った。
第4セットは金子がサービスエースを決め、関大の勢いはさらに加速する。中盤にミスも重なり一時は同点となるものの、久保田、金子を中心に攻撃を展開。久保田のブロックアウトで先にセットポイントを握ると、金子のフェイントで試合を決めた。
同大に昨年のリベンジを果たした関大。次戦は対大国大のリーグ最終戦を迎える。「 チームが成長したことを全部出せるように頑張りたい 」と池田主将。1部昇格から初のリーグ勝ち越しを狙い、春の集大成を見せつけ全員で勝利をつかむ。【文:石井咲羽/写真:稲垣寛太】
▼池田主将
「(試合を振り返って)セットを1個取られたんですけど、金子、涼太(川合)とかの後輩がベンチで声を出してくれていたので、試合の雰囲気はすごい良かったかなと感じます。ミスも結構出ちゃったんですけど、昨日はそこで沈んでたのが、今日は後輩が率先して声を出してくれたからすごく助かりました。あえて序盤とかに自分らが先に出れたらいつも関大のペースでやっていけるので、そこをみんなわかっているから、序盤、序盤っていうのをベンチからも言われていたので、自分らの形に序盤から持っていけたっていうのは、でかかったかなと思います。(昨日の惜敗から)リーグ戦はずっと続いていくんで、負けやってもやっぱり切り替えていくしかないところもあるので、試合前にもミーティングでどうやって戦っていくのかとか、少し話しました。雰囲気勝ちみたいなところがあるんで、関大は基本、雰囲気が良いときは勝つし、良くないときは負けるんで、今日は雰囲気が良かったところが勝ちにつながったと思います。(活躍された選手)みんなよかったかなと思うんですけど、ブロック頑張っていた涼太か、金子玄ですかね。今日は選ぶの難しいぐらいにみんな頑張ってくれたので、だいぶよかったかなと思います。(これまで接戦が多かった同大との一戦)相手はミドルが結構強いんですけど、ミドルを通さないように、ミドルをブロックに引っかけられたっていうのが、相手はきつかったんじゃないかなと思うので、そこがよかったかなと思います。(次戦に向けて)最後集大成っていうか、今まで春やってきたことの最後になるので、チームが成長したことを全部出せるように最終戦頑張りたいと思います」
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