◇関西大学春季トーナメント2022◇対大体大◇5月15日◇関大中央グラウンド
【前半】19-7
【後半】19-0
【試合終了】38-7
関大ラグビー部がついにホームグラウンドで初戦を迎えた。対戦相手は昨季Bリーグ1位の大体大。見事、白星発進となった。この試合に出場した選手のうち、11人が初出場というフレッシュなメンバーで臨んだ一戦。「ファーストキャップの選手たちにとっても経験になる試合だった」と垣本大誠(政策4)。
大体大のキックで試合が開始。前半は相手のフィジカルに圧倒される試合展開だった。しかし、関大のディフェンスでゲインを阻止した。「普段の練習ではできない強さの相手に身体を張ることができた」と森監督。20分、自陣付近でのラインアウトからアタックされトライを献上し先制を許す。しかし関大も負けてはいない。続く33分に相手のペナルティからチャンスを得る。敵陣でのラインアウトからモールを形成。ラックから宮内慶大(人2)がボールを押し込みトライ。
ロスタイムで関大にチャンスがやってきた。敵陣付近まで着々とボールを運ぶと、溝渕元気(人3)、垣本大誠とパスをつなぎ、最後は池澤佑尽(人3)がトライ。さらに、立石和馬(人2)がコンバージョンキックを決めた。関大が初めて逆転に成功し、前半を12-7で折り返した。
迎えた後半は関大のキックで試合開始。関大の流れで試合が進む。「後半は、前半の課題が修正できた」と宮内。2分、冨田修平(経4)からパスを受けた垣本大誠が10mライン付近から22mライン付近まで相手ディフェンスを交わしゲインする好プレーを見せる。その後、相手の鋭いランでピンチが訪れるも、ディフェンスがカバー。17分に敵陣でラックから宮内がボールを持ち出し、トライをきめた。その後のコンバージョンキックも決まり、19-7とする。23分には、ボールを左へ展開し、ボールは、ルーキー・遠藤亮真(経1)から堀内慧人(政策4)へ。そのまま、この試合初出場の堀内が初トライを決めた。
37分、相手の反則によりペナルティトライが認定された。続く39分には、ラックから立石がボールを持ち出しセンターにトライ。コンバージョンキックも成功させ38-7でノーサイドとなった。
次戦は、強豪天理大だ。今年のチームスローガンは、「AMBITION」。勝利への野心を抱き、強敵に挑む。【文:永松愛、村中望乃/写真:永松愛】
▼森拓郎監督
「大体大のフィジカルの強さがすごい出た前半だった。関大の硬さもあったので、思うようなゲーム運びにはならなかった。スクラムが劣勢であったり、1つ1つのプレーのコンタクト強度が味方同士よりも体が大きく、力負けをしているように感じた。(関大のディフェンスの強さも光った試合だと思うが)普段の練習ではできない強さの相手に対してちゃんと身体をあてにいったのはすごく良かった。前半の反省を後半に生かせれた。学生主体で反省を出した。セットプレーの安定にフォーカスしていた。ラインアウトも後半の一発目はこれで行こうと決めたものを成功できた。外国人に対してはじかれる前に間合いを詰めれた。次戦に向けては、今日の前半の強度を忘れずに練習でもコンタクトを強めにいって立ち上がりから受け身にならずに立ち向かっていこうと思う」
▼垣本大誠
「ファーストキャップの選手が多い試合だった。自分も初戦で緊張していたところもある。ファーストキャップの選手にも良い経験だったと思う。(自身のプレーについて)キャプテンがいない分、自分がプレーとコミュニケーション、声の量で引っ張っていこうと思っていた。自分が積極的にボールをもらいにいって、ゲインするだったり、トライにつながるプレーをすることができた。それが随所に出たのかなと思う。(チームとしての課題)その前の練習試合からそうだったんですけど、ゲームの入りの部分ですね。入りの部分は押されていたのかなと思う。ファーストコンタクトで相手から受け身になってしまった。」
コメントを送信