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強敵に食らいつくも、翌日につなげられず

強敵に食らいつくも、翌日につなげられず

◇令和4年度関西学生選手権大会◇男子シングルスA◇5月14日◇京都市体育館◇

【1回戦】
●丸山1(21-18 18-21 17-21)2 下陸(甲南大)
○増井2(21-13 21-10)0細川(京産大)
○高橋2(13-21 21-10 21-14)1上田(関学大)
●瀬古0(13-21 12-21)2高嶋(関学大)
○中田2(21-11 21-12)0深川(大体大)
●畑末0(11-21 13-21)2中西(関学大)
○砂原2(21-8 23-21)0西川(京府大)
○小山2(21-11 21-15)0河本(大産大)

【2回戦】
●増井1(17-21 21-16 19-21)2青山(関学大)
○高橋2(21-16 21-10)0向川(大経大)
○中田2(22-20 21-18)0志賀(関学大)
●砂原1(21-16 12-21 11-21)2山田(天理大)
○小山2(19-21 21-16 21-11)1竹内(羽衣大)

【3回戦】
●高橋1(21-18 19-21 14-21)2吉村(龍谷大)
●中田0(13-21 18-21)2江藤(龍谷大)
●小山1(21-17 17-21 13-21)2上山(龍谷大)

リーグ戦では1部との入れ替え戦に挑むつもりだったバドミントン部男子。しかし、まさかの春3位。悔しい気持ちが選手を襲うが、その気持ちにふけている時間はない。今度は個人戦がやってきた。この大会は所属するカテゴリーは関係ないため、1部校の強豪選手とも戦える。入れ替え戦への思いを力に変え、がむしゃらにそれぞれが戦った。

関大からは8人がエントリー。最初にコート入りしたのは丸山慎太郎(安全2)だ。第1ゲーム序盤では、無得点の丸山に対して甲南大の相手には数ポイントと良くない立ち上がり。だが、そこで焦らずネット前での戦いになると、フォアハンド、バックハンドをうまく使いこなしすぐ5-5の同点に。さらに、緩急のあるショットで相手を疲れさせ逆転に成功。先に丸山が11点をつかんだ。飲水タイム後も、高さのあるスマッシュで相手ガットに羽を当てさせる余地も与えない。そのスマッシュを武器に21点を先取。ファーストゲームは丸山に軍配が挙がった。第2セットも途中11-6と丸山が試合を支配するが、左右に揺さぶられ1度失点。すると、流れは完全に相手に向き4連続ポイントを許してしまう。第1ゲームと逆の展開となった。逆転を回避したいところだったが、相手の勢いを止められず第2ゲームを譲ってしまう。迎えた第3ゲーム前半も完全に相手ペース。後半は2点差に詰め寄る健闘を見せたものの、逆転かなわず。無念の1回戦敗退となった。

△丸山
△瀬古

その後、増井楓也(安全3)、高橋快(文3)の団体メンバーが快勝を果たすと、次に瀬古海斗(商2)と畑末悠斗(商2)が登場した。ともに相手は関学大の選手。第45回総合関関戦のこて調べを兼ねた一戦となった。瀬古は、3点ビハインドの中でやっとの1ポイントをもぎ取ったものの、依然相手ペースで試合が動いていく。11点、1ゲームと淡々とポイントを奪われ、ストレートで敗北を喫した。畑末は自身より小柄な選手と相まみえる。高身長を生かしたプレーで苦しめたかったが、かえって俊敏な動きを武器に戦ってくる相手。色々な角度からのショットも繰り出され、畑末も対応していくが、なかなか得点の瞬間は生み出せない。10点差をつけられた状態でマッチポイントを迎え、第1ゲームを渡す。第2ゲームになると中田悠貴主将(シス理4)が後ろに付きアドバイス。その言葉で声やプレーが勢い付き、高速スマッシュも出てくるように。一時期は13-17と点数を詰めたものの、そこから伸び悩み14-21で敗戦となった。

△畑末

2回戦へ駒を進めた5人。中でも熱戦を繰り広げたのは増井、高橋、砂原だ。増井の相手は、1回戦で瀬古、畑末が敗れた関学大の選手。敵討ちのときが訪れた。左利きである増井にも柔軟に対応し11点を先に手にする相手。そこに焦らず、ネット前でのヘアピンを始めとする細かいプレーでポイントを生産。17-21の僅差で第1ゲームを終える。ゲーム間で「足が動いてない」とつぶやく増井。第2セットはその課題を克服し、今度は大きくコートを使うバドミントンでセットを獲得した。最終セットは取っては取られる時間。わずか2点差で半分を折り返し、後半でも3連続得点を増井が手にすると相手も連続ポイントをつかんでくる。互角の戦いを制したものの、最後は見送りミスで惜敗となった。

△増井

1回戦の関学大の選手に粘り勝ちを収めた高橋は、対戦経験のある大経大の選手と対戦。相手の強力なスマッシュの処理に苦労する場面もあったものの、相手に流れを渡さなかった。ヘアピンからロブを相手にあげさせて相手のミスを誘って得点を重ねる。前後に相手を揺さぶる攻撃で得点を重ねる。最後まで高橋のペースで試合を運ぶ。第2セット、マッチポイントで高橋こん身のジャンプスマッシュを決め、ストレート勝ちを収めた。

△高橋

1回戦は激戦の末勝利を収めたルーキー・砂原泰斗(政策1)は天理大の選手と対決。初戦とはうって変わって11点を難なく先取すると、相手にアウトを誘ったりヘアピンを繰り出し点差を最大5に広げた。そのまま1ゲームは砂原のものに。勢いそのままに第2ゲームもたやすく奪うかに見えたが、今度は砂原が点差をつけられ第2セットを落としてしまう。第3ゲームも相手の勢いを止めることができず白星を挙げることができなかった。

△砂原

3回戦に残ったのは高橋、中田主将、小山志月(文1)3人。全員に強豪・龍大の選手が立ちはだかった。結果は悔しくも全員敗北。しかし、中田主将は粘り強いプレーで相手に食らいつく。速く、角度のあるスマッシュを打ってくる強敵のスタイルに徐々に合わせていく。1点奪われても、先のプレーをもとに今後のゲームへとつなげていく。「打てるところをしっかり打って」(中田)スコアを重ねていった。1ゲーム目は大差で取られるものの、2ゲーム目では18-21と縮める。負けてしまったが、熱い背中を後輩に見せた。

△中田主将

難敵を前にも落ち着いてゲームしたのは小山。多くの選手が1ポイントに声を出して喜ぶ中、小山は喜びをあらわにしない。冷静にプレーし続け21-17で第1セットをゲットした。第2セットは高速のジャンプスマッシュで先制。だが、4得点目にネットミスをして以降流れが相手に。ゲーム折り返しまで食い下がらないが、ゲーム後半は4連続ポイントを許すなど失速。第2セットは相手のものとなった。その失速は第3ゲームまで続き13-21の大敗。3人は龍大陣に打倒される結果となった。

△小山

8人すべて4回戦を前に姿を消すことにはなったが、強豪と戦うことで経験を培うことができた。シングルスが終われば次はダブルスの試合と、バドミントン部に立ち止まる時間はない。この経験を自信に精いっぱい目の前の試合に向き合うことが必要だ。そして、「チームで1個も負けがでないようにしていきたい」と高橋が語るように、勝ちにこだわって戦っていく。【文:木原綺音・永松愛/写真:永松愛】

▼中田主将
「(リーグ戦後意識していたこと)気持ちを切り替えて、そこを引きずらずに頑張っていこうと思っていた。(個人戦の目標)この大会はレベルが高く、自分自身はベスト32に入れたらいいなと思っていた。でも、なかなか難しかった。(試合前のコンディションについて)けがをしていて1カ月ぐらい練習ができていなかった。リーグ戦のときも体力面が疲れてくる中でしんどかったが、今日は打てるところをしっかり打って2試合目では勝ち切れて良かった。ただ、3試合目も勝ちたかった。(今日の良かった点)2、3試合目の中盤も自分の持ち味が出せて良かったと思う。(3試合目2セット目について)最後だいぶ粘ったが、エンジンをかけるのが遅かったと思う。あのとき相手が18点とかであれば、チャンスはあったかもしれないが、あと1点なので遅かった。(次戦に向けて意気込み)僕はシングルスよりダブルスの方が得意なので、昨日負けた結果を引きずらず、増井と頑張っていきたい」

▼高橋
「(リーグ戦後意識していたこと)リーグ戦が終わると入れ替え戦に回るつもりだった。入れ替え戦に回れなかったことでメンタル的にやられたが、個人戦までに3日間しかなかったし、リーグ戦で負けたことを落ち込んでいても仕方ないので、取り返すという気持ちに切り替えて練習していた。(個人戦の目標)1部でトップの龍谷大や関学大に勝ちたいと思っていたが、今日龍大の選手に負けてしまったので悔しい。(今日良かった点)自分としてはヘアピンを中心に攻めにつながるプレーができた。チームとしては、勝つところを勝てて次につながる試合ができたと思う。相手と差があっても食いつけたのが良かった。(次戦に向けて意気込み)とにかく勝って、次の土日に続けるようにしたい。チームで1個も負けがでないようにしていきたい」

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