◇2022年度関西学生春季リーグ戦◇対同大◇5月14日◇天理親里ホッケー場◇
[第1Q]関大0-0同大
[第2Q]関大1-1同大
[第3Q]関大3-0同大
[第4Q]関大2-0同大
[試合終了]関大6-1同大
未だ勝ち星のない関大。リーグ3日目は今季から1部リーグの同大との対戦となった。序盤、流れは関大に寄っていたものの、まさかの先制を許す。だが、直後に追いつきそこからは関大ペース。ペナルティーコーナー(PC)などで6点を入れる快勝となった。

第1クオーター(Q)から関大は果敢に攻める。プレスも効き、FW粕渕正真主将(人4)がボールを奪うと、MF紀野来音(人3)、MF森川瑤(人3)へとパスがつながる。しかしここは先制とならない。FW田中溫人(商4)のスイープや、FB和田陽向(人1)のプッシュも、サークルには入るがタッチが決まらず、もどかしい時間が続く。




このQ終盤、ペースが落ち始めたところにカウンターをくらう。だが、ここはMF杉本逸綺(商3)やFB森優吉(商2)らディフェンス陣がうまく時間を稼ぎ、ゴールを守った。


続く第2Qは序盤、オフェンス陣が次々に攻撃を仕掛ける。サークル内での攻防の末、FW吉田有我(法2)がリバースヒットを放つが、ゴールを捉えることができない。直後、同大の反撃が始まる。一度目のシュートは外れるが、その後ドリブルでえぐられ、先制点を献上した。取り返したい関大は、残り1分半でPCを獲得。MF水川幹也(経4)が自分で止めてヒットを放つが、同点には追いつけない。しかし、FW吉田がPCを獲得し、再びチャンス。今度はFB和田が強いプッシュを放ち、ようやく1点目を手にした。


相手のセンターパスから始まった第3Q。開始1分でPCをとると、またしてもFB和田のプッシュが決まり逆転に成功する。さらにこの日4度目のPCを迎えた。ここでペナルティーストロークを獲得する。シュートを任されたMF森川は冷静にゴールを決め、3-1とした。さらに、FW粕渕のドリブルでPCを奪うと、FB和田が自身3点目を決める。


3点リードで迎えた最終Q。序盤は押され気味の展開に。自陣で守る時間が長いものの、ゴールは死守し続ける。ようやく攻撃を仕掛けられるようになり、PCを獲得。FB和田のプッシュが決まり追加点を奪った。さらに攻撃の手を緩めない関大は、サークルセンターからMF森川がシュートを放ち、FW粕渕がタッチして6点目。残りの時間も追加点を挙げようと、FB甲斐心之介(人3)やMF多田周平(商4)らを中心にサークルを狙う。最後まで猛攻を仕掛けるが、結果は6-1で試合終了となった。



PCを多くとったことで大量得点につながった今試合。次の春季リーグはついに順位決定戦となる。相手は昨秋の順位決定戦で勝利した関学大。チーム一丸となり、白星をつかむ。【文/写真:上田紫央里】
▼粕渕主将
「(試合を振り返って)最初先制されたときはかなり良くない雰囲気で、もしかしたらやられちゃうなと思ったんですけど、前半のうちに追いつけたのが良かったと思います。(同大について)1年生の頃、2部だった時にやったことがあります。うまい子が何人かいて、それ以外の人も自分の役割を持っていて、統一されたチームだと思いました。(PCについて)和田はすごい得意なんで、あいつが打てばほぼ入るので、追いつかれたときにまずはコーナーで取っていこうという風にベンチでは話していました。(良かったところ)先制されて少し暗い雰囲気になったんですけど、そこで前を向いて早い段階で追いつけたことが良かったと思いますし、その立て直しが大量得点につながったと思います。(課題)僕らは歴代を見ても先制をなかなかできないチームなんで、最初にショートコーナーなり得点する機会を、僕らが先手で取ってくことが今後の課題だと思います。(意気込み)関学大が順位決定戦の一発目になると思うんで、特に意識する相手ですし、僕らは今日1勝することができたんですけど、相手は違うブロックで全敗しているんで、そこに負けるわけにはいかないなと思いますし、早いこと僕たちの流れに持っていって、僕らが流れに乗れば自信もって試合を進めていくことできると思うんで、まずは先手先手で行きたいと思います」
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