◇2022年度関西学生春季リーグ戦セカンドステージ第2節◇対天理大◇5月8日◇関西大学中央体育館◇
[前半終了]関大9―12天理大
[後半終了]関大12―12天理大
[試合終了]関大21―24天理大
接戦をものにできず、西カレ出場権獲得は最終戦の結果に委ねられることになった。ファーストステージをグループB3位で終わった関大はセカンドステージで5~8位を争う。そのセカンドステージ初戦ではグループAで3位の天理大と対峙(たいじ)。序盤に広げられた点差を追い上げたが、勝負どころで決め切ることができなかった。
先制点は関大。信夫麻希(経3)の得点で先に得点を奪うと、村田七奈子(法3)の連続得点や大西葵(商2)のシュートストップもあり、得点を重ねたい関大だったが、互いに得点が決まらない時間が続く。関大は相手DFにも苦戦し、パスカットからの速攻などで、リードを許す。開始13分で決まった久しぶりの得点は天理大。ここで関大はタイムアウトを要求した。
スムーズに攻撃できるようになる場面もあったが、シュートがブロックされ、なかなか得点にはつながらない。その間に相手に3点を決められ、7点のビハインドに。なんとか1点返したい関大は、開始約20分で石坪彩瑛(社2)が相手の6連続得点をストップ。価値ある1点を獲得した。
しかし、相手も攻め立ててくる。このピンチを救ったのが、GKの大西だ。苦手だったというシュートにも対応し、立て続けに好プレーを見せ、これ以上点差をあけさせない。前半終了間際に、パッシブプレーで残りのパス1回の場面で、村田が高さを生かしたシュートで得点。3点差まで追い上げ、試合を折り返した。
後半の立ち上がりは一進一退の攻防となった。関大に流れがかだ向いたのは、後半約8分から。関大のタイムアウト明けから、戎井琴音(商3)、山根菜摘(人4)、井上真希(人4)の3人で3連続得点。守備も修正し、3点差で食らいつく。
だが、相手も意地を見せた。変わらずに何度も攻撃を仕掛け、得点につなげられてしまう。関大も果敢に攻めるが、シュートがゴールに嫌われ、得点を重ねられない。一時は1点差まで迫ったが、試合をひっくり返すゴールはなく、最終的に3点差で敗れた。
実力差はほとんど感じられなかったものの、決定力の差を見せつけられる結果となった。春リーグも残り1戦。西カレ残り1枠を全力でつかみにいく。【文:牧野文音/写真:稲垣寛太・牧野文音】
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