◇2022年度関西学生春季リーグ戦セカンドステージ第1節◇対天理大◇5月5日◇関西大学中央体育館
[前半終了]関大18―13天理大
[後半終了]関大22―13天理大
[試合終了]関大40―26天理大
ファーストステージでグループA1位通過を決めた関大は、グルーブB3位の天理大と対戦した。前半は取っては取られの展開となるが、金津亜門(社4)の7得点など得点力に助けられ5点差で試合を折り返し。後半はディフェンスが機能し、速攻などで点差を広げた。終わってみれば14点差と圧倒し、いい雰囲気で決勝リーグ初戦を終えた。
1点1点がより大切になるセカンドステージ。オープニングポイントを決めたのは、松本大昌(文3)。GK廣上永遠(文4)が相手のシュートを止めると、左サイドから速攻を決め、ガッツポーズ。2分間退場やパッシブプレーに苦しめられつつも、ウイングの上ノ原龍哉(人3)の角度のないところからのシュートや、有本晃人(法3)のシュートで点数を重ねる。
前半圧倒的な得点力を見せつけたのは、金津。「いつもより自分で点数を取りにいきたい」という言葉通り、前半だけでチーム最多の7得点。ループシュートや、フェイントを使いつつ巧みなプレーでゴールを奪った。羽渕晴一朗(情2)や松本の得点もあり、前半24分で15ー11と4点差をつけた。
なんとか同点に追いつこうとする相手のタイムアウト明けも、1対1からのGK廣上のシュートストップや、金津のシュートで5点のリードを保ったまま試合を折り返した。
後半はパスミスなどもあり、開始直後こそ一進一退の攻防を見せたものの、エース松本の力強いシュートで勢いに乗った関大が相手を圧倒した。池原大貴(社3)や山田凌裕(経3)の速攻も決まり、24点目から関大が6連続得点。ディフェンスでの好プレーが光り、7分間にわたって相手の得点を封じた。
その後も上ノ原のワンマン速攻や、山田のパスカットからの得点など、相手を寄せ付けず得点を重ねる。大量のリードを奪ってからも、関大の得点は止まらない。交代で入ったメンバーも使いつつ、攻撃を組み立てた。木村勇輝(社4)のきれいなループシュートや、池原の連続得点もあり、14点差で試合を終えた。
前半から強力な得点力を見せつけると、後半はディフェンスからの速攻で圧倒。セカンドステージ第1節を勝ちきり、関西優勝にまた一歩近づいた。残り2戦。次節は、天理大に16点差で勝利している関学大と対戦する。中2日と対策時間も短い中、難しい展開が予想されるが、関関戦でも関大の勢いを見せつける。【文/写真:牧野文音】
▼金津
「決勝リーグ1試合目で、気合も今までと格段に違った。いつもより自分で点数を取りにいきたいなと思っていて、取れました。普段はセンターとしてアシストを意識しているが、決勝リーグ初戦で、周りの子たちも緊張している中で、4年生として自分が最初に点を取ろうと思っていた。今日は、前半オフェンスは良かったけど、ディフェンスはやられているところが少しあった。こっちのミスがちょくちょく出てしまって、点差を詰められたりもした。後半はディフェンスを修正して守れて、オフェンスは継続して点を取れたのが点差を離せた要因。関学は天理にも結構点差つけて勝っていて、今回よりも強い相手になると思うので、周りにアシストするのも、自分が点取るのもどっちも頑張りたい」
▼山田
「決勝リーグ1戦目でチームの士気も上がっていて、自分もいい緊張感を持って試合に臨めた。(自身のプレーを振り返って)前半ちょっと出させてもらって、ミスが続いてしまったので、後半出れたら切り替えて臨もうと思っていた。後半はミスもあったけど、点を取れたのが良かった。次から強い相手になるので、出れたらしっかりチームに貢献していきたいのと、ムードメーカーとしてベンチを盛り上げて、みんなを後押しできたら」
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