◇2022年度関西学生春季リーグ戦◇対朝日大◇5月7日◇天理親里ホッケー場◇
[第1Q]関大0-0朝日大
[第2Q]関大1-3朝日大
[第3Q]関大0-2朝日大
[第4Q]関大0-1朝日大
[試合終了]関大1-6朝日大
リーグ2戦目は昨秋3位の朝日大との対決となった。目標を達成するには勝たなければならない相手。その相手に前半、猛攻を仕掛け激しい試合を見せる。先制されたのちに一度は同点に追いつくが、後半は相手の攻撃に耐えきることができず敗北を喫した。

試合開始後は長らく両者ともに引けを取らず、なかなか試合は動かない。中盤、カウンターを狙われるがFB甲斐心之介(人3)が阻止。その後も関大は積極的にゴールを狙う。MF紀野来音(人3)のパスカットからFW粕渕正真(人4)にボールが渡り、サークルまで入るも先制点とはならない。また、MF森川瑤(人3)がドリブルで一気に攻め入るも、ここも決めきれず。しかし、このクオーター(Q)の後半、ディフェンスが薄くなったところを攻められ、ペナルティーコーナー(PC)を与えてしまう。だが、ここは相手のミスで切り抜け、次は関大のチャンス。FB水川幹也(経4)のスクープからMF森川にボールが届く。だが、振ったスティックは芯を捕えることが出来ず、試合は動かぬまま第1Qを終える。






迎えた第2Q。さらに激しい攻防が繰り広げられた。開始4分にヒットを打たれ、先制される。ボールを支配される時間が続くなか、関大にもチャンスが訪れた。FB和田陽向(人1)のヒットが前線まで届くと、FW丸目敢南(文3)が相手キーパーと対峙(たいじ)。2度弾かれた後、最後は落ち着いて決め切った。自身大学初ゴールで、試合を振り出しに戻す。



しかし、その後2本のヒットを止められず、突き放される。追いつきたい関大は、FB甲斐からFW粕渕、FW中川光(経1)からFB和田と、パスがつながるものの、あと1本が通らない。



相手ボールで始まった第3Qは、劣勢状況が続く。左サイドを崩されて4点目を許すと、開始8分にはペナルティーストロークを与える。素早いプッシュを決められ、1-5となる。その後、PCを迎えるもGK若生知嵩(化生4)がセーブし、最終Qを迎える。




4点を追う展開。サークルに近づくチャンスをつくるも、堅守に苦しめられ、追加点を奪うことができない。開始3分に奪われたPCでは、一度は耐えるものの、浮いた球を合わせられてさらに点差が開く。このままでは終われない関大。MF紀野のパスからMF多田周平(商4)がヒットシュートを試みるも、得点にはならず。残り2分では猛攻を仕掛け次々にサークルをねらうが、点差を縮めることはできず試合終了のホーンが鳴った。




前半が良かっただけに悔しい結果となった後半。粕渕主将は「後半にどのくらい足を動かせるかというのが課題」と語った。次は今季から1部リーグの同大との戦いとなる。上の順位を目指し、白星を狙う。【文/写真:上田紫央里】
▼粕渕主将
「(試合を振り返って)前回立命大との試合で見つかった課題とかはある程度修正できたと思います。(チームの雰囲気は)落ち込むこともなく、いつも通り元気にやれたかなと思いますし、朝日大戦は勝つチャンスはある相手だと思っていたんで意識高くできていたと思います。(練習してきたことは)プレッシャーの部分です。ボールを持っていないとき、相手からどうやってボールを奪うかというのをみんなで話し合って練習しました。(試合前半について)練習してきたことが出ていたかなと思います。(良かった点)一時的に同点にできたことはよかったと思います。(課題は)体力の面はもちろんなんですけど、後半になるにつれて選手間の距離感がばらばらになりつつあったので、うまくいっているときはもっとコンパクトにできていたと思うんですけど、後半になったら広がっていったりトラップが大きくなったりしてしまっていたので、そこを後半にどのくらい足を動かせるかというのが課題だと思います。(同大戦に向けて)絶対に負けられない試合になると思いますし、今季1部に上がってこられた大学なので、そこに負けているようならだめだと思いますし、今日できなかったことを修正して、無失点で抑えて複数得点取りに行けるようにしたいと思います」
▼丸目
「(試合を振り返って)前半、特に第1Qは0-0に抑えたり、みんな走り切れていたりロングパスも通っていたりしたので、何回もチャンスをつくれて良かったと思っていたんですけど、後半になるにつれてボールを相手に取られるシーンや、なかなかつながらなくて攻め込まれるシーンがあったと思うので、前半の良さを後半まで維持できるようにしないといけないと感じました。(得点について)すごくいいスペースにボールが来たので、これはちゃんと走って自分のボールにしないといけないという思いで走って、最初キーパーにボールが当たって、そのボールを何とか押し込まないとと思って1発目がディフェンスにあたって返ってきたんで、絶対決めようという強い気持ちで行きました。(決めてみて)すごいうれしかったです。その時は同点になったゴールだったのでここから行こうという気持ちになりました。(良かった点)個人的には自分がいたサイドにボールがあまり来ないようにできたのと、もちろん得点できたというのもそうですし、相手の裏を狙ってスペースに向かって走るというのもできたので、攻める形が成功例として作れたのはよかったと思います。(課題は)相手にボールを持たれたときに左右にボールを振られてしまったりとか、スクープのパスが上がったときに、相手がボールを触った後にどうやって当たりに行くかというのがあまりちゃんと考えられていなかったので、次回以降詰めていきたいと思います。(意気込み)来週もまた同じ会場で試合があるので、また点を決めてチームに貢献できるように頑張りたいと思います」
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