◇第54回春季関西学生リーグ戦◇対立命大◇5月5日◇J:COMサザンスタジアム◇
関 大 004 310=8
立命大 000 140=5
1(遊)吉田
2(DP)井上
3(捕)山口
4(一)田中
5(左)佐々木
6(右)寺田
7(中)永野
8(二)栗山
9(三)笹山
FP(投)和田
春季リーグ最終戦、関大は立命大と相見えた。3、4回に打線がつながり大量得点を奪うと、最後までリードを守り切り勝利を収めた。
この日も先発のマウンドに上がったのは、和田龍馬(法3)。初球から力強いストレートを中心とした投球で、立命大打線を三者凡退に抑える立ち上がりを見せる。3回までに許した走者は1つの四球のみ。完ぺきな投球でチームを鼓舞し、打線の援護を待つ。
3回、和田の力投に応えるかのように、関大打線が猛攻を見せた。先頭の笹山航希(商4)が四球で出塁すると、吉田圭佑(社4)が右前へ二塁打を放ち、好機をつくる。続く井上裕斗(経4)が敬遠され無死満塁とすると、山口葵育(社2)の犠飛で笹山が帰還し、先制点を奪う。さらに4番・田中大輝(情3)が左越適時二塁打で2点、5番・佐々木永羽(経4)の中前適時二塁打で1点を追加し、この回一挙4得点を挙げる。
4回も打線は止まらなかった。栗山涼(文2)と笹山の内野安打、吉田の四球で再び無死満塁の場面に。指名選手・井上の打球が二塁手の失策を誘い、追加点を得る。この好機を逃さず、田中、寺田龍平(経4)が二遊間へ適時打を放ち、7点差をつけて立命大を突き放す。
試合中盤、和田の投球が乱れ始める。4回、相手のクリーンアップに連続安打を許し、1点を献上。5回、失策で走者を許し、内野安打で無死一、三塁とされると犠飛で追加点を浴び、さらに2死満塁から二遊間へ適時打を許し、点差を3点に詰められる。3点のリードで迎えた6回裏、和田は立命大を三者凡退に打ち取り、8―5で試合終了を迎えた。
3勝1敗1分で終えた春季リーグ戦。「雰囲気よく、関大らしく試合ができた」と吉田主将。さらに進化した関大ソフト部が見られるだろう。【文:石井咲羽/写真:上田紫央里】
▼吉田主将
「(試合を振り返って)まず、試合前から自分のやれることをやっていこうというふうに言ってて、そういった中で相手ピッチャーが結構コントロールがおぼつかない感じやったんで、自分の打てる球だけを打って、ボール球はしっかり振らんってことができてフォアボールを選べて、ヒット打ってっていう形で点数とれていたのでバッティング面では、自分達らしいいい攻撃ができたんじゃないかなと思います。3回、5回のビックイニングは、フォアボールから始まっていて、打つときはしっかり打てていたのでいい攻撃やったなというふうに思います。(投手・和田について)和田はリーグ自体本調子じゃないみたいやったんですけど、その中で自分のその日いい球を選んで、今日やったらストレートやったんですけど、キャッチャーの葵育(山口)と話し合って、これまでうまく抑えてくれたのかなって思います。(4番・田中について)田中には日頃から「打てんくても4番でいくから」というふうに言っているので、それに応えてくてたのかなと思います。(チームの雰囲気)今日に関してはバッティングで点取れたりってことができていたんで、雰囲気よく、関大らしく試合ができていたのかなと思います」
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