春季リーグ開幕!初戦勝利し好発進!
◇令和4年度関西学生春季リーグ戦第1節◇対大経大◇4月30日◇八幡市民体育館◇
[S1]○高橋2(21―18 21―15)0藤井
[S2]○小山2(21―8 21―15)0溝上
[D1]●小籔・丸山1(21―18 8―21 12―21)2溝・中村
[D2]〇増井・小山2(15―21 21―19 21―18)1重谷・向川
[S3]●丸山0(19―21 12―21)2中村
○関大3-2大経大
ついにリーグ開幕を迎えた。「けがや授業で、フルメンバーではなかった」と中田悠貴主将(シス理4)。その中でも、各々が力を出し切った。D1の時点で勝利を確実にし、大経大を相手に見事初戦勝利となった。
S1に出場したのは高橋快(文3)。第1ゲーム、コート奥を狙ったスマッシュが決まり先制点を挙げる。その後、立ち上がりは取っては取られてを繰り返す接戦に。しかし中盤以降、高橋が連続得点を連発する。打点の高いスマッシュや、エンドラインギリギリを狙った攻撃などが相次いで決まり、第1ゲームを先取した。続く第2ゲームでも勢いを持続し、序盤から一歩リードする展開に。その後も、ヘアピンや相手が返せないほどの鋭い攻撃をたたみかける。6点差で勝利し、関大に1勝をもたらした。
続くS2に登場したのは、1年生の小山志月(文1)。勢いあるスマッシュで先制点を挙げると、序盤から少しずつリードする。その後もジャンピングスマッシュや連続で相手コートにスマッシュをたたき込むなど、相手を圧倒。終盤にかけて完全にペースを握り、13点の大差をつけて第1ゲームを奪った。だが、第1ゲームとは打って変わって第2ゲームは接戦となる。後半にさしかかった時点では相手にリードを許していたものの、ここでも終盤で勢いを加速させる。強烈なスマッシュや隙をつくプレーで相手のミスを誘い、脅威の8連続得点に成功。最後はコート右奥を狙った鮮やかなスマッシュが決まり、ストレート勝ちで関大2勝目となった。
3試合目のD1には、小籔翔真(情3)・丸山慎太郎(安全2)ペアが出場した。第1ゲームでは、互いに拮抗(きっこう)した試合を見せる。スマッシュの打ち合いを丸山が決め切るなど果敢に攻め、3点差でゲーム先取となった。しかし第2ゲームでは、完全に相手のペースに飲まれてしまう。序盤では、シャトルをお見合いしてしまい失点。さらに相手の強打やコートのライン際を狙った攻撃に反応できず、連続得点を許す。最後は相手サーブのラインジャッジミスにより、ストレート勝ちの道は絶たれた。奪取したい第3ゲーム。だが、依然として流れは相手のものに。一撃で決めるスマッシュを連発され、開始直後から5連続得点を許した。後半には小籔の攻撃も冴え始めたが、終了間際に得点を量産される。9点の差をつけられ、D1は敗北を喫した。
取り返したいD2。増井楓也(安全3)・小山ペアが出場し、激戦を繰り広げた。第1ゲームは開始から4連続得点を許し、劣勢からのスタートとなった。増井の連続攻撃や小山の勢いあるスマッシュで得点していくが、その後も逆転はかなわず。ゲームを先取されてしまった。切り替えて臨んだ第2ゲーム。第1ゲームとは打って変わって、前半から関大が勢いを見せる。小山の、コートの隙をついたプレーなどが決まり、一時は9点のリードに成功した。しかし後半に入ると、相手が反撃を始める。連続得点を連発し2点差にまで追いつめられるも、何とか逃げ切りこのゲームをものにした。第3ゲーム出だしは、シーソーゲームを展開する。しかし10点目以降、関大が勢いに乗る。取り切りたいラリーを小山がスマッシュで制した際には、「ナイス!」という増井の声がコートに響いた。終盤にかけ再び接戦となるも、僅かなリードは保ったまま。3点差でこの試合を制し、この時点で関大の勝利が確定した。
最終S3に登場したのは、ダブルスでも出場した丸山。第1ゲーム序盤は、ラインギリギリを攻めるプレーを連発され、後を追う形に。しかし8点目以降、相手のミスを誘う攻撃で連続得点を決め、逆転に成功した。後半には接戦が繰り広げられるも、あと一歩及ばず敗戦。ゲーム先取を許してしまった。第2ゲームでは、相手の猛攻に苦戦する。立て続けに強烈なスマッシュをたたき込まれ、反応できない。長い手足を利用した、高い打点からのスマッシュなどで丸山も反撃するが、相手の勢いは止まらない。9点差をつけられ、ストレート負けとなった。
フルメンバーではなかったものの初戦勝利と、幸先のいいスタートを切った関大。次の相手は、格上の近大だ。初戦の勢いそのまま、2連勝を目指す。【文/写真:横関あかり】
▼中田主将
「リーグの初戦で、大経大は結構勝負がかかった試合でした。(今日は)けがや授業で、フルメンバーではなかったんですけど、その中でも高橋が最初の1本を取ってくれたのがすごく良かったです。高橋が取ってくれたから、小山が1年生なんですけど、(勢いに)乗ってつないでくれたのかなと思います。小山もしっかり2―0で取ってくれたので、そこの2本はすごく大きかったのかなと思います。第1ダブルスは取られたんですけど、第2ダブルスでしっかり、最後の接戦の中、気持ちを切らさずに取ってくれたので良かったかなと思います。(チームの雰囲気)前までは暗くなったりとかもあったんですけど、前日に「それは良くない」というふうにミーティングして、明るく行こうということになって、高橋も多分それでしっかりと取ってくれたので、良かったのかなと思います。(初戦に向けての調整は)けがとかがやっぱり多くて。組んだこともない人、例えばD2の小山と増井も、正規のペアではなかったです。その中でも、D2として急に組まされてでも、試合に出てしっかり勝ってくれたので、良かったなと思います。(見つかった課題)今日3-2で勝ったんですけど、1本取られてしまったら負けていたので、安定して勝てるというのがやっぱり必要かなと思います。(次戦へ向けて)次は近大で、格上になるんですけど、今日勝った勢いで近大も倒して、摂南も倒して、上位リーグに行きたいと思います」
▼増井
「S1で、高橋がいつも負けている相手に勝って流れに乗って、小山も1年生でリーグ初戦ながらも勝ってくれたので、僕たちも流れに乗って勝てたかなと思います。(自身の調子は)僕自身初のリーグだったので、1ゲーム目ですごく緊張してしまって、足が全然動かない状態でした。でも、2ゲーム目からは仲間の声が聞こえるようになり始めて、そこから声を出していったらどんどん調子が上がっていって、いつも通りのパフォーマンスができました。(D2で勝ち切れた要因)僕が3年で小山が1年生で、まだそんなに一緒に練習したわけではないんですけど、コミュニケーションを取り合って、最後の気持ちの強さで勝つことができました。(声出しはいつも意識している?)僕は特に声を出すタイプなので、声を出してみんなを盛り上げて、チームを強くしようという感じなので、そこは意識してやっています。(見つかった課題)出だしで緊張してしまうことがあるので、緊張せずに、強気でいけるようにしたいです。(次戦への意気込み)次の相手は近畿大学で、昨年のリーグでは1部でした。格上だと思うので、しっかりと果敢に攻めていって、勝ち切れるように頑張りたいです」
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