◇令和4度関西学生春季リーグ戦1日目◇対大阪成蹊大◇4月30日◇YMITアリーナ◇
●関大1-4大阪成蹊大
[S1]黒田〇3-0
[S2]中川●0-3
[S3]石橋●1-3
[D1]藤原・徳田●1-3
[S4]徳田●0-3
いよいよ春季リーグ戦が開幕した。「1部昇格」を目指し、一丸となって挑む今大会。「全員で4本取ることが目標」と藤原真由主将(人4)。持ち前の団決力を発揮し、勝利をつかむため総力戦で戦う。
最初に登場したのは、黒田さくら(安全3)。黒田は、序盤から安定した得点奪取を見せた。相手を寄せ付けることなく第1ゲームでリードを奪う。第2ゲーム、第3ゲームでも崩れることなく6連続ポイントなどでストレート勝ち。幸先のいいスタートを切った。
この流れに続きたい関大。出場したのは、中川鈴音(文4)。最高学年の意地を見せたいところだ。先制点こそ取られたが、その後は落ち着きを取り戻し3連続ポイントなどでリードを奪う。しかし、その後は連続でポイントを取られる場面も目立ち無念のストレート負けとなった。
一進一退の攻防を繰り広げる場面で登場したのは下級生の石橋愛理(人2)。期待を背負い出場するといきなり3連続でポイントを獲得。しかし、その後に3ポイントを奪われる。取って取られての熱戦を展開した。だが、中盤に連続ポイントを立て続けに奪われてしまう。「ナイスレシーブ」と関大サイドから声が飛ぶなど好機を何度も作りながらも1-3で及ばなかった。
1勝2敗で迎えた第1ダブルス。藤原と徳田明梨(人2)が迎え撃った。第1ゲームは接戦を演じ、デュースまで持ち込んだが最後は決められ惜しくも落とす。第2ゲームも取られるが、気持ちでは一歩も引かない。第3ゲームではいきなり6連続ポイントを奪うなど圧巻のプレーで11-4とリードした。その後のゲームでも再びデュースに持ち込んだが、反撃はここまで。シングルス第3セットに続いて3連続でセットを落とした。
追い込まれた関大だが、シングルス第4ゲームで徳田が出場。要所で良いプレーを何度も見せたが、相手に勝ることができずにストレート負けを喫した。春リーグ初戦は、圧倒される場面こそは少なかったが、結果的には勝利をつかみ取ることができなかった。しかし、今試合で活躍を見せた黒田は「次戦から全勝を目指す」と意気込んだ。リーグ戦勝利に向け、全員が気持ちを切らすことなく戦い抜く。【文:大森一毅/写真:牧野文音】
▼藤原主将
「リーグ戦は2部優勝、1部昇格を一番の目標にして挑んだ。初めて1番手に黒田を入れたが、盛り上げてくれていいスタートが切れた。今日1番の活躍だと思う。(ダブルスについては)ここが勝負だと思っていた。勝つつもりでプレーしたが、後ちょっとというところで自分のミスも重なってしまった。(初戦の手ごたえ)全員で4本とることを大切にしている。誰かが負けても全員でカバーして取ることが目標なので明日からは1点でも多く取りたい。(課題は)相手に対応する力がまだ足りず、そこを鍛えていかないといけない。(次戦に向けて意気込み)明日からも全力で1試合1試合みんなで勝ちにいく」
▼黒田
「初めて1番で出させてもらって緊張したが、試合前から思い切って先に攻めると決めていた。その点がしっかりできて良かった。(初戦の手ごたえ)2セット取られて3セット目でまくられる展開が普段多い。今回は3セット目で改善できていたので良かったと思う。(課題は)レシーブで置きにいってしまう癖がまだ残っていた。もう少し思い切ってプレーできるようにしたい。(次戦に向けて意気込み)明日からの試合に全部勝つ。2位通過になるかもしれないが、1部に上がれるように頑張る」
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