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◇第43回全関西女子学生選手権大会◇対関学大◇4月29日◇ベイコム総合体育館◇

[第1Q]関大14−28関学大
[第2Q]関大14−27関学大
[第3Q]関大18−22関学大
[第4Q]関大17−21関学大
[試合終了]関大63−98関学大

グループリーグを4戦全勝で勝ち進み、トーナメント戦出場を決めた関大女バス。この日、関大は1部に昇格してから初めて1部の関学大と対戦した。1部校との対戦について「 一人一人が今までできていたことが通用しないということを実感しました」と奥谷楓主将(人4)。実力差を見せつけられ関大は黒星。ベスト16で今大会は幕を閉じた。

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第1クオーター(Q)開始約10秒、いきなりバスケットカウントで3点を先制される。その後、山脇茉里(安全4)がシュートを沈め関大に初の得点を与える。奥谷と堀口葵衣(人4)がスリーポイントを沈めるも、関学大に追いつくことはできない。最後の約2分間、関大は得点を得られず、14点ビハインドで最初の10分を終えた。

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△山脇
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△奥谷主将
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△堀口

第2Q開始早々、 乕田優香里(経4)と山脇がシュートを決める。しかし、相手に5本連続でシュートを決められ、さらにリードを広げられる。なかなかシュートを決めきれない時間が続いたが、堀口が24点目のシュートを決める。さらに、乕田が残り約1分のところでバスケットカウントにより一気に3得点と点差を縮める。しかし、相手のリードを覆せないまま27点差で試合は後半へ。

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△乕田
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△河野楓佳(人3)
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△北川愛(人3)

第3Q、相手のファウルで関大に2本のフリースローが与えられ、山脇が2本とも決める。さらに、山口愛(法2)がシュートを沈めると、福井響(政策2)、奥谷、塩澤小夏(文2)が連続でシュートを決める。しかし、関学大に追いつくことはできず試合は最後のQを迎える。

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△塩澤
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△福井
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△山口

31点ビハインドで迎えた最終Q。奥谷から福井にボールがわたるとそのままシュート。さらに、 乕田がオフェンスリバウンドからシュートを決めるなど着実に得点を重ねる関大。追い上げを見せるも逆転することはできず、試合終了を迎えた。

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「課題が見つかったいい試合だった」と奥谷主将。1部の関学大に白星を挙げることはできなかったが、チーム一丸となり最後まで関大のバスケットで戦い抜いた。6月には関大で総合関関戦が開催される。次こそホームで雪辱を果たすに違いない。【文:吉田千晃/写真:松尾有咲】

▽早川亮馬監督

「(今日の試合を振り返って)なかなか表現が難しいかなと思います。ただ選手のみんなと色々話す中で、今日のゲームはしんどいよという話はしていました。それはコンディションの問題もありますし、十分な練習ができていなかったということもあって、その中でもこれだけはやろうねという話は最初にしていたんですけれども、そこも実行できなかったので、全体的にはしんどかったかなとは思ってます。ただ、気持ちの面ではみんな楽しんでくれていたので、そこはうちのチームの良さなのかなと。選手にはしんどいけど、思い切って楽しむことが重要だよと言っていて、そこは表現してくれたのかなと思っています。(今季、創部以来初の1部校として戦うことについて)プレッシャーというか、違うバスケットをするっていうのは新チームになってから言っていて、プレーヤーのみんなはそれに向けてトレーニングはしてくれているんだけれども、次のステップには全然いけていない状態で、それはコロナ禍でできていないことがいっぱいあるので、できていない辛さはちょっとあるなと。でもそれは選手らは分かってくれているので、思い切りチャレンジしようねっていう話はしています。去年は、どちらかと言えばチャレンジもするけど、自分たちは勝たないといけないっていう思いがあったので、今年の方が思い切って楽しめるのかなと思っています。(1部校との対戦で感じたことは)やっぱりサイズの問題、あとは運動能力の問題っていうのが大前提にあると思います。やはり1部上位校になると、色んなプレーヤーが集まってきている中で、そこで我々がどう戦うのかっていうのがあるのかなと。我々はサイズのない、本当に平面的なバスケットを展開するチームで、すでにハンディキャップを背負った中で、どういったバスケットができるのかっていうのを常に選手と会話をしている状態なので、今日やっぱりやらなあかんなと認識してくれたので、あとは取り組む姿勢であったり、質の問題だよねって最後言ったんですけど、それを毎日できるかかなと思っています。チーム内でそういう争いができないので、それをイメージというか意識して取り組めるかっていうのがあるかなと思います。( 総合関関戦や西日本インカレに向けて )今シーズンは簡単なゲームはないと思っています。けが人も多いんですけど、そのメンバーが帰ってくるのと、新1年生が合流する中で、チームを成熟させていきたいなと思っています。我々が今できるバスケット、要はいろんなバスケットの中でも勝てるバスケットをできるよう最善を尽くせるように。次は総合関関戦だと思うので、そこで一矢報いたいなと思います」

▽奥谷主将

「(今日の試合を振り返って)今日の試合は、初めて公式戦で1部で戦うという試合だったんですけど、結構マイナスな部分が多かったんですけど、逆に課題が見つかったいい試合だったと思います。そこを持ち帰って、リーグ戦に向けてしっかり準備をできたらいいなと思っています。(初の1部校との対戦が関関戦となったことについて)今までが2部ということもあったんで、すごいわくわくした気持ちで挑んでいたし、チャレンジしたいなっていう気持ちがすごいありました。でも、やっぱり今まで自分たちのレベルじゃないところと戦う中で、実際苦戦したこともあったんですけど、チャレンジっていうところまでいけなかったのが反省点です。気持ち的には楽しんでできたのかなと思っています。(サイズの大きい関学大に対して)やっぱり関大のバスケットとして走って勝つっていう平面でのバスケットをしないといけないっていうのがあって、相手が大きくても小さくても勝てるバスケットっていうのはやり方的にはたくさんあると思うし、しんどいのはしんどいんですけど、走り続けるっていうところであったり、前からしっかり当たって、フロントコートに持ってこられる前に潰してしまうっていうことをしないといけなかったんですけど、初めて1部とするということで、体力的にすごいしんどくて後半ばててしまったりとかで、やらないといけないことを全然やりきれなかったので、大きな相手でも自分たちらしくスピードバスケで勝ち切ることはこれからできると思っています。(1部校と戦うのはこれまでと違う感覚?)フィジカル的な部分でも違いますし、身長も全然違いますし、今まで通用してきたことが通用しなかったりだとか、エースの堀口の1対1もなかなか通用しなかったりと、一人一人が今までできていたことが通用しないということを実感しました。そもそもボールをもらえなかったし、そういう部分がガードとして苦戦した部分だなと思います。(総合関関戦や西日本インカレに向けて)私が教育実習ということもあり、両方の試合に出ることができないんですけど、することっていうのは今までとは変わらなくて、次の大会に向けてどんなチームにしていくのかっていうのをもう一回みんなでミーティングする中で、考えていきたいと思います。あと、体力的な部分、コンタクトの部分はこれからもどんどんレベルアップしていかないと、リーグまでに通用しないんじゃないかとさっきのミーティングでもそういう話がでていたので、そこをこれから課題にして西日本に挑みたいです。総合関関戦はもう1回関学と対戦できるいい機会だと思うので、そこで自分たちがどれだけレベルアップできるかっていうのをチャレンジする場所だと思っているので、練習に持ち帰ってやっていきたいなと思います」

▽乕田

「(今日の試合を振り返って)新チームが始まって1部と戦うということで、結構みんな緊張していました。コロナで全然練習ができていなかったということで、自分たちがやるべきディフェンスの一戦だったり、リバウンドルーズを徹底しようということをみんなで言い合って試合に挑みました。最初の4試合はあまり格上のチームではなかったので、やっぱり急に当たり合いとかコンタクトとかスピードの部分で、急にレベルがアップするっていうところで、そういうところを対応してっていう話はしていたんですけど、そういうところで今日の試合は負けてしまったので、そこを改善できたらなと思います。(1部校との対戦が関関戦になったことについて)また関学大とはやるんですけど、1部は結構格上やと思っていたんですけど、 全然練習とかできていなかった中で、 思っていたより自分たちが通用した部分もあったので、そこはプラスに捉えて、次の総合関関戦に向けて対策していけたらなと思います。(自身のプレーについて)やっぱり大きい相手というところで、自分はセンターなんですけど他のチームに比べたら小さいので、中だけじゃなくて外からのプレーを上げていかないとだめなんですけど、今日はドライブとかが通用していたので、そこをもうちょっと伸ばしたいです。あと、外のスリーだったりジャンプシュートの精度を上げて練習できたらと思います。(インサイドとアウトサイドから適所で攻撃できた?)前半で抜けるということが分かったので、相手も下がってくるということで、ディフェンスが下がってきたんで、そこを選択してもらったら打とうということを意識してやっていました。(サイズの大きい相手センター選手について)やっぱりパワーとか高さで負けてしまう部分があったんですけど、シュート1発目を落としてくれても、その後のリバウンドを取れていなかったので、リバウンドを取れなくても下で狙うとか次をもうちょっとできていけたらなと思います。(西日本インカレと総合関関戦に向けて)チームもそうなんですけど、まず個人のプレーの幅を広げて、自主練を増やして強度を上げていきたいです。あと、チームでは全員が1部という自覚を持って練習の強度を上げて1部で戦う準備をできていけたらなと思います」

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