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◇女子第57回関西学生リーグ戦◇第4戦◇対甲南大◇4月24日◇関西大学アーチェリー場◇

【結果】
[50㍍競技]関大 878点
[30㍍競技]関大985点
[G.T(グランドトータル)]関大 1863点
※メンバー5人中、上位3名の記録
※相手校の棄権による不戦勝のため、関大の記録のみ記載しております。

勝てば王座決定戦出場が確定する第4戦だが、相手校が棄権し不戦勝に。記録会という形で、試合は開催された。開始時からあいにくの雨となったが、リラックスした雰囲気の中各々が自分の行射と向き合った。

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前半、50㍍競技。悪天候も影響してか、全体的に今まで通りの高得点はなかなか出ない。しかしその中でも、やはり安定的に高得点を出したのが佐竹稚奈(人2)だ。1エンド目からメンバー内唯一の50点台である51点を出すと、その後も50点を下回ることはない。36射で314点と、状況に左右されない強さを見せつけた。一方で、不調のメンバーも多い。これまで高得点を記録してきた波部日葵(政策2)も、納得のいかない様子を見せた。しかし、どの試合でも和やかな雰囲気の女子。見守っていた宮本蘭主将(法4)や金美里(社2)の「大丈夫、大丈夫」「ナイスショット!」という鼓舞もあり、気持ちを落とすことなく前半を終えた。

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△佐竹
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△波部
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△金(左)と宮本主将

後半30㍍競技でも、佐竹は好調をキープする。1エンド目から59点をたたき出し、さらに勢いづいた。また、平井阿佐美(文3)の得点も安定しだす。毎エンド55点近い点数を出し、第5エンドでは57点を記録。射型を調整してきた平井だが、ようやく上り調子になり始めた。前半では苦戦した松田和瑚(文1)も、後半では立て直しを見せ、50点以上をコンスタントに出し続ける。今回リーグ初出場となった西本亜優(環都2)も、300点越えと奮闘した。

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△平井
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△松田
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△西本

不戦勝ではあるものの、見事王座決定戦進出を確実にした。「今年も無事王座に行くことができて何より良かった」と、宮本主将も安堵(あんど)の表情を見せる。次戦の相手は、強豪・近大。これまでのように、順調な試合展開とはならないだろう。しかし、次週はリーグ最終戦だ。悔いのないよう力を出し切り、最後まで食らいつく。【文/写真:横関あかり】

▼宮本主将
「雨ということもあって、そんなにみんな点が出ているわけではないんですけど、その中でやれることをやってくれたかなと思います。(先週、調整中だった選手は)何人かいるんですけど、平井はずっと射型も変えて調整していました。やっと今日、30㍍で点が出てきました。王座に向けていい感じに上がってきているなと思っています。(王座が決まったことについて)不戦勝なので、「勝った、決まった」という感じではないんですけど、今年も無事王座に行くことができて何より良かったと、今すごくうれしく思います。(来週に向けて良くしていきたい点)次は近大でものすごく強いので、その中でも雰囲気良く。自分たちがやってきたことを出せるようにうてたらいいなと思います。(来週の意気込み)近大はかなり格上の相手です。食らいついていく気持ちで、少しでも差を縮められたらいいなと思います」

▼平井
「先週と点数自体はあまり変わりませんでした。最近うち方を変えてからあまり調子が出ていなくて、『自分はもっとできるはずなのに』という思いが先行してしまって。体はそうなんだけど心が追いついていない。心と体のバランスがうまく取れていないなという感じがします。(天候の影響は)それほど影響しませんでした。今は射型を変えたばかりというのもあったんですけど、とりあえずうたないと仕方がない。雨は、もっとひどい中うったことがあるなと思いました。でも、雨の中の試合で気づいたことは、私はスコープに弦を当てる癖があるんだということです。少しそこの距離も測りながら練習できればいいかなと。そういう反省点も見えた試合でした。(先週から良くなったところ)自分でいろいろと試すことができました。とりあえずこうすればうまくいくよ、みたいなことを教えてもらって、自分でもその実感が湧いてきたので、そこが先週から変わったところかなと思います。(来週までの修正点は)やはり、心と体をどうにかする。点数云々は別にして、気持ち良くうてるかということと、決められた動作を反復できるかということ。あと、『あ、これ外すな』と思った矢をそのままうたないことを修正点にしていきたいなと思います。(来週への意気込み)来週は最終戦で近大戦なんですけど、当たって砕けるというよりも自分自身が敵だと思って、修正しながらうっていきたいと思います。おそらく私が(メンバー内で)最高学年になるので、メンバーの子たちと、試合の雰囲気を作りながらやっていきたいと思います」

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