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◇令和4年度関西六大学野球連盟春季リーグ戦第1節◇対同大2回戦◇4月21日◇伏見桃山城運動公園野球場◇

同 大 000 401 010=6

関 大 000 000 001=1

(関)山下、森田、西尾―福永、谷村

(同)佐伯、高井、中川―新居、善田

1(中)加藤
2(一)立石
3(左)吉田
4(指)西本
5(右)中川
6(捕)福永
7(三)今井
8(二)小玉
9(遊)濱田

3位以下が確定し、最終戦となった今試合。首位同大に勝利し、有終の美を飾りたい。しかし、相手投手陣に抑え込まれ劣勢に。永田準硬は勝利で終わることはできなかった。

224A4369-300x200 永田準硬終幕。最終戦を笑顔で戦い抜いた

序盤は関大のエース・山下皓司(化生3)とリーグ屈指の右腕・佐伯奨哉の両者譲らない投げ合いが続く。

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△山下

相手の強力打線を封じていた山下だったが4回に相手に捕まる。先頭打者に二塁打を放たれるとそこから連打を浴び、アウトを取ることができない。その後は外野の頭を越される痛打を打たれ、この回で4点を失った。

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△小玉一輝(商4)

6回からは全節で先発登板を務めた森田大樹(情4)がマウンドに上がる。肩が痛む中最後まで投げ切り、相手打線を2失点に抑えた。

IMG_4328-300x200 永田準硬終幕。最終戦を笑顔で戦い抜いた
△森田

8回裏、何としてでも点が欲しい関大は代打攻勢を仕掛ける。谷村駿也(人4)、福山誠太(経4)、永田夏樹主将(人4)、小倉大稀(経4)の強打者を送り込んだ。得点には結びつかなかったものの、それぞれが納得のいく最後の打席となった。

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△谷村
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△福山
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△永田
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△小倉

9回は西尾龍人(情4)が登板。「最後は0点に抑えられてよかった」。最後のマウンドを終え、満足の表情を浮かばせた。

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△西尾

その裏、1死から立石耀介(文4)が左線への二塁打で出塁。続く吉田凌馬(人4)は相手の失策でつなぐと、西本有希(情4)の内野ゴロの間に立石が生還した。「1点を取り切れてよかった」と永田主将。相手投手陣に一矢報いることができた。しかし、続く打者は三振に。このアウトで永田準硬の最終戦が終了した。

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△濱崎悠希(人4)
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△立石
IMG_4566-300x200 永田準硬終幕。最終戦を笑顔で戦い抜いた

今リーグは4位と決して喜べる結果ではない。しかし、多くの4年生が「最後は楽しく野球ができてよかった」と語るように最終試合を戦い切った。永田準硬は笑顔で幕を閉じた。【文:荒川拓輝/写真:荒川拓輝・小西菜夕】

▼永田主将
「(試合を終えて)最後の試合で見に来てくださる方に、この前のような試合をして恩返しをしようと思っていました。相手の佐伯投手の真っ直ぐを捉えきれなかったです。完全に力負けでした。(最後は楽しむという気持ち?)完封で終わることはやめようと話していました。1点を取りきれたのはよかったです。(3年間を振り返って)終わってみれば早かったなと思います。十数年続けた野球の中でも新たな発見や出会いがあった3年間でした。(主将でしんどかったことは)意見が割れたり、勝つことができなかったときは采配面でも悩むことがありました。意見を聞き入れないと聞いたときは苦しかったです。(一番の思い出は)やっぱりこの前の諸木の本塁打です。4年間で一番印象に残っています。(他の4年生によると仲間の存在が大きかったと言うが)そうですね。最初の方から仲がよかったです。辞めたかったという部員も知っています。この学年じゃなかったら辞めているという話も聞いたことがあります。(後輩に向けて)最後の1年間は学生野球が最後になるので、悔いなくやってほしいです。主将や幹部になった子はチームを引っ張る上で苦しいこともあると思います。上が迷ってしまうと組織としてよくないので軸を持ってほしいと思います」

▼中川恒汰(人4)
「(3年間を振り返って)最初の2年間は正直野球をやっていませんでした。ただグラウンドに来ただけだったり、やらかして掃除をしていたり、チームに迷惑をかけていました。最後の1年間は真剣にやると決めました。迷惑をかけていたのに受け入れてくれた方に感謝しています。順位は4位ですが、最後はみんなで楽しめて野球ができたのがよかったです。(今後に向けて)なんでも楽しんだら結果は出るし、しんどいときも楽しもうと思いました。後輩たちにも楽しんで野球をしてもらいたいと思います」

▼立石
「(今日の試合を振り返って)相手を打てない中で自分が2本打てたのはよかったです。バッティングはよかったですが、このリーグ戦を通じて守備では迷惑をかけました。そこの部分を合わせてもバッティングで貢献できたのはよかったです。(今リーグの調子は?)ファーストは西本や福山の調子がよくなく、ファーストの練習をしました。試合に出るために試行錯誤しました。(今リーグは左前安打が多いが)このリーグは多いですが、それまではあまりなかったです。このリーグからバットを短く持ってコンパクトに振ることを意識していて、ボールをよく見られていたことが要因だと思います。(3年間を振り返って)僕は入ってからも、辞めるとか留学行くとかでチームに迷惑をかけていました。最初は試合にも全く出られませんでしたが、最後の1年野球に向き合いました。最後こういう結果を出せたのはよかったです。腐らずに、諦めなくてよかったです。(後輩に向けて)しんどいこともあると思うけど、諦めないでやれば最後リーグ戦で活躍できるということを見せられたと思うので、諦めずに頑張ってほしいです」

▼巽陸人(経4)
「(3年間を振り返って)怪我に泣かされた3年間でした。元々野手でしたがピッチャーをしてみないかと言われてピッチャーをしましたが、肩を怪我して投げられない状態でした。(どういう意気込みでこの部活に入ったか)野球をやるならしっかりやりたいと思っていました。練習は早く起きるのがしんどかったです。(後輩に向けて)頑張れ!」

▼福山
「(3年間を振り返って)楽しかったです。(しんどかったことは)練習はしんどいことはなかったです。ひたすら楽しむことをモットーにやっていました。(1本放った本塁打について)あれは忘れられないです。あれで止まってしまったというのもありますが、忘れられない一打でした。個人の思い出ではあれが一番です。チームの思い出では諸木のホームランが一番です。(最後の打席について)正直ホームランを狙っていました。最後は思い切って振って終わろうと思っていました。でもフォアボールは僕らしいですね。代打で出続けてほとんどフォアボールとデッドボールだったので自分らしく終われたかなと思います。(後輩に向けて)楽しむだけでは勝てないと分かったと思うので、時には厳しく。でも楽しむことは忘れずに頑張ってほしいと思います」

▼濱崎
「(3年間を振り返って)正直物足りなかった3年間でした。全国大会に出たいという思いで入ってきたので、その目標を達成できなかったことは悔しいです。(守備の強みについては)打球判断については1歩目の速さは誰にも負けてないつもりです。バッターを見て、飛ぶところを予測してポジショニングを取ることが強みでした。(一番の思い出は)2年連続で最終戦に関学大に勝てたことです。(後輩に向けて)誰にでも輝ける場所はあると思うので、それを見つけて後悔なくやってほしいと思います」

▼小倉
「(3年間を振り返って)自分も野球に対するモチベーションが高かったわけではなかったです。でも、仲間に恵まれて続けてこれたと思います。楽しかったです。(どんな思いで打席に立ったか)守備の関係でバタバタしていて立ちました。気持ちの準備は微妙でした。(後輩に向けて)残り1年あるのは自分にとっては羨ましいです。後悔ないように頑張ってほしいと思います」

▼今井怜央(人4)
「(3年間を振り返って)しんどいこともありましたが楽しかったです。(最後のリーグを振り返って)納得は本当にいってないし、できることならもう1回やりたいというのが本音です。2年生のときにチームに貢献できた達成感があります。それを続けられなかったことは悔しいです。(守備では再三好プレーを見せていましたが)守備は全体通してよかったなと思います。(後輩に向けて)僕がいた3年間は上に進むことができず、ずっとリーグ戦で終わっていました。後輩には関西選手権や全日本選手権に進んで欲しいなと思います」

▼松本侑樹(安全4)
「(3年間を振り返って)僕は野球をやっていなくて、野球は全然できませんでした。その中でプレッシャーもありました。周りより劣っているから余計にストレスを感じていました。その中で最後まで楽しいと思えたのは同期のおかげです。正直野球はめちゃくちゃ嫌いでした。引退したらしないと思います。それでも野球部に入りたいなと思ったのは同級生と一緒にいれるのが楽しかったからです。同期にはありがとうという気持ちがあります。(思い出は)練習は毎回楽しかったです。いい奴らばっかりで仲間に恵まれていました。(後輩に向けて)後輩にも相当お世話になりました。野球に関することは濱田君(凌平=経3)にたくさん教えてもらいました。野球だけじゃなく、仲間との時間も大切にして笑顔で終われるようにしてほしいです」

▼後藤将太(シス理4)
「(3年間を振り返って)僕は1年生の秋からベンチに入っていました。守備も打撃も下手くそですが、足が速かったので代走枠でいました。でもいい結果が残せず、最後はベンチを外れました。最初はうまくいって楽しかったけど最後は悔しいという思いもあります。総じて楽しかったです。(連盟委員では)学生連盟では年配の方と連携を取らないといけなく、意見の相違もよくありました。そこは学生連盟委員で力を合わせて意見を持っていくことに苦労したことを覚えています。(後輩に向けて)最後は楽しくやったら何事もいい結果が出てくると思うので、楽しんでもらいたいです」

▼西尾
「(3年間を振り返って)僕は1年生の秋に怪我をしてしまいました。大学で初めて大きな怪我を経験して、3年生では投手リーダーをしました。メニューなどを決めさせてもらいましたが秋は防御率が悪かったです。ピッチャー陣でいろいろ考えて練習して、今リーグに挑みました。上のステージに進めなかったことは残念ですが、楽しく野球ができてよかったです。(リーク戦を振り返って)立命大戦では満塁で登板したのですが、ランナーを返してしまいました。絶対抑えようとしていましたが、点数を取られてしまいました。後悔が残りますが、最後の試合で0に抑えられて良かったです。(後輩に向けて)来年はいいピッチャーが残っているので投手陣には特に頑張ってもらいたいと思います」

▼森田

「(3年間を振り返って)僕は2年の秋から入ったので、他の4年生の半分しか野球はできていませんが、今までの野球人生の中で1番楽しい時間を過ごせたと思っています。(関大準硬での一番の思い出は?)去年の春リーグの同大戦。リーグ戦初先発で勝てたこと。(後輩に向けて)学生野球は最後になると思うので、悔いの残らないようにやりきってほしいです。応援に行くので、必ず全国へいってください」

▼長谷川綜大(政策4)

「(3年間を振り返って)スーツで授業に行くのが嫌でした。(関大準硬での一番の思い出は?)リーグ戦集団遅刻。(後輩に向けて)ご健康に過ごしてください」

▼小林虎之介(安全4)

「(3年間を振り返って)大学から本格的に投手を始めて、最初はストライクも入らなく、試合にも出られないことが多かったのですが、3年生になってからの秋のリーグ戦で始めて公式戦に出させてもらえて、とても良い経験ができました。3年間、投手としてやり切ることができたので良かったです。(関大準硬での一番の思い出は?)1年生のときの、鹿児島合宿のダグリラン(10km走)で1位でゴールしたことです。野球の能力は他の部員に負けていたので、走ることだけは負けないようにしようとしていて、その中で1位になれたので、とても印象に残っています。(後輩に向けて)試合に出れなくて、野球が面白くないと思ってしまうようなこともあると思いますが、努力を続けていれば、いつかは結果がでてくると思うので、どんなことでも諦めずに頑張ってください」

▼吉田

「(3年間を振り返って )1番に思うことは楽しかったです!けどもっとこのメンバーで試合がしたかったです!(関大準硬での一番の思い出は?)このメンバーで高槻グランドで練習したことです(後輩に向けて)後悔ないように毎日を楽しんで!」

▼小玉

「(3年間を振り返って)なによりこのメンバーで野球ができて楽しかったです。3年間を通してリーグ優勝を成し遂げることは出来ず悔しい思いが多かったですが悔いはないです。弱小やけど最高のチームやったと思います。(関大準硬での一番の思い出は?)関学戦の大高(諸木)のサヨナラ満塁ホームランです。野球人生であんなドラマみたいな勝ち方をしたのは初めてで、鳥肌が止まりませんでした。(後輩に向けて)あと1年後悔ないように頑張って!!」

▼諸木大高(社4)

「(3年間を振り返って)同期に恵まれ楽しい中にも真剣に野球が出来た。(関大準硬での一番の思い出は?)関学大戦でさよなら満塁ホームラン打てたこと。(後輩に向けて)何かを極めるには特には取捨選択が必要なので、今自分に大事なことを見極めてください」

▼谷村

「(3年間を振り返って)充実した3年間でした。良い先輩、後輩に、どんな時でもこころ強い応援をくれたリーダー部にチア、カンスポの皆様に支えていただいたおかげで苦しい時も辛い時も楽しく過ごすことができました。(関大準硬での一番の思い出は?)2年生の春季リーグ戦でホームランを打ったことです。なかなか思うような結果が出ない中、期待して試合に出してくれた上回生に応えることができ、その時の主将であった東條さん(光希=22年度卒)を初め、たくさんの言葉をかけていただいたことは忘れられません。(後輩に向けて)最後の一年間はチームの運営に就職活動など、忙しいとは思います。しかし、最後に悔いなく楽しかったと言えるように今出来ることを精一杯頑張ってほしいです。仲間同士助け合い、関わりのあるすべて方々に感謝の気持ちを忘れずに一年間過ごして下さい」

▼西本

「(3年間を振り返って)あっという間でした。先輩・後輩・同期に恵まれた準硬生活だったなと感じています。(関大準硬での一番の思い出は? )2年秋の関学戦、代打タイムリー3塁打は忘れられないですね。(後輩に向けて)助け合うことを忘れずに!チームで戦っていることを忘れずに!」

▼松下有樹(法4)

「(3年間を振り返って)自分の野球人生であまり経験したことがないメンバー外になったりと、準硬の3年間ではさまざまな経験をすることができ、有意義な時間を過ごせました。(関大準硬での一番の思い出は?)準硬での1番の思い出はみんなと過ごした日々です。(後輩に向けて)本気で野球に打ち込める最後の期間だと思うので、悔いが残らないようにやり抜いてください」

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