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◇女子第57回関西学生リーグ戦◇第3戦◇対阪大◇4月17日◇関西大学アーチェリー場◇

【試合結果】
[50㍍競技]関大928―733阪大
[30㍍競技]関大1003―883阪大
[G.T(グランドトータル)]関大1931―1616阪大
※メンバー5人中、上位3名の記録

ここまで、安定の強さを発揮し続けている女子。今戦でも白星をつかむべく、阪大と一戦を交えた。今回は体調不良で参戦できなかった中光由陽(文2)の代わりに、宮本蘭主将(法4)が出場。頼もしい後輩たちとともに、勝負に臨んだ。

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競技前半、50㍍。1エンド目から3人が50点以上の高得点を記録し、好スタートを切った。その後も、コンスタントに高得点を出し続ける。中でも活躍を見せたのが、初戦で自己ベストを更新し、リーグ戦で成長を続けている佐竹稚奈(人2)だ。毎エンド50点以上はさることながら、55点以上を4度も記録。32射計で329点という好得点をたたき出し、見事50㍍の自己ベストを更新した。波部日葵(政策2)も、常時50点以上をキープ。最終エンドは惜しくも50点に届かなかったが、36射で307点。高得点で、チームの土台となった。一方、相手のスコアはあまり伸びてこない。前半終了時点で200点近い点数をつけ、順調に後半の30㍍競技へと移った。

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△宮本主将
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△佐竹
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△波部

後半に入っても、佐竹と波部は高得点を量産。しかし佐竹は、「ちょっと調子が悪かった」と、あまり納得のいかない様子を見せた。前半の50㍍が高得点だった分、プレッシャーに襲われてしまう。高得点ではあるものの338点と、佐竹としては課題の残る点数となった。佐竹と波部に加え、松田和瑚(文1)もチームに貢献する行射を見せる。1エンド目を54点、2エンド目を53点で終えると、そこから徐々に調子を上げていく。後半3エンドでは、毎回57点を記録。36射で333点と、30㍍ではチーム内2位の好スコアとなった。松田は50㍍、30㍍ともにここまでの3戦で最も良い得点に。大学入学後すぐの公式戦で、先輩たちの背中を見ながら確実に成長を遂げている。平井阿佐美(文3)も後半にかけて勢いをつけ、55点以上を相次いで記録。まだまだ本調子とはいかないものの、試合後にも練習を欠かさない平井。今後に期待できそうだ。

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△松田
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△平井
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佐竹、波部、松田の3名が上位となり、今試合でも安定の快勝。佐竹は、リーグ初戦以来2度目の自己ベスト更新となった。今リーグ初出場の宮本主将は「みんなとできて楽しかった」と、笑顔で振り返る。中光が不在でどこか不安感が漂う中、笑顔と掛け声で後輩を支えた宮本主将。唯一の4年生として、しっかりとチームを勝利へと導いた。男子同様、ここまで負けなしの関大。勝利を重ねるべく、来週は甲南大との勝負となる。さらなる成長を遂げ、次戦でも必ず勝利をつかむ。【文/写真:横関あかり】

▼宮本主将
「先週の反省をみんなこの1週間で調整して、なんとか持ってきてくれたので、その点は良かったなと思います。(先週と比べて、チームの調子)正直なことを言うと、3人ぐらいは調整に入って射型を変えたりしていたので、ベストな状態で臨めたかと言われると、そうじゃなかったです。でもその中でもみんな頑張ってくれましたし、佐竹は本当に点数を上げてきてくれたので、ベストではないにしろ、今の関大の1番いい状態で臨めたかなとは思います。(試合に出ると決まった時の心境)中光が(体調不良なので)心配だというのが1番でした。私自身、試合回数はあと残り少ないし、あと少しで引退になるので、その中の貴重な1試合に出られたのはすごくうれしかったし、みんなとできて楽しかったです。(来週までにチームで修正したい点)今調整している子は、それを完全に近づける。あとみんな、高い点をうった後にちょっと緩んで点が下がってしまうというのがあるので、楽しみつつも緊張は残したまま、落ちることなく後半になるにつれてずっと上げていけたら1番いいかなと思います。(次戦への意気込み)次も、普段通りみんながやってくれたら絶対に勝てる試合だと思うので、ベストを尽くして全力で勝ちたいです」

▼松田
「今日は天気が良くて、風もあまりなくて、結構うちやすいなと思いながらうちました。(自身の調子は)先週とその前はあまり調子が良くなくて、コーチに教えてもらって4日間ぐらい近射をしていたので、距離をうち始めてまだ3日ぐらいでした。近射やフォームを見てもらったのが効いて、自分の中でもいい射型でうてたのではないかなと思います。最後に惜しいなというところはあったんですけど、自分の中では結構頑張ったなと思います。(見つかった課題)途中で監督に、思い切りうてていないと言われたので、もう少し自信を持って、大きくうてるようにしたいなと思っています。(次戦への意気込み)来週は今よりも点数を出してフォームも完成させて、挑みたいと思います」

▼佐竹
「50㍍がびっくりするぐらいあたっていて、緊張もしたんですけど、あて続けられました。途中で1回、全部(の矢が的の)赤に行ってしまった時があって、その時に総監督が「今こうなっているよ」というのを客観的に教えてくださったので、持ち直して50㍍はうまくいったかなという感じがします。(30㍍は)このリーグ戦の前回までの2戦を考えると、340点ぐらいは出ていたので、ちょっと調子が悪かったかなと思います。670点が自分が目指していたところでもあったので、それに王手がかかっているぞというのがすごくプレッシャーで。今日は中光もいなかったので、リラックスしきれなくて、30㍍はうまくいかなかったです。(来週までに修正したい点)もちろん50㍍の精度を上げるということもしていきたいんですけど、やっぱり高得点に慣れていくというのが大事だと思っています。自分は670点台を目指していけるんだというのが今日分かったので、高い点をうってもそれが普通なんだと思えるように、点取りを中心に練習していけたらいいなと思います。(次戦への意気込み)自分的には今、試合で自己新が出ている状態なので、その勢いを止めずに、次回は670点に乗せられるように頑張って練習していきたいと思います」

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