◇女子第57回関西学生リーグ戦◇第1戦◇対京産大◇4月3日◇関西大学アーチェリー場◇
【試合結果】
[50㍍競技] 関大900―769京産大
[30㍍競技]関大1009―936京産大
[G.T(グランドトータル)] 関大1909―1705京産大
※メンバー5人中、上位3名の記録
午前の男子に引き続き、午後からは女子のリーグが開幕した。今年も王座出場を目指すべく、5週にわたる戦いに臨む。昨年の王座メンバーである平井阿佐美(文3)、波部日葵(政策2)、佐竹稚奈(人2)、中光由陽(文2)の4人に加え、ルーキーの松田和瑚(文1)も出場。期待大のメンバーで、初戦に挑んだ。わずかなミスは見られたものの、終始高得点をキープ。快勝を収め、幸先のいいスタートを切った。
お互いにコミュニケーションを取り、リラックスした雰囲気で競技開始。50㍍競技1エンド目から、波部が56点という高得点をマーク。他のメンバーも、序盤からいいリズムであてていった。しかし3エンド目、チームの主軸である中光がまさかの37点にとどまる。だが他の4人全員が50点以上を出し、佐竹は57点の好記録。互いに補うチームプレーを発揮した。
次第に雨も強まり、50㍍競技後半にかけてやや失速したものの、大きな崩れは見られない。佐竹は6エンド全てで50点以上を記録し、チームを支えた。6エンド終了時点で、上位3人の結果は900―769。大差をつけてリードし、後半の30㍍競技に移った。
30㍍競技でも佐竹の勢いは止まらず、1エンド目から59点を記録。さらに試合前半不調だった中光も58点をたたき出し、勢いを取り戻した。メンバー内最高学年の平井も、55点以上の高得点を安定的に記録する。1年生の松田も毎エンド50点以上を出し、今後の期待を高めた。
まさに「安定」。佐竹が自己ベストを大きく更新するなど、初戦からメンバー全員がハイレベルな行射を繰り広げた。上位は佐竹、波部、中光の3人となり、最終結果は1909―1705と圧勝。「後輩たちがベストを尽くしてくれた」と宮本蘭主将(法4)も振り返る。次戦は龍大との一戦だ。王座出場を見据え、必ず勝利をつかむ。【文/写真:横関あかり】
▼宮本主将
「初戦だったんですけど、後輩たちがベストを尽くしてくれて、自己ベストを出してくれた子もいて、圧勝できたので本当に頑張ってくれたなと思います。(チームの雰囲気は)初めての公式戦だったので、いつもよりは少し緊張感がありました。それでもいつも通りなごやかに、和気あいあいとできたかなと思っています。(課題は)途中で1点や4点をうってしまったり、時間が足りないことがありました。そういうちょっとしたミスをなくしていけたらいいなと思います。(残り4戦の意気込み)この調子で残り4戦も勝って、絶対王座に行きたいと思います」
▼佐竹
「雨が降るとか、想定外のことがあったんですけど、基本的には落ち着いてうてたかなと思います。(自身の調子は)すごく良かったです。自分でもびっくりするぐらい点数が出て、その点数が出たことにも焦らないし、淡々とうてたので、調子は良かったと思います。(調子が良かった要因は)(練習で)うつ本数が増えたのが大きいかなと思います。あと、リムの傾きが気になっていたんですけど、他の人とは違う直し方を教えてもらいました。「あ、こういうのなんだ」というのがしっくり来たので、うまくいったのかなというのはあります。(改善点)30㍍のほうが、動きが少し小さくなりがちというか、しっかり狙っていける距離だからこそ、狙いすぎるところがありました。そこをもう少しラフに考えてやっていけたらいいかなと思います。(次戦への意気込み)王座に向けていい勢いがつけられるように。最終戦が近大で苦しいところもあるんですけど、しっかり頑張っていけたらなと思います」
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