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◇令和4年度関西六大学連盟春季リーグ戦第3節◇対神戸大1回戦◇3月31日◇わかさスタジアム京都◇

神戸大000 000 000 0=0

関 大000 000 000 0=0

(関)山下、所、西尾―谷村

(神)太田―山口

1(遊)福留

2(中)加藤

3(指)西本

4(左)諸木

5(捕)谷村

6(一)立石

7(右)中川

8(三)日高

9(二)小玉

接戦が続くものの、あとひとつで勝ち切れず未だ勝ちなしの関大。何としてでも今リーグ初勝利をつかみ取りたい。

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先発を務めた山下晧司(化生2)は初回からストライク先行で攻める。5回まで毎回2奪三振と圧巻のピッチング。振り遅れている相手に対してストレートを投げ込み、三振の山を築いた。

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山下

好投を続ける山下に応えたい打線だが相手先発・太田を打ち崩せない。「力が完全に伝わるポイントで打てなかった」。芯で捉えるも、打球は伸び切らず。凡打で終わる打席が続く。出塁したのは死球1つのみと相手のペースにのまれる。

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△谷村駿也(人3)

6回まで順当に0を並べてきた山下だが、7回は強まった雨に狂わされる。「雨は苦手」。これまで決まっていたストレートが抜け始める。四死球と暴投が重なり、2死二、三塁のピンチを迎える。だが「雨の中でも1番制球ができた」と語るツーシームを上手く使い、切り抜ける。相手に先制点を与えなかった。

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小玉一輝(商3)

その裏、先頭の加藤陽也(人2)がチーム初安打で出塁。続く西本有希(情3)が犠打で進め、得点圏のチャンスを作る。しかし、後続は倒れ先制とはならなかった。

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加藤
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8回からマウンドに上がったのは今リーグ、好投を続ける所知樹(安全2)。9回には三者連続三振を奪い、チームのサヨナラ勝利を待った。

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その裏、代打の濱崎悠希(人3)が安打を放ち出塁。その後はチャンスを演出するもあと1本が出ず。試合は延長戦に突入した。

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△濱崎

10回は相手の失策から1死二塁とサヨナラのチャンスが舞い込んだ。ここで登場した代打の永田夏樹主将(人3)は四球を選ぶ。1死一、二塁で続いて代打を送られたのは山本遼太郎(文2)。あと1本で勝利という状況に関大ベンチは大きな盛り上がりを見せる。しかし、捉えた打球は惜しくも三塁手正面に。併殺打となり、大会規定で引き分けに終わった。

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西尾龍人(情3)
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△永田主将
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前試合に続き勝ち切れなかった関大準硬。この試合を終えて勝ち点は2。他の私立大に大きく突き放されている。なんとか1勝を手にし、次節に弾みをつけたいところだ。【文:荒川拓輝/写真:荒川拓輝・小西菜夕・石井咲羽】

▼永田主将
「(試合を終えて)7回に初安打で、6回までは死球だけと苦しい極まりないです。ヒットが出ないとこういう展開になります。工夫どうこうという話でもありませんでした。1ストライク3ボールのような優勢のカウントが何回かありました。そこで相手のプレッシャーになる打球を打てませんでした。そこまで速くない相手ピッチャーの球に前で打ってしまいました。自分の打ちたいポイントで打つことができませんでした。(相手投手はどこがよかったか?)フォアボールを勝ち取れなかったです。逆にいれば3ボールのカウントでゾーンに投げられていたと思います。ヒットが出ないならフォアボールを狙いにいく、バントヒットを狙いにいくという発案が早くからできたらよかったです。(捉えた打球が多かったように見受けられたが)芯には当たっていましたが、相手の球速は速くなく、飛びにくかったです。ポイントが前で、力が完全に伝わる所で打てていませんでした。(明日に向けて)4試合終わって勝ち星がないのは正直苦しいです。でも望みあるとすれば6つ勝ち続けるだけです。今日は完投されているので、相手にピッチャーはたくさん残っていると思います。早めに引きずり下ろして、主導権を握っていきたいと思います」

▼山下
「(試合を終えて)相手は真っ直ぐに振り遅れているから真っ直ぐでどんどんいきました。前の課題であったインコースも使えて、ピッチングとしてはよかったと思います。雨が降り始めた7回以外はほぼストライク先行でいけました。三振も結構取れて、流れを呼び込めたと思います。(雨は苦手?)2回ほど雨の試合で投げたことがありますが、両方ともぱっとしませんでした。(次の登板に向けて)神戸大の選手は真ん中の真っ直ぐに降り遅れていました。でも関学大とかは真っ直ぐには食らいついてきます。もっと真ん中のインコースを使えるように練習したいと思います」

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