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◇令和4年度関西六大学連盟春季リーグ戦第2節◇対立命大1回戦◇3月24日◇わかさスタジアム京都◇

関 大000 000 000=0

立命大030 000 00X=3

(関)山下、西尾―谷村

(同)土井、池田和―吉村

1(指)加藤

2(中)吉田

3(一)西本

4(左)諸木

5(捕)谷村

6(遊)福留

7(三)今井

8(右)中川

9(二)濱田

開幕戦では終盤に逆転負けを許した関大準硬。何とか今リーグ1勝目を手にし、弾みをつけたい。先発は第1節では登板が無かったエース・山下晧司(化生2)が務める。昨秋王者の立命大に挑んだ。

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2回表、先頭の谷村駿也(人3)が死球で出塁。続く福留凉平(商1)は中前安打を放つ。臨時代走で出場していた諸木大高(だいすけ=社3)が三塁を陥れる好走塁を見せ、無死一、三塁。昨秋最多勝の土居相手に絶好のチャンスを作った。しかし、その後は相手が得意とする緩い球に惑わされる。先制点を奪うことはできなかった。

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諸木

初回を無失点に抑えた山下だったが2回にピンチが訪れる。1死から安打を許すと球が高めに浮き、四球で得点圏に走者を招いてしまう。その後は「インコースを攻めきれなかった」。外の配球中心となった自慢のストレートを逆方向にはじき返された。相手のコンパクトなバッティングから連打を浴び、3点の先制を許した。

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△西本有希(情3)

3回以降は山下が好投を続ける。ストレート主体だったピッチングをツーシーム主体に変更。このツーシームは昨年の秋リーグ以降に習得した新球種だ。新たな武器を有効活用し、打たせて取る投球を実現。テンポの良いピッチングで味方の反撃を待つ。

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山下
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中川恒汰(人3)

土居のピッチングに苦戦していた関大打線だが、相手投手が変わった8回に大きなチャンスが訪れる。相手の制球が定まらず、2者連続四球で1死一、二塁。ここで迎えるのは4番・諸木。一発出れば同点の場面。追いつめられた相手投手にフルスイングで応える。捉えた大飛球は左翼手後方に。「入れ、入れ」とチームメイトが叫ぶ。しかし、無情にも打球はポールの左に。ベンチからはため息が漏れた。その後は反撃することができず。完封負けを喫した。

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諸木
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△西尾龍人(情3)

開幕2連敗を喫した関大準硬。昨秋リーグ最高打率を記録した打線も影をひそめた。リーグ戦上位勝ち抜けに向け、1試合も落とせない。まずは、次戦。今リーグ初勝利をつかみ取る。【文:荒川拓輝/写真:荒川拓輝・小西菜夕】

▼永田夏樹主将(人3)
「(試合を振り返って)山下の速い球に対して、相手は合わせる器用なバッティングをしてきました。こっちは相手のスライダーや低めのチェンジアップに手が出てしまったのでそこで別れてしまったと思います。チャンスは作れていました。低めの球を見逃す力が試合を通してできなかったので、楽なピッチングをさせてしまいました。山下に関しては7回まで投げてアクシデントもありながら3失点に抑えてくれました。(山下の調子は)3点を取られた2回はちょっと球が高かったです。6、7、8回のテンポの良いピッチングをどうやって頭の回からやるかが課題だと思います。(土居投手を攻略する作戦はどうだったか?)変化球でもストレートでもカウントを取ってくるので、球種を絞るのではなくゾーンを上げていこう。低めを捨てていこうと話していました。でも、キレが良くて手が出てしまっていました。低めを捨てきれなかったのが1番の敗因です。(明日に向けて)2つ負けてしまって2位に入るには1つも落とせないです。明日は森田(大樹=情3)が先発ですが、今日以上に苦しい展開になると思うので、打線が助けてあげないといけないです。初戦の同大戦のような点の取り方ができればいいと思います」

▼山下
「(試合を振り返って)立命大は秋リーグでは打たれて、今日は1巡目も2巡目は真っ直ぐを逆方向にコンパクトに打たれました。インコースを攻めきれなかったのが2回に3点取られた要因です。本当は1点で止めたかったが、相手に流れがいってしまった。それ以降は配球を切り替えました。ツーシーム主体で投げてピッチングスタイルを変えたのが3回以降は上手くいきました。その配球を序盤からできたらよかったなというのが悔しい点です。(序盤はストレートを狙われていた?)はい。逆方向に狙われていました。ツーシームを使おうと思っていたが自分は真っ直ぐのピッチャーなのでツーシームばかりというのは頭になかったです。追い込んでツーシーム、強打者に初球ツーシーム。軸は真っ直ぐですがインコースに決めきれなくて、外の球をシャープに振りぬかれました。(課題は?)やっぱりインコースを使わないといけないです。今日みたいにコンパクトなバッティングをされてしまう。インコースと低めを投げきる。もうちょっと配球を勉強して、序盤からツーシームを使っていこうと思います」

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