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◇藤原慎一杯2021年度大阪府学生男女選手権大会◇対大国大Bほか◇12月18日◇大阪経済法科大学◇

【Aチーム1回戦】対大国大B
[第1セット]関大A24―26大国大B
[第2セット]関大A25―21大国大B
[第3セット]関大A15―10大国大B
[セットカウント]○関大A2―1大国大B

【Bチーム1回戦】対大経法大B
[第1セット]関大B20―25大経法大B
[第2セット]関大B19―25大経法大B
[セットカウント]●関大B0―2大経法大B

【Aチーム2回戦】対大産大A
[第1セット]関大A17―25大産大A
[第2セット]関大A23―25大産大A
[セットカウント]●関大A0―2大産大A

4年生が引退し、新体制が始動。関大からは2チームが出場した。Aチームは2回戦、Bチームは初戦敗退と両チーム2日目へ進むことはかなわなかったが、新たな戦力の台頭や多彩なコンビネーションを用いた攻撃など、来年度に期待がかかる締めくくりとなった。

IMG_2280-scaled-e1640038986885-297x200 新体制始動!来期に期待寄せ今年を締めくくる
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第1試合はAチーム。1セット目は序盤から拮抗(きっこう)したい展開が続いた。陰下雄太(情2)と池田勇太郎主将(法3)がサービスエースを決め、川合涼太(人1)がセンターからの速い攻撃で得点。徐々にリードを広げたが、相手のピンチサーバーに2連続サービスエースを取られ流れを持っていかれる。後半で逆転されてしまい、デュースの末セットを落としてしまった。しかし、第2セットでは安平瑠也(商1)のブロックで先制し、川合と金子玄(人2)のパイプ攻撃で好調な立ち上がりを見せる。岡田大雅(経3)が攻守ともに活躍し、多彩な攻撃で相手を翻弄(ほんろう)。リードを保ったままセットを取り返した。リズムを取り戻した関大は、第3セットも危なげなくゲームを進め15―10で快勝。2回戦進出を決めた。

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△陰下
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△池田
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△川合
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△安平
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△金子
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△岡田
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△金子(左)と隅田

続く試合は1年生が多く出場するBチーム。最初はうまく攻撃がかみ合わなかったが、松井遥暉(シス理1)や神野誠大(安全1)を中心に得点を重ねる。村上莉恩(文1)のブロックで19―20と同点に迫ったが、その後相手が5連続で得点しセットを奪われてしまう。第2セットでは神野のレフトからのスパイクや渡邉慧(しゅうる=人2)のフェイントでブレイク。青谷一樹(安全3)がセンターから決め、神野が強烈なスパイクを叩き込むなど攻め続ける。しかし、相手にブレイクを許し点差が縮まらない。村上が2度ブロックを決め、レセプションの乱れたボールを中村奨(社2)がきれいにトスを上げ攻撃につなげる。終盤、神野が相手レシーバーを吹き飛ばすスパイクを決めたものの、開いた点差を詰めることはできず。連続でセットを落とし、Bチームは1回戦敗退となった。

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△松井
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△神野
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△村上
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△渡邉
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△青谷
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△中村
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△喜多優心(情1)

Bチームの雪辱を果たすべくAチームは2回戦に挑んだ。対戦相手の大産大にはこれまで1度も勝てていないが、怯まず立ち向かう。開始早々4連続失点となるが、金子と安平が交互に取り返していく。川合のサービスエースや岡田と金子のパイプ攻撃、岡田のクイックで同点に。様々なコンビネーション攻撃で得点するも、相手は1歩先を行く。17―25で第1セットを落とした。第2セットは川合のセンタークイックで先制。陰下の攻撃が2度ブロックに阻まれるも、3度目で決め切り粘りを見せた。リベロとして出場していた隅田嵐(社1)からの2段トスを金子がバックアタックで相手コートに叩き込む。池田主将がバックトスと見せかけたツーアタックを決め、ブロックでさらにチームを盛り上げた。強敵相手に有利な展開で試合を進めていたが、終盤で反撃に合う。逆転された後も陰下や岡田が得点したが、惜しくもセットを奪えず、ストレート負けを喫し2回戦敗退となった。

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新型コロナウイルス感染拡大の影響で、本来とは異なった期間で開催された今大会。この試合をもって今シーズンは終了となる。着実に育ってきた若い世代が、冬の練習を経て春に大きく花を咲かせるだろう。【文:小西菜夕/写真:石井咲羽】

▼池田主将
「1試合目の国際戦はみんな少し硬さがあったのかなと思います。ただチームの雰囲気は良かったので、セットを取り返せました。また、急遽安平と陰下のポジションを2セット目から変えて、それが上手くハマったので思い切って変えてよかったです。産大戦は最後の25点を取り切る力が足りないなと感じました。いいバレーはできていたけど、その取り切る力をつけていきたいと思います。ただ、新チームの可能性が少し垣間見えたのでよかったです。(今回出た課題)国際戦でもわかったように、全体的に守備力が春リーグまでの課題だと思います。レセプションのAパスの確率、ブロックの連携が他のチームに比べて圧倒的に弱いと感じました。新チームは高さが低いので、守備の面でそこを補っていきたいと思います。(新チームの雰囲気)全員がチームを盛り上げていて、学年関係なく、タイムの時とかセット間で発言してくれていたのはすごくいい雰囲気だなと思いました。あとは、負けてる時にもっと全員が雰囲気を下げないようにしていきたいです。(これからどんなチームにしていきたいか)これからトレーニングと自主練の期間に入るので、個人のレベルアップ、パワーアップを目標にし、もう一段階強い関大バレー部を作っていきたいと思います」

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