悔しい連敗で9位転落

◇第101回関西学生リーグ前期第3節◇対大体大◇4月29日◇JーGREEN堺◇
【前半】関大0ー1大体大
【後半】関大1ー2大体大
【試合終了】関大1ー2大体大
GK 山田和
DF 桑原、髙橋直、木邨、吉本
MF 川島、谷岡、三木仁、前田龍
FW 菊地、西村真
前節、立命大相手に悔しい敗戦を喫した関大。リーグ優勝に向けて連敗は避けたい今節は、大体大と対戦した。大阪選手権大学予選では6-1と快勝した相手。しかし、大体大も同じ相手に負けじと果敢に攻め込む。関大は先に2点を奪われ、苦しい展開に。FW百田真登(経4)のゴールで1点を返したが、反撃はそこまで。痛い連敗で4月を締めくくった。

前半から攻守が目まぐるしく入れ替わる展開が続く。MF川島功奨(社3)とMF前田龍大(人3)が両サイドから攻め上がるが、ゴールにはつながらない。すると、14分に混戦から押し込まれ、先制点を与えてしまう。


反撃に出たい関大はCKからMF谷岡昌(社4)、DF髙橋直也(商4)と高身長の選手がヘディングを狙うが、決めきれない。30分には、ファーサイドから合わせられたDF髙橋直のヘディングがGKを越え、ゴールインかと思われたが、ギリギリのところで相手DFがクリア。同点とはならなかった。


その後も攻め続け、DF木邨優人(政策3)の正確なロングフィードにDF桑原航太(社1)が抜け出し、クロスもうまく合わせることができず。1点ビハインドのまま試合を折り返した。


後半スタートからFW西村真祈(法4)、FW菊地孔明(人4)と前線2人にボールを集めるが、なかなか打開しきれない場面が多くなる。状況を変えたい関大は一気に3枚代え。FW百田、MF真田蓮司(法1)、MF堤奏一郎(社4)を投入する。




だが、その直後。一瞬の隙を突かれ、失点を許す。残り時間30分程度で2点を追う苦しい展開に。しかし、FW百田のシュートで1点差とすると、さらにその後FW百田が抜け出す。相手はたまらずファウルで止め、主審は相手DFにレッドカードを提示。退場となり、数的優位に立つ。押せ押せムードの中、このファウルで得たフリーキック。ボールの前にはDF吉本武(情4)とMF真田。MF真田が蹴ったボールは枠を捉えたが、相手キーパーがパンチング。ゴールには至らなかった。



終盤にはMF三木仁太(政策2)に代えて、MF古賀楓真(文4)をピッチへ。さらに、GK山田和季(社2)も積極的に攻撃に加わり、全員攻撃で同点弾を狙う。しかし、相手の集中した守りを前に一歩及ばず。1-2で悔しい敗戦となった。



リーグ優勝に向けて防ぎたかった連敗を喫してしまった関大。順位は9位まで転落した。だが、シーズンはまだ始まったばかり。優勝争いに食い込むため、まずは次節。昇格組の桃山大との一戦に臨む。【文/写真:大森一毅】