山根女ハン、インカレ初戦25点差以上つけ快勝

◇高松宮記念杯女子58回全日本学生選手権大会1回戦◇対金沢星稜大◇11月3日◇於・スカイホール豊田
[前半]関大18-6金沢星稜大
[後半]関大19-4金沢星稜大
[試合終了]関大37-10金沢星稜大
愛知の地に各地のトップチームたちが集まった。インカレ初日の1回戦、関大は金沢星稜大と対戦。終始試合の主導権を握って離さず、25点以上の差をつけて快勝を収めた。

関大ボールから始まった前半。いきなり4連続得点をあげた。中心にいる井上真希(人4)にうまくボールが渡ると、相手ディフェンダーを交わしてポストシュート。先制点を獲得した。そして、信夫麻希(経3)のサイドシュートや村田七奈子(法3)のセンターからのシュートでたたみかける。開始序盤に相手チームはたまらずタイムアウトを取る。しかしタイムアウト明けからの関大の勢いは止まらず。井上や小田真子(法1)を中心とした堅いディフェンスやGK大西葵(商2)の好セーブで相手に得点を与えない。開始10分で相手がようやく1点目を獲得した。中盤には戎井琴音(商3)や信夫が立て続けに速攻を決めるなど、開始20分のところで10点差を開ける。そして前半18-6と余裕を持って後半へと試合を折り返した。





後半は開始直後に守備でイエローカードをもらってしまう。しかし直後にはGK大西のセーブや、石坪彩瑛(社2)のディフェンダーを交わしたセンターからのシュートでさらにリードを広げた。後半はパスカットから小嶋彩華(商1)や小田、小畑穂果(人1)が得点するなど、1年生が活躍。また、石坪は前後半を通してコンスタントに得点を決めるなどチームの勝利に貢献した。9点目を取られてからは15分以上得点を許さない好守備も見せる。最終結果37-10と圧倒的な点差で初戦快勝を収めた。




次戦は翌日。3日の結果より対戦相手は筑波大だ。強敵相手となるが勝ちを狙い、明日も全国の舞台に挑戦する。【文:松尾有咲/写真:牧野文音】
▼山根主将
「初めてインカレを経験した子が多かったので、少し緊張していた部分はあるんですけど、後半は自分たちのペースで速攻で得点を重ねていけたので結果的に良かったかなと思います。(一番良かった部分)まずはディフェンスが機能していたことが、失点が少なかったのにつながったと思います(インカレまでに重点的に取り組んできたこと)一番は速攻を強化しようというのをインカレまでやってきて、アップでパスゲームとかを入れて走る習慣やパスを速くつなぐ習慣というのを身につけてきたので、この大会で発揮したいと思います。(次戦への意気込み)明日は結構強いチームと当たるんですけど、まずはこのチームでハンドボールができることを楽しんで、しっかり勝ちきりたいと思います」