インカレ惜しくも3回戦突破ならず

◇第73回全日本学生選手権大会◇女子ダブルス◇10月17日◇於・小瀬スポーツ公園体育館◇
【2回戦】
○仲井・篠原2(21-16 21-13)0石崎・松本(九州国際大)
【3回戦】
●仲井・篠原0(8-21 11-21)吉田・石橋(早大)
先日女子団体では初戦で敗北し、悔し涙を飲んだ。その雪辱を果たすため女子ダブルスに仲井杏花里(人4)・篠原七緒(商2)組が出場した。2回戦では相手を圧倒しストレート勝ちするが、3回戦では格上相手と当たり敗北を喫した。

シード権を獲得した仲井・篠原組は2回戦から出場した。先制点を獲得すると篠原のネット前の攻撃や仲井のスマッシュで得点していく。篠原が激しい撃ち合いをし、仲井が合間でドロップショットやネット前のショットを放ち、点差を広げた。最後は篠原のショットで勝利を掴んだ。2ゲーム目でも篠原がラリーで打ち勝ち、先制点を獲得する幸先の良いスタートを切った。仲井のドロップショットや篠原のスマッシュで得点を重ねていき、リードを保つ。終盤では6連続得点で一気に突き放すと篠原のショットで2回戦を突破した。


3回戦は格上相手との戦いとなった。第1ゲーム、2人の間を抜ける強烈なスマッシュを放たれ先制点を奪われる。そこからミスが重なり3点差に広げられる。お互いにスマッシュを放つが相手に拾われなかなか得点につなげることができない。相手の上からの攻撃に苦しめられ1ゲーム目は10点以上の差をつけられ敗北。2ゲーム目も相手優勢で試合が進む。仲井の鋭い返球で相手は返すことができない。また篠原のサーブで得点を得るなど徐々に得点を入れていくが追いつけず。悔しい3回戦での敗北となった。


仲井にとっては最後の大会となった。後輩に「全員で頑張って欲しい」とメッセージを残す。インカレの戦いは幕を閉じたが、まだまだ戦いは終わらない。春からは新チームで1部リーグを全力で戦い抜く。【文/写真:中山秋桜津】
▽仲井
「(試合を振り返って)1試合目は自分達と同じぐらいの相手で、自分達のプレーが発揮できたと思うんですけど、2試合目は格上の相手で思うようにいかなかったです。1年生の時から出してもらっていてずっとやってきたんで自分がキャプテンのうちに1部に上がることができて、そこからずっと残って、インカレも2年連続出ることができたのですごいよかったです。(後輩に向けて)この先、篠原中心に頼りすぎずに全員で頑張っていって欲しいと思います」
▽篠原
「今日は杏花里(仲井)さんと最後の試合だったので、負けてもちゃんと自分らのプレーを出すということを目標としていたんですけど、初戦は自分が前にガツガツいけて、杏花里さんにすごい決めてもらうというパターンがはまっていてすごく良かったです。でも2回戦目は格上とやるときに引いてしまった部分が出てしまったかなと思います。杏花里さんと最後なので、自分は杏花里さんにいい形で終わらせたらいいなと思ったんですけど。なかなかミスがあったりとか、相手にずっと攻められる形になってしまって、最後自分達のプレーができず終わってしまってすごく悔しいです。(仲井さんへのメッセージ)自分が1年生のときは上の人がいたので組ませてもらえなかったんですけど、自分が自分より強い人と組むのが初めてだったので、自分が最初めっちゃ試合とかで狙われていたときも、ミスとか連発して自分が落ち込んだ時も励ましてくれたのですごく心強かったと思うし、次、下の代と自分が組むときに杏花里さんと組ませてもらったときに自分も杏花里さん見習ってしっかり励まして、ポジティブに頑張れたらいいなと思います」