近大にわずか及ばず。1部2部入れ替え戦へ

◇令和4年度関西学生リーグ順位決定戦◇対近大◇10月16日◇関西大学弓道場◇
【試合結果】
関大123―125近大(全160射)
リーグ戦4試合を2勝2敗で終え、3-4位決定戦への出場となった弓道部男子。一部残留のためにも3位以内を狙いたい一戦であった。相手はリーグ戦で敗戦を喫した近大。結果は、123中と前回対戦時よりも的中を伸ばしたが、わずかに及ばず。リーグ戦は4位となり、1部2部入れ替え戦へと進んだ。

前立は、菅野竣介(シス理4)、西本知生(文3)、髙本真生(法3)、坂田康樹(経4)の4人が先発出場。1立目から全員が初矢をあてると、2本目も的に収める好スタートを切る。菅野は皆中を達成し、チームは11中を記録した。続く後立では、大下拓真(シス理3)、森本修一(法3)、佐々木大河(法2)、林が出場を果たす。大下、佐々木、林が3中を出し、1立目の両立の合計的中は21中。2中のビハインドとなった。


2立目では、後立が奮起する。大下、森本、佐々木が皆中を達成すると、林も1本目こそ外してしまったが、その後は3本連続で的中。後立15中、両立合計で27中の好成績を収めた。しかし、相手も一歩も譲らず27中を記録。的中差は変わらないまま2立目を終えた。


3立目でも、全員が半矢以上を記録し、森本は2立目に続き連続皆中を達成。決して悪くない結果を出したが、相手がそれを上回り、さらに差を広げられた。


少しでも的中差を詰めたい4立目。この場面で、門口陽樹(社2)をリリーフで投入する。この立でも前立12中、後立13中と安定した行射を見せ、相手との差を1中縮めた。


迎えた最終立。3中差と逆転の可能性も十分にあるだけに緊迫感が張りつめる。ここで、リリーフとして髙橋優介(法4)が出場。前立は髙本の皆中などで何とか粘りを見せ、11中を記録する。後立は、森本、佐々木、林が皆中を達成し、この日2度目の15中となった。だが、相手も最後まで崩れることなく25中。最終的に2中差まで追いつめたが、振り切られ敗戦となった。


この結果により、1部2部入れ替え戦への出場が決定。「1部の意地をしっかり見せられるような試合にしたい」と足立主将。総力戦で18年の昇格以来、守り続ける1部の座を来季にもつなげる。【文/写真:大森一毅】

▼足立主将
「悔いの残らないように練習から一生懸命引いていこうとメンバーには話していました。今日、近大さんに負けたことはしっかりと受け入れてあと1週間準備していくしかないと思っています。(試合を振り返って)負けはしましたが、個人では森本が初めてのリーグ戦で20射引き切ったことは収穫だと思います。チームとして見ても、後立は前半10中が出たりしていたけど、後半は崩れずに最後15中が出せた点は良かった点だと思います。(今後に向けて)入れ替え戦は、勝つしかないと思っています。ただ勝つだけでなく、1部の意地をしっかり見せられるような試合にしたいです」