[FC2008]打ち合い制し、全社初戦突破!

◇第58回全国社会人選手権大会1回戦◇対ベルガロッソ浜田◇10月15日◇志布志しおかぜ公園多目的広場C◇
【前半】関大FC20081-2ベルガロッソ浜田
【後半】関大FC20082-0ベルガロッソ浜田
【試合終了】関大FC20083-2ベルガロッソ浜田
▼スターティングメンバー
GK 吉岡
DF 黒田、中島康、宮武、槙山
MF 津島、芝元、加藤、衣川
FW 糸井、宮尾
▼得点
18分 DF槙山(FW糸井)
21分 失点
34分 失点
46分 DF宮武(DF槙山)
80+5分 FW片岡(MF大渕)
全国初戦突破だ!3年ぶりに出場を決めた全国社会人選手権大会(全社)で、関大FC2008(FC)が1回戦突破を果たした。前半から関大の時間を多く作るとDFDF槙山佳佑(政策4)が先制。カウンターとCKから2点を失ったものの、後半早めの時間帯に同点に。均衡した状態が続いていたが、修正した守備がはまり1人優位な状態に。後半終了間際にFW片岡慎太郎(社4)が勝ち越し、初戦突破。16日の2回戦では優勝候補の一角、沖縄SVと対戦する。

試合は立ち上がりから関大がボールを握る展開。DF槙山が積極的に仕掛けると、MF加藤優太(安全4)やFW宮尾浩幸(4)が抜け出しを試みるが、シュートまでいけない。CBのDF宮武隼人(社3)やDF中島康裕(経2)が試合を落ち着かせ、関大の攻撃が続いた。


そして、前半17分。ゴール前で何度も攻撃の形を作ると、DF黒田翔太(社3)のボールにFW糸井岬(4)がヒールで合わせ、最後はDF槙山。関大が先制に成功した。

しかし、前半21分にカウンターでサイドを崩され失点。34分には相手のFKがゴールポストに当たってそのままゴールに。より多く攻撃の形を作りながら、相手の決定力に屈し、1ー2のビハインドで試合を折り返した。

後半はやや相手に押される展開。それでも開始6分でDF槙山のCKからDF宮武が頭で押し込み追加点。何度もチャンスを作っていたCKを3度目の正直で仕留め、同点に追いついた。その後は拮抗(きっこう)した展開が続いたものの、ピンチをしのぎ同点のまま時間が過ぎた。

なんとか流れを変えたい関大は、後半30分にFW片岡とMF山中亮弥(文2)を投入。後半から修正してきた守備でチャンスをつくると、相手GKがレッドカードで退場に。その後のゴール前のFKは枠の上に外れ勝ち越しとはならなかったものの、関大が1人有利の状況を作った。
アディショナルタイムは5分。なかなか決めきれない時間が続いたが、MF大渕颯太(法1)のクロスにFW片岡が飛び込み勝ち越し。これまで全社では初戦敗退が続いていたが、初戦土壇場で3点目をもぎ取り、2回戦進出を決めた。



歴史的勝利を収めたFC。2回戦では元日本代表などを擁する強敵が待ち受けるが、全員の力で突き進む。【文/写真:牧野文音】
