秋季リーグは黒星発進

◇2022年度関西学生秋季リーグ戦◇対福井工大◇10月9日◇天理親里ホッケー場◇
[第1Q]関大0-2福井工大
[第2Q]関大0-2福井工大
[第3Q]関大0-2福井工大
[第4Q]関大0-5福井工大
[試合終了]関大0-11福井工大
初の王座から約3カ月、秋季リーグが開幕した。いきなり格上の福井工大との対戦となった関大は、試合序盤から苦戦。各クオーター(Q)に点を取られ、最終Qには5失点を喫し大敗での発進となった。

相手ボールで試合が開始。パス回しで左右に振られ、ボールを奪うことができない。しかし、相手のパスミスを見逃さずにMF森川瑤(人3)が飛び出す。積極的に前へ運び、サークル内にいたFW粕渕正真主将(人4)めがけて打ち込むが、ここは惜しくもつながらない。さらに、ゴール前でのピンチでMF水川幹也(経4)が飛び出してカットすると、パスを受けたFB森優吉(商2)がドリブルで抜け切る。だが相手の攻撃に圧倒され、7分にこの日初めてペナルティーコーナー(PC)を献上。放たれたボールはGK若生知嵩(化生4)の右足をすり抜け、先制点となった。その後も相手の攻撃が緩むことはなく、左サイドからのシュートを決められ2点目が入る。一方の関大は、FW吉田有我(法2)やFW釘﨑響(外3)など、フォワード陣も守備面で貢献。最後はMF杉本逸綺(商3)のファインセーブで切り抜け、0-2でこのQを終える。








第2QではMF水川のロングパスからFW粕渕、FW釘﨑へとつながるが、シュートとはならず。混戦からヒットで3点目を追加され、そこからのチャンスでMF森川やMF紀野来音(人3)がボールを前へ送る。さらに、MF杉本のパスカットからFW大塚皓介(文2)へパスが渡り、FW吉田がサークル付近まで行くが堅守に阻まれる。その後、MF森川がドリブルで左サイドから攻めるが、シュートとはならず。さらに、FB甲斐心之介(人3)が縦パスとドリブルでボールを前へ運ぶが、得点には結びつかない。その後さらに2点を追加されて迎えた終盤。MF多田周平(商4)が反則を奪いチャンスをつくると、MF森川のドリブルでさらにチャンス拡大する。サークル付近のFW山本一樹(情2)にパスが通るが、取り切れず惜しくもバックラインを越えてしまい、試合を折り返す。





関大のセンターパスで始まった後半戦。いきなりのピンチをFB和田陽向(人1)の守りで切り抜ける。それでも左サイドを崩されて5点目を献上するが、ディフェンス陣を中心にシュートを阻止する。その後PCで1点を追加されるが、その後関大にも流れが来る。2回に渡りチャンスをつくる。サークル付近まで到達するが、反則を取られて思うように攻め込むことができない。しかし、流れを渡すことなく第3Qを終える。

6点ビハインドで迎えた最終Q。少しでも追いつきたい関大はMF紀野がドリブルで攻めあがるもあと1本がつながらない。その後のピンチでは細かく明日をつなぎ自陣地から脱出。しかし、PCでこのQ1点目を奪われると、立て続けに、もう1点入れられる。そして、このQ中盤に初めてPCを獲得。だが、FB和田の強いプッシュはネットを揺らすことができず。直後にカウンターでPCを取られるが、GK若生が左手で弾きセーブ。反撃開始と行きたいところだったが、相手主導の流れになり0-11での敗北となった。

終始ボールを支配されて苦戦を強いられた関大。次戦は関学大との試合となる。白星を挙げ、順位決定戦、そしてインカレに向けて弾みをつける。【文:上田紫央里/写真:上田紫央里、𠮷村虎太郎】