関大ペースで快勝

◇2022年度関西学生リーグ戦◇対大商大◇10月8日◇金岡公園体育館◇
[第1Q」関大14ー10大商大
[第2Q]関大20ー8大商大
[第3Q] 関大22ー12大商大
[第4Q] 関大21ー12大商大
[最終結果] 〇関大77ー42大商大
2試合連続黒星の関大は試合に勝ち、順位を上げたいとリーグ8日目、大商大と相まみえた。第1クオーター(Q)から関大ペースで試合を進める。第2Qでさらに勢いに乗り前半を終えると、勢いそのまま後半戦へ。終始関大の優勢で試合を進め、今リーグ戦で3勝目を手にした。
ジャンプボールを制したものの得点にはつながらず、先制点は相手に決められしまうが、武村壮二郎(人4)がフリースロー2本を確実に決め、相手にシュートを打たせないディフェンスで守る。すぐに、糸瀬公平(人4)がスリーポイントシュート、武村がディフェンスを交わしてシュートを決め、点差を広げようとする。両校共に攻め合い、何度もゴールを狙うが決め切ることができない場面で、大内一慶(社3)が得点。直後、相手に2本のスリーポイントシュートを許してしまい同点になるがすぐに取り返し、相手にリードを譲らない。点差を広げたいところで、佐藤涼真(人2)、西田倫太郎(シス理3)が共にフリースローを決め、第1Qを14ー10で終えた。



続く第2Qも先制点は相手に決められてしまい、相手に勢いが出て攻められる展開に。開始から約3分が経過したところで小澤康太(安全4)がスリーポイントシュートを決めると、一気に関大に流れが来る。寺西壮生(シス理4)が相手からボールを奪い、パスを受け取った西田が一気に攻め、シュートを決めた。タイムアウト後はさらに関大が勢いに乗る。西山登馬(商2)、久保田凌平(情3)がシュートを決める。続いて小澤がスリーポイントシュート、西村晴人(商4)がディフェンスをかわしてシュートを決めるなど点差を一気に広げる。敵からボールを奪った小澤がビハインドパスから寺西がシュートを決めるとチームからは大きな歓声が上がった。相手に得点を許さない勢いに乗ったプレーを見せ、20ー8で第2Qを終え、前半を34ー18で後半戦を迎える。



続く、第3Q。西村がリバウンドからゴール下シュートを決め、関大が先制点を取る。第3Qが始まり3分が経たないうちに、小澤からのパスで武村、糸瀬、玉造大誠(人2)がシュートを決め、点差は20点以上に。中盤には、ベンチから「ディフェンス弱いよ」と声もあったが修正し、相手に楽な姿勢でシュートを打たせないディフェンスも見せた。残り時間7秒のところで、寺西が相手のパスカットをし、パスを受けた西田が落ち着いてシュートを決め、最終Qへ移る。


26点差で迎えた最終第4Q。関大の勢いは増すばかり。開始直後に井ノ元孝多朗(人3)がシュートを決める。続いて、福島大智(法4)がリバウンドから片手でボールをゴールに押し込みシュートし、点差は30点に。西山のフェイントから井ノ元がゴールを決めると、ベンチは盛り上がりを見せる。ゴールがなかなか決まらない中、西山が2連続スリーポイントシュート、続けて岡龍之介(人3)もスリーポイントシュートを決めさらに点差を広げる。相手のナイスディフェンスの場面ではお互いにプレーを褒め合う姿が見られた。試合終盤、松本隼汰(商4)のスリーポイントシュート、小澤のシュートが決まり、77ー42で関大が白星を手にした。



相手に流れを渡さず快勝した関大。次戦は15日に行われる対京産大。格上相手だが、「一本ずつ自分たちのバスケをしたい」と玉造、「今まで以上のプレーをしたい」と小澤。格上相手に屈せず、今日の勢いのまま、白星目指して関大のバスケで立ち向かう。【文:村中望乃/写真:稲垣寛太】
▼玉造
「(今日の試合を振り返って)出だしは重かったんですけど、2ピリの途中くらいからチームのみんなで声をだして、走って、自分たちのディフェンスから速い攻めにつなげようと意識してできたのでそこから自分たちのバスケができたので、点差も離れて勝つことができたと思います。(第3Qで成功率が高かった。一週間練習で意識していたことは)今週一週間もそうなんですけど、大経大戦に負けてからチームの中で話し合って、雰囲気を変えて、もっとバスケットに向き合おうと話し合ってチーム全体で雰囲気が変わったので、より試合に近い雰囲気で皆切磋琢磨してできていたのでその練習の成果が試合で出たと思います。(次戦にむけて)来週の試合は土日の二連戦で、相手が京産大と天理大で格上の相手になるんですが、厳しい展開にはなると思うんですけど一本ずつ自分たちのバスケをして頑張っていきたいと思います」
▼小澤
「(今日の試合を振り返って)自分が出た時に流れを変えるプレーができたと思うのでそこは満足です。(第2Qで勢いづいた。第1Qと第2Qで何か話したか)やっぱり、ペースを速めようと言って、関大のやりたいプレーをしようと言ったのができたのが2ピリで、頑張れたのではないかと思います。(シュートが安定していた)自分は今まで出れていなかったんですけど、練習でシューティングとか準備だけはしっかりしていたので、そこが今日シュートが決まった要因かなと思います。(次戦に向けて)次の2戦は強いチームとあたるので、対策をしっかりして今まで以上のプレーをして頑張りたいと思います」