入れ替え戦は悔しくも敗北

◇ 令和4年度関西学生秋季リーグ戦1部2部入れ替え戦 ◇対近大◇10月2日◇ 立命館大学OICアリーナ
[S1]○小山2(18-21 22-20 21-14)1嘉戸
[S2]●中田0(9ー21 19-21)2渡邉
[D1]●高橋・小山1(18-21 21-16 19-21)2祢占・川窪
[D2]●中田・増井2(22-20 21-23 15-21)2渡邉・曽田
[S3]高橋(打ち切り)川窪
●関大1ー3近大
秋季リーグで2部準優勝を収めた関大。1部昇格を目指し入れ替え戦に臨んだ。小山志月(文1)がファイナルゲームまでもつれ込む熱戦を見事勝利するが、勢いに乗れず惜しくも敗北となった。

S1にはこれまでのリーグ戦で何度も勝利に導いた小山が出場。先制点を奪うが、すぐに追いつかれ拮抗した試合となる。だが相手のネット前のショットに苦しめられ、3連続得点を許す。そこから追いつけずネットインによりこのゲームは落とした。だが気持ちを切り替え挑んだ2ゲーム目。2点先制すると、そこから強烈なジャンプスマッシュをお見舞いし6連続で得点する。ラリーが続く場面があるも冷静に対応する。だがそこから相手も追い上げデュースに持ち込まれた。しかし最後はスマッシュを決めこのゲームは勝ち取り勝敗は第3ゲームへ。第3ゲームは序盤からリードをとり順調に得点を重ねていく。相手を左右に揺らし、試合を優位を動かしていく。最後は7点差をつけ勝利した。


S2に出場したのは中田悠貴(シス理4)だ。中田にとって大学生活最後のリーグ戦となる。第1ゲームは先制点を奪うものの相手の鋭いコースに苦戦し、返球できない。ミスが続き、思うように得点できず1ゲーム目は敗北となる。2ゲーム目は気持ちを切り替え挑んだ。ジャンプスマッシュやプッシュなどを織り混ぜ得点を重ねていく。連続得点で6点差をつけるが、ネットミスが続き最後は追いつかれ19-21と悔しいストレート負けとなった。


3戦目に出場したのは高橋快主将(文3)・小山組だ。1ゲーム目は相手の取りづらいショットに苦戦を強いられ劣勢となる。それでも拾い続け1点差まで追いつくがそのまま点数を入れられ1ゲーム目を落とす。だが2ゲーム目は小山のショットで先制点を獲得すると一気に4点差をつける。何度も長いラリーが続くが、粘り強く拾い続け得点につなげる。高橋のサーブやレシーブも光り2ゲーム目は勝利。ファイナルゲームに持ち込んだ。序盤から3点先制し、勢いづける。高橋と小山のスマッシュが冴え得点となるが、最後怒涛(どとう)の6連続得点を許し敗北を喫した。



負ければ敗北となる大事な一戦を任されたのは中田・増井楓也(安全3)組だ。相手にリードを許すが、球を拾い続けミスを誘うなど必死に食らいつく。中田のサーブで16点目を獲得し同点に追いつく。そこから快進撃を見せ1ゲーム目は勝利となった。1ゲーム目に続いて勝利を物にしたい関大。だが序盤からミスを誘われリードを取られる。だが中田のスマッシュで同点に追いつく。増井のプッシュやお互いに声を掛け合い球を拾うなど得点を重ねていく。3点差をつけるが、相手が追い上げデュースに持ち込まれる。最後はスマッシュを放たれファイナルゲームへともつれ込んだ。ファイナルゲームでは相手も本領を発揮し、点差をつけられる。だが中田・増井組もそれに劣らずネット前のショットやスマッシュを決め得点を重ねていく。だが点差を埋めることができず敗北となった。




入れ替え戦は悔しい敗北となった。だが秋季リーグを振り返り高橋主将は「団体でいい形で勝ち切れた」と話す。次は春季リーグでの戦いとなる。反省を生かし、団結力を要に1部に返り咲く。
【文/写真:中山秋桜津】
▼高橋主将
「練習量は結構やってきたつもりだったので、みんな自信はあって、チームワークも全然悪くはなかったんです。けど、あと数点が取り切れない形が結構多かったので、そこは気持ちも大事なんですけど、やはり勝ち方というのも勉強しなくてはいけないのでそこも重要かなと思います。今回は1部を逃したので春、メンバーが4回生の中田さんが抜けてしまうんですけど、そこをまた後輩だったり、自分の同期だったり、また1から3回生で4回生の穴を埋めて、どうにか勝てるようにしたいかなと思います。(秋季リーグを振り返り)キャプテンなんですが、授業とかの関係で試合に行けない場面があったりして。それが結構入れ替え戦がかかっているとか、結構重要な試合だったんですけど、他のメンバーが出てくれて。そこできっちり勝ってくれたので個人で勝ったというより、団体でいい形で勝ちきれたかなと思います。けど入れ替え戦に関しては反省していかないといけないと思っています」