秋初勝利のチャンスあったものの、同点で終了

◇2022年度関西学生秋季リーグ第7日◇対関福大◇10月2日◇関西福祉科学大◇
前日は9点の大差をつけられ敗北した女ハン。秋7戦目の相手は、毎リーグ火花を散らし合っている関福大だ。前半はリードしていたものの、後半は相手の勢いにのまれる。前半の貯金もなくなり、同点でゲームを終えた。

この日、関大の先攻で試合がスタート。1プレー目から点を奪っていきたいところだ。しかし、その思いとは裏腹に、パスミスからボールを奪われ攻守交代。相手にも決め切られ先制を許した。さらに、次の攻撃でもボールを落としてしまい本調子とはいかない立ち上がりとなる。ノーゴール3失点のまま時間が過ぎ4分。井上真希(人4)か相手DFを引き寄せている間に戎井琴音(商3)が左からシュートする。それはネットを大きく揺らし、待望の初得点となった。


すぐに村田七奈子(法3)の7㍍スローが決まり得点を重ねるものの、その直後の関大の反則により、2分間1人少ない状態でのプレーに。速攻を決められる場面もあったが、攻撃の手を止めなかったことで小嶋彩華(商1)も追加得点。1点差に詰め寄った。差を埋められないまま前半の折り返しになると、井上が自陣で相手ボールを拾うチャンスが訪れる。そのボールを石坪彩瑛(社2)に即座にパスし、石坪は相手DF1人を突破。さらにGKの隙を狙いシュートし、見事同点に追いついた。


小嶋のゴールで逆転に成功した関大だったが、相手が2連続ゴールし再び追う展開に。そんな時、石坪がセンターでサインを出すと、戎井が急に逆サイドへ移動し、右から得点を試みた。この作戦はうまくいかなかったものの、攻撃の形を振り出しに戻したところで小嶋が得点。そして、上川華奈(商1)も速攻でスコアを重ね、4点リードに成功した。最後には村田も7㍍スローを決め切り17-12で前半を終える。

後半も、前半終盤の勢いを維持し2連続得点から幕を開けた。しかし、パスミスからエンプティゴールを決められたところからゴールが入らなくなる。対して、相手の速攻が決まり始め19-18と1点差に追い込まれた。このスコアから互いに点が入らないもどかしい時間を過ごすも、12分、ついに同点弾を決められた。すかさず1点を返すが、相手がここから3連続ゴール。関大はタイムアウトし気持ちを切り替えた。すると、小田真子(法1)がすぐに得点し、これがチームを復調させる。

村田はこの日3度目の7㍍スローを決め、21分には小嶋がDFを抜き同点に戻した。同点のまま9分間を過ごし、試合時間は残り1分に。最後の1秒には小田が相手GKの前でボールを持ちシュートを放てる状態。シュートしてはみたものの、そのボールは枠外に。25-25でドローとなった。

今秋初の勝利を収められるチャンスがあったからこそ、この同点は悔しい。次の相手は天理大と、春は3点差で惜敗しているチームだ。難航が予想されるが、次こそ必ず勝利をつかみ取る。【文/写真:木原綺音】