[なでしこ]姫獨大に競り勝ち、秋リーグ初勝利!

◇2022年度関西学生女子秋季リーグ第3節◇対姫獨大◇関西大学高槻キャンパス第1グラウンド◇9月25日◇
【前半】関大1-0姫獨大
【後半】関大1-1姫獨大
【試合終了】関大2-1姫獨大
▼スターティングメンバー
GK 井上沙
DF 徳弘、林祐、中尾、南中
MF 村上菜、𠮷尾、塚原、田中光
FW 瀧沢雪、真木
▼得点
22分 FW瀧沢雪
71分 失点
83分 FW瀧沢雪

開幕戦、第2節と敗戦を喫し、厳しい戦いが続く関大なでしこ。同じく連敗スタートと苦しむ姫獨大と対戦した。前半から再三相手ゴールに迫るとFW瀧沢雪乃(人3)が先制ゴールを決める。後半に入り、果敢に攻め上がる相手に対して粘り強く守ったが、一瞬の隙をつかれ同点に追いつかれた。それでも、諦めずに攻め続けると終了間際にFW瀧沢がこの日2点目となる勝ち越しゴールを押し込む。その後は目立ったピンチを作らずそのまま2-1で試合終了となった。

前半最初のチャンスは関大。ゴールエリア付近でFKを得る。キッカーはDF中尾純菜(社3)。直接狙うもこれはゴール横に外れ、先制ゴールとはならない。その後もFW真木悠花(文4)が前線で相手DFからボールを刈り取るなど積極的な攻め上がりを見せる。


しかし、前半15分。相手のサイド攻撃からクロスを上げられると頭で合わせられゴールイン。またも先制点を献上かと思われたが、これは副審のフラッグが上がりオフサイドの判定。大きなピンチを作ったが、失点は何とか免れた。

すると、流れは再び関大に。DF徳弘海羽(人1)やMF村上菜を中心に右サイドを崩していくと、前半22分。同サイドから攻撃を組み立て、クロスにFW瀧沢が飛び込む。待望の先制点に選手たちは喜びを爆発させた。


右サイドだけでなく、左からの攻撃パターンも見せる。DF南中優衣(人3)のクロスに合わせたのは、MF村上菜。これはゴールには収まらないが、チャンスを演出した。前半、相手陣内でのプレーが目立つと、1点のリードを保ったまま試合を折り返す。

後半は、暑さの影響もあってか両チーム中々フィニッシュまで持ち込む展開には至らない。前線でボールを回すことができない時間でもDF林祐里(人4)やMF𠮷尾香音(社2)が集中力を切らさず、相手の攻撃を中盤で食い止める。シュートに対してもGK井上沙季(商4)が確実にストップ。関大ゴールに守護神が立ちはだかった。だが、選手交代後の一瞬の隙を突かれ、後半26分に失点。苦しい時間帯に同点に追いつかれた。


相手ペースの展開になるかと思われたが、序盤から高い運動量で貢献したMF田中光紀(安全3)や代わって入ったMF田中杏実(人4)がボール回しに加わり、試合の流れを渡さない。

このまま両者痛み分けで試合終了かと思われた後半38分。CKのチャンスが訪れる。MF塚原碧衣(政策4)やDF林祐も高い位置を取り、ゴールをうかがう。ゴール前が混戦になったところで飛び込んだのはFW瀧沢雪。エースのこの日2点目で勝ち越し。終了間際の得点で勝利を大きく手繰り寄せた。

その後は、交代で投入されたFW冨田歩花(政策2)やFW山口紗弥(人1)が役割をきっちりと果たし、時計の針を進める。試合は大きなピンチもなくそのまま終了。今季秋リーグ初勝利をつかみ取った。遠かった勝ち点3を得た関大なでしこ。この1勝をきっかけに上位進出、そして冬のインカレ出場に向けてチーム一丸で準備を進める。【文/写真:大森一毅】

