秋季リーグ最終戦、笑顔で勝利!

◇ 令和4年度関西学生秋季リーグ戦第5節◇対天理大◇9月24日◇ 於・皇子が丘公園体育館
[S1]●仲井1(16-21 21ー16 19ー21)2荻野
[S2]○篠原2(21-16 16-21 21-17)1岡原
[D1]○有尾・宮本亜2(21-12 21-17)0岡原・柳生
[D2]○仲井・篠原2(21ー13 21-17)0菅生・藤井
[S3]宮本有(打ち切り)小山
○関大3-1天理大
秋季リーグもいよいよ最終戦。1試合目に登場した仲井杏花里(人4)がファイナルゲームまでもつれ込んだ接戦に惜しくも敗れる。だがS2に出場した篠原七緒(商2)が勝利し、関大に流れをもっていく。最後、仲井・篠原組が勝利し、3-1で試合は終了。秋季リーグ6位で終えた。

S1に出場した仲井は1ゲーム目、相手のペースに飲み込まれ敗北。しかし2ゲーム目では先制点は許すものの、相手が取れないサーブを繰り出し5点目を獲得。リードすることに成功した。相手の球を拾い続け確実にチャンスを作っていく。粘り強く戦い、2ゲーム目を勝利。ファイナルゲームに持ち込んだ。第3ゲームでも2点先制を許すがクロスやネット前の鋭いショットをお見舞いする。だが相手は仲井のショットを冷静に対応し、球を拾う。なかなかスマッシュが決まらず苦戦を強いられ、19ー19となる。だが最後相手のコート端のショットで黒星となった。


悪い流れを断ち切りたい関大。続いて出場したのは篠原だ。先制点を奪うと、強めのレシーブやネットインなど多彩な攻撃で得点していく。1ゲーム目は5点差をつけ勝利を収めた。だが上手くはいかない。2ゲーム目は一気に6連続得点を奪われ、序盤から追いかける展開となる。相手のクロスショットを拾い、ネット前にシャトルを落とすなど着々と点数を稼ぐも、その差は埋まらない。相手が先にゲームポイントとなり、コート端のショットを決めるなど4連続得点するが、最後決められ第3ゲームに持ち込まれた。第3ゲームもリードを許し、4点ビハインドで試合が進む。だがヘアピンショットで6点目を追加すると、そこからペースに乗り一気に5連続得点でリートを奪う。そのまま相手の隙を突く攻撃で、球を拾わせない。順調に得点を重ねていき、1勝をもたらした。


ここから勝利を繋ぎたい関大からは、有尾明香(人4)・宮本亜湖(政策3)が出場した。序盤から互いに得点していき、相手に攻撃の隙を与えない。宮本亜が打ちづらいショットで相手を崩し、有尾がネット前のショットで20点目を獲得。最後、有尾のショットで1ゲームを取る。2ゲーム目も宮本亜の先制点から開始し、危なげなく試合を進めていく。宮本亜がラリーを続け、有尾が合間にドロップショットで相手ペアを前後に揺さぶる。2ゲームとも相手ペアにリードを許すことなく、優勢で勝利を飾った。



この時点で2勝1敗。D2で勝てば勝利が決まる場面。大事な局面を任されたのが関大のエースペア・仲井・篠原組だ。序盤から3点先制するがすぐに追いつかれ1点を奪い合うシーソーゲームとなる。篠原のプッシュや仲井のスマッシュが決まり得点していくが、相手もコート端のショットやネット前などコート全体を使って攻撃する。デュースにもつれ込むが最後、篠原が決め1ゲーム目の熱戦を制す。2ゲーム目の先制点は獲得するがすぐに追いつかれ、なかなか関大のペースに持ち込めない。2ゲーム目もデュースになり緊張した時間が続く。しかし最後まで気持ちを切らさずに粘り強く戦い白星となった。




秋季リーグ最終戦を無事勝利し、春季リーグから順位を上げ1部リーグを全体の6位で終えた。試合を終えた選手たちの顔からは笑顔が溢れた。この勝利がインカレを控えるバドミントン女子部に大きな風をもたらすだろう。【文/写真:中山秋桜津】