[なでしこ]秋季リーグ開幕戦は黒星発進に

◇2022年度関西学生女子秋季リーグ第1節◇対明国医大◇9月3日◇
【前半】関大0-1明国医大
【後半】関大0-2明国医大
【試合終了】関大0-3明国医大
▼スターティングメンバー
GK 井上沙
DF 南中、林祐、中尾、徳弘
MF 田中杏、𠮷尾、塚原、田中光
FW 瀧沢雪、真木
▼得点
10分 失点
74分 失点
85分 失点

春リーグ入れ替え戦を制し、何とか一部残留を決めた関大なでしこ。秋季こそは上位進出を目指し、開幕戦に挑んだ。対戦相手は春リーグ2位の明国医大。いきなり難敵との一戦となった。序盤から豪雨の影響で思い通りにパス回しができずに中盤で苦しむ場面が続く。強豪相手にチャンスは作るも力の差を見せつけられ結局3失点で惨敗となった。

豪雨が降り注ぐ中、キックオフ。序盤は自陣でのプレーが多くなる。だが、GK井上沙季(商4)のファインセーブやDF林祐の体を張った守備が輝き、ゴールを死守した。だが、開始10分に攻め込まれた流れからネットを揺らされ、失点。先制点を許し、開始早々から相手を追いかける展開となる。

その後、前が見えないほど雨足が強くなるが、MF田中杏実(人4)のシュートで相手ゴールを脅かすが、枠をとらえられない。

36分には落雷の影響で試合は一時中断。再開後には関大の時間帯も作り出す。しかし、春季リーグから課題の決定力不足は解消が難しく、得点につながらない。そのまま大きなチャンスはなく、1点ビハインドで試合を折り返した。

後半は、開始から均衡した展開が続き両チームゴール前に侵入することができない。だが、DF中尾純菜(社3)やMF塚原碧(政策4)がパスワークからチームに落ち着きをもたらすと22分にMF𠮷尾香音(社2)がミドルシュート。これは惜しくも枠をそれたが、確実に相手ゴールへと迫る。


その後もCKなどチャンスは作るもののフィニッシュには持ち込めない。すると、直後の29分にエリア内でハンドの判定を受け、痛恨のPKを献上してしまう。これを決められ点差は2点に。

まずは1点を返したい状況で攻撃を活性化させるためMF田中光紀(安全3)からFW山口紗弥(人1)を投入。リズムができ始めるとMF田中杏のシュートやFW真木悠花(文4)のドリブルからゴール前まで持ち込むも得点とはならず。終了間際にさらに1点を追加され、0-3で試合終了となった。


天候に恵まれず、本来の実力を出し切れない不運な幕開けとなった秋季リーグ。それでも、DF南中優衣(人3)やDF徳弘の両サイド攻撃やFW瀧沢雪乃(人3)の相手を背負うプレーなど要所では関大らしさを発揮した。インカレ出場にはリーグ戦4位以内が絶対条件。次節こそは勝利を収め、上位陣に食らいつく。【文:大森一毅/写真:稲垣寛太】

