神院大に敗北、今季初黒星

◇第54回春季関西学生リーグ戦◇対神院大◇5月4日◇J:COMサザンスタジアム◇
関 大 000 00=0
神院大 121 03x=7
1(遊)吉田
2(DP)井上
3(捕)山口
4(一)田中
5(右)寺田
6(左)佐々木
7(中)永野
8(二)栗山
9(三)笹山
FP(投)和田
春季リーグ4戦目は、昨秋リーグ惜しくも敗北を喫した神院大。リベンジを誓い試合に臨んだものの、常に神院大リードの厳しい試合を展開される。相手投手に苦しめられ、関大は2安打に抑えられる結果に。逆転はかなわずリーグ初黒星となった。

初回、先発を任された和田龍馬(法3)は、テンポ良く2者連続三振を取りアウトを重ねる。しかし、四球で出塁を許すと、二遊間への適時打を放たれ先制点を奪われる。


さらに2回、先頭打者に投じた3球目をうまく運ばれ、右中間への本塁打で追加点を許す。神院大の猛攻は止まらず、連続安打で1死一、三塁とされると、犠打の間にさらに1点を追加される。3回にも追加点を許し、神院大のリードは4点に広がる。

なんとか打線を繋ぎ得点したい関大だが、相手投手を打ち崩せない。2回、2死から佐々木永羽(経3)の左翼手の頭上を越える三塁打で好機を迎えるも無得点。3回にも先頭の栗山涼(文2)が内野安打で出塁するも後続が断たれ、得点することができない。




和田に4回からマウンドに上がった杉本優太(情4)は、先頭に左前安打を許すものの、続く打者を打ち取り神院大の攻撃を無失点に抑える。


5回裏、左前安打で走者を出すと失策もからみ、無死二、三塁と再びピンチを迎える。中犠飛、右前適時三塁打でさらに3点を追加され、点差は7点に。反撃の狼煙(のろし)をあげられないまま、5回コールド負けを喫した。

悔しさがのこるものの、明日のリーグ5戦目では立命大と対戦する。「絶対勝ちます!」と、吉田圭佑(社4)主将を中心に、チーム一丸となって必ず勝利をつかむ。【文:石井咲羽/写真:上田紫央里、石井咲羽】
▼吉田主将
「(試合を振り返って)1試合目は同志社で前に練習試合して、その時も結構互角やってどっちが勝つかわからないなという状況でした。今日の試合で勝てた要因としては、同点だった中で杉本が代打でタイムリー打てたのと、大堀を代走で出してあいつの判断でセーフなってたところで、自分の与えられた役割っていうのをちゃんと果たせていたところが、勝因なのかなというふうに思います。2試合目の神戸学院は正直結構格上なところで、試合前から相手の雰囲気にのまれないようにしようと言っていたのにも関わらず、結局試合では勝手に自分たちが崩れて相手の思いどおりになってたところが、自分たちの課題であり敗因であるかなと思います。もちろん勝つつもりで試合に挑んでましたし、去年がリーグ3位だったので3位以上はとりたいなというふうに思って、冬に特に打撃の部分で力をつけたいなと思っていました。春リーグは長打率の数字が低くて春先にかけてどんどん上がってきていたけど、それは今回の試合には出せなかったです。(明日の立命戦に向けて)絶対に勝ちます!!」