あと一歩及ばず、同大に惜敗

◇第49回関西学生選手権大会◇対同大◇5月1日◇池田市五月山体育館◇
[第1Q]関大13-22同大
[第2Q]関大24-12同大
[第3Q]関大14-19同大
[第4Q]関大13-14同大
[最終結果]関大64-67同大
初戦を快勝で飾り、勢いにのる関大。ベスト8をかけて同大との一戦に臨んだ。一進一退の攻防が繰り広げられるもあと一歩及ばず、惜しくも敗北となった。

第1Q開始早々、速攻からシュートを沈められ相手に先制点を許す。すかさず糸瀬公平(人4)がスリーポイントを沈め、佐藤涼真(人2)、岩本悠太(経1)の得点で7点をリード。しかし、その後6本連続でシュートを決められ、関大はタイムアウトを要求する。タイムアウト後も相手の勢いを止めることはできず、9点ビハインドで第1Qを終える。



第2Q中盤、西村晴人(商4)が相手のパスをカットしてボールを運び、糸瀬がスリーポイントを沈め、点差を1点差に縮める。これが関大に流れをもたらす1本となった。直後に岩本のシュートで逆転に成功すると、第2Q終了間際に佐藤が2本連続でシュートを決め、関大のリードで前半終了となった。



後半開始約2分後、相手のスリーポイントで同点に追いつかれる。大内一慶(社3)、西村のシュートで得点を重ねるも、相手も同じように得点を重ね、一進一退の攻防が続く。しかし、第3Q終盤にシュートを沈められ、51-53と相手に2点のリードを許したまま試合は最終Qへ。



最終Q、点の取り合いが続く中、佐藤のバスケットカウントで2点に点差を縮める。しかし、直後に痛恨のスリーポイントを許し、試合は残り2分5点差に。もう1失点も許されない場面で、相手にフリースローで得点を追加される。残り20秒、糸瀬がこの日4本目のスリーポイントを沈め、点差は3点に。終了間際に糸瀬が放ったシュートは惜しくもゴールに嫌われ、あと一歩及ばず同大に黒星となった。




終始、手に汗握る白熱した試合を繰り広げるも、要所でシュートを沈められずに同大に敗北。ベスト16で大会を終えた。悔しさが残る大会となったものの、次戦に向けて関大バスケ部は進化を続ける。【文:石井咲羽、永松愛/写真:石井咲羽】
▼西村
「(試合を振り返って)下級生が基本的に多くでてて、4回生で主にでてるのが僕と公平(糸瀬)だけやったんですけど、下級生はよく頑張ってくれていました。新入生の悠太(岩本)もよくリバウンドにいってくれたし、佐藤も35分ぐらいでてたけどちゃんとゲームメイクしてくれて、大内は活躍見てもらったらわかるんですけど点数とってリバウンドとってくれていたんですけど、基本的に今日悪かったんは僕なんで。シュートも入らんかったし、ミスも多かったし、点数とらなあかん所でとれていなかったのが敗因かなと思います。(チームの雰囲気)大智(福島)がいないこともあって、僕があんまり声を出せていなかったのもあるんですけど、流れ止まったりとか点数が止まったり、自分たちのチームの展開が悪いときに空気沈んでて、そこで声が出せなかったのも、副キャプテンは僕やからそこも頑張っていかなあかんなと思いました。(相手チームの印象は)ピックの対応がずっと課題で、悠太が1年生で入ってきてまだちょっとしか経ってないんで、ディフェンスの練習とかがあんまりできていない状況で、ある程度のディフェンスのミスとかはしょうがないなというふうに思って試合には臨んでいたので、これから修正していければいいかなというふうに思います。(次戦への課題)次がたぶん、西日本の大会なので、その時にはもうちょっとディフェンスするのと、今日対策されていて負けてしまったので、次はマークきつくて対策されても、僕がちゃんと点数とってチームを勝たせられるように頑張りたいなと思います」