相手ディフェンスを破れず敗北

◇2022年度関西学生春季リーグ戦ファーストステージ第3節◇4月24日◇対関学大◇関西大学中央体育館
【前半終了】関大6-15関学大
【後半終了】関大6-12関学大
【試合終了】関大12-27関学大
先週の試合で格上相手に健闘を見せた関大女ハン。この試合は果敢に攻めるも、強みのシュート力は相手の強力なディフェンスに阻まれる。伝統の一戦で勝利を収めることはできなかった。
先攻の関大は攻撃のチャンスをうかがうもパス回しが乱れ、相手にボールを奪われる。直後にゴール前まで一気に走られ、開始30秒でオープニングポイントを取られた。その後も連続ポイントを許し、0―4までリードを広げられる。相手の勢いに押される関大。開始3分で早々にタイムアウトを要求し、雰囲気の一変を図る。タイムアウトが明けてから1分。右ウイングから信夫麻希(経3)が決め待望の1点を手にした。その後も石坪彩瑛(社2)が戎井琴音(商3)にパスを回し、戎井が決めるなど1点差までつめ寄る。しかし、そこからは相手の猛攻にあい、再びリードを広げられる。前半戦を6―15で折り返した。




後半でなんとか逆転したい関大。先に1点を取られるも、速攻を仕掛けてきた相手のシュートをGK大西葵(商2)が連続で止める。立て続けに好プレーを見せ、追加点を阻止した。攻撃面でも力を見せつけたい関大だが、相手のディフェンスを前になかなか突破口が見いだせない。「ディフェンスの圧がすごかった」と山根菜摘主将(人4)。チーム全体で果敢に攻めるも、満足にシュートを打ち込むことができなかった。最終盤には連続ポイントを奪い底力を見せたものの、空いた差は大きく及ばず。反省材料の見つかる試合となった。



開幕3戦目は相手の強力なディフェンスに阻まれ、なかなか攻撃が出来なかった。次こそは相手のディフェンスを打破し、勝利をつかみ取りたい。【文/写真:荒川拓輝】
▼山根主将
「(試合を振り返って)今日は自分達のよさが出ていなかったので、反省点が多い試合だなと思います。(チームのよさとは)オフェンスだったらシュート力がある選手が多いので得点につなげたり、ディフェンスだったら当たりが弱かったです。やってきたことを出せなかったことが課題です。(相手のキーパーはよかったのか?)試合前のミーティングのときから話していました。シュートのコースが甘かったら止められるかなと想定済みでした。(シュートでは際どいコースを狙った?)下にうったりしていました。でもディフェンスの圧がすごかったです。下までうち込めなかったです。相手の当たりが強かったです。(見つかった課題は)チーム力を上げるのも大事ですが、個人スキルをレベルアップさせていって、チームにつなげることが大事だと思いました。(チームでいい動きを見せた選手は?)両方のサイドシュートは得点が多かったので、そこがよかったと思います。(次の試合に向けて)もう一度チームを立て直して、自分たちの強みを統一していけたらと思います」