延長戦制し、春季リーグ好発進!

◇第53回春季関西学生リーグ戦1回戦◇対大阪大谷大◇4月16日◇大阪大谷大学◇
関 大000 000 03=3
大阪大谷大000 000 01=1
1(中)岩﨑
2(右)渡邉
3(ニ)竹光
4(一)福嶋
5(DP)新屋
6(遊)佐々木
7(左)清水
8(三)田邉
9(捕)工藤
FP(投)東本
新チームで挑む初めての春季リーグ。両チーム得点を許さず、無得点のまま延長戦に突入した。竹光久莉寿(人3)の三遊間を抜ける2点適時打で初得点を獲得。続く福嶋七彩(人4)の左中間への適時二塁打で1点追加し、開幕戦を白星で終えた。

1回表、岩﨑紗菜(人3)が一ニ塁間を抜ける安打で出塁、盗塁に成功。初回から2死二塁のチャンスを作るも打線が続かず、この回を無得点で終えた。

4回の攻撃では敵失で渡邉陽菜(人3)が出塁、福嶋の内野安打で1死一、三塁となる。しかし後が続かず、攻撃を終えた。

5回、6回は東本結月(人2)の粘球により三者凡退に抑える。


好機を何度も作るも得点を奪えず、7回表、清水美苑(人2)の三塁強襲の安打で出塁するも、ここも打線がつながらない。この裏、得点を取られると負けの場面、東本が四球で出塁を許すも、堅実な守備で無失点で終えた。



ここまで両チームとも得点を許さず0点のまま、延長戦に突入した。今試合の規定でタイブレークは二塁走者のいる状態で開始。田邉ひかり(経4)が盗塁に成功する。続く渡邉が四球で出塁し、盗塁を行い2死二、三塁の今大会一番のチャンスが到来。得点につなげたい竹光が三遊間へ走者一掃の適時打を放った。ベンチからは選手たちの喜びの歓声が響いた。続く福嶋主将が左中間適時打を放ち、1点追加。3点リードのまま迎えた8回裏。適時二塁打を放たれ、1点返されるもそのまま試合終了。タイブレークまでに及ぶ接戦を制した。





初戦を勝利で終えた関大。幸先の良いスタートを切った。「一戦必勝」を胸に、1戦1戦、勝ち進んでいく。【文:中山秋桜津/写真:上田紫央里】
▼福嶋主将
「(試合を振り返って)今日の目標としては、リーグの初戦だったので、みんなで楽しみながら勝つということを目標に掲げていてやっぱり0ー0が続いて結構厳しい試合になったんですけど、最後みんなの力で、ピンチを乗り越えて最後打線がつながっていい形で終われたかなと思います。(リーグに向けてどのような練習をしたか)今日に向けて、大阪大谷大学さんが初戦とわかってからは前の練習試合をやったものをしっかり分析して、ピッチャーのタイプとかを分析した上でしっかりバッティング練習に励んでいました。(タイムリーヒットを打って)初回にチャンスが回ってきたのに結果が出せなくて、もう次は絶対打つっていう気持ちはあったんですけど、前のバッターの竹光がしっかり打ってくれて、そのときは打ってくれるってまず信じてその後の2点目を自分がしっかり取るということで、守備になったときも1点だとちょっと厳しいので、しっかり2点とっていい形で守備に入ろうかなという気持ちがあったので、先に2点取ってくれたので、あの打席は打つって決めて打つことだけ考えて入りました。(次戦に向けて)明日は2試合あるので、2試合とも集中力を保ちつつ、初戦をいい流れで勝てたと思うので、明日も一戦必勝で、先だけ見ずにしっかりその試合を1試合ずつ勝ち進めて行けたらいいなと思います」
▼竹光
「(今日を振り返って)ずっと0-0が続いていたので、守備もエラーできないし緊迫した試合だったんですけど、開幕戦ということもあってしっかり楽しんでできたと思います。(リーグに向けて準備してきたこと)打撃の強化をしてきて、距離を打つというよりも速くて間を抜く打球を意識して練習してきました。(良かった点は)ピンチの場面も何度かあったんですけど、ピッチャーをはじめ全員でしっかり守りきれたのが最後の得点に結びついたと思います。(8回の打席を振り返って)後輩のピッチャーがいいピッチングをずっとしてくれていたので、なんとしてでも打とうと思っていました。みんなが祝福してくれたんで最高の気分でございます。(意気込み)いいスタートが切れたので、明日もしっかり2勝して全勝で優勝したいと思います」