大差で勝利するも、課題が残る試合に

◇第43回全関西女子学生選手権大会◇対滋賀大◇4月16日◇大阪大谷大◇
[第1Q]関大30ー5滋賀大
[第2Q]関大40ー9滋賀大
[第3Q]関大29ー13滋賀大
[第4Q]関大22ー11滋賀大
[試合終了]関大121ー38滋賀大
今大会2戦目は、4部リーグの滋賀大と対戦。先週の大谷大戦に引き続き、大差をつけて勝利を飾った。

第1クォーター( Q )開始約1分、堀口葵衣(人4)がドライブからのレイアップを決め、関大は先制に成功する。さらにそこから堀口が連続で2本のシュートを沈めるなど、順調な滑り出しを見せた。その後、残り約6分ところで滋賀大に初の得点を許す。しかし、山脇茉里(安全4)がすぐさま取り返す。福井響(政策2)もシュートを決めると、バスケットカウントで一気に3得点。25点差で第1Qを終えた。



第2Q、奥谷楓主将(人4)がスティールすると、福井にボールがわたりそのままシュート。乕田優香里(経4)や堀口も次々とシュートを決め、リードを守り切る。さらに、荒井悠月(文3)がバスケットカウントで一気に3点を獲得し、危なげない試合展開で前半戦を終えた。



大幅リードで迎えた後半戦。第3Q、スタメンとして出場した前田莉緒(人4)が開始早々シュートを沈める。その後も、柏木蘭(文4)がオフェンスリバウンドからシュート、奥谷主将が2本連続でシュートを決めるなど、順調に得点を重ねる。さらに、北川愛(人3)がオフェンスリバウンドを取ると、荒井、福井へとボールがわたり、そのままシュート。このQ、13失点を許すもリードをさらに広げた。



最終Q、福井のシュートで関大の得点は100点を超える。その後、相手にフリーフローを与えてしまう場面もあったが、着実にシュートを決め続け、83点差で試合終了を迎えた。

「点差以上にあまり良くない試合だった」と早川亮馬監督。今回の反省点を生かし、明日の京大戦も確実に勝利する。【文:吉田千晃/写真:松尾有咲】
▼早川監督
「(今日の試合を振り返って)点差以上にあまり良くない試合だったと思います。(選手のコンディションについて)コンディションは戻りつつあります。だけど、全身筋肉痛だとは思います。まだちょっとコンディションを戻しながら上げながらなので、疲れているとは思います。でも、内容がいかんせん良くなかったので、みんな反省ばかりしていると思います。(明日の試合に向けて)明日は今日よりもいい試合。一日一日良い試合にしていかないといけないので、今日よりも良い試合にできるように頑張ります」
▼堀口
「(今日の試合を振り返って)今日は出だしから点差は開いていたんですけど、やっぱりその中で自分たちのバスケットっていうのはまだまだできていなくて、もっとコミュニケーションを取ってできたらよかったなと思います。(自身の調子について)今日は速攻とかはできていたんですけど、いつもだったら決めきれるシュートを外してしまったところもあったので、決定率は上げていかないといけないなと思いました。(明日の試合に向けて)今日の反省でやっぱりコミュニケーションっていうのが出たので、明日出だしから相手に合わせるのではなくて、しっかりコミュニケーションを取って、喋って、自分の勢いのままプレーできるようにしたいなと思います」
▼福井
「(今日の試合を振り返って)自分は相手に合わせちゃったりとか、100%の力を出し切れなくて、納得のいくプレーができなかったです。今日は悔いの残る試合だったので、明日は100%の力を出し切れるように、下級生だけど引っ張っていきたいです。明日は、試合後に納得できたと言えるように頑張ります。(自身の調子について)スリーポイントは入ったんですけど、ディフェンスはファウルとか手を出してしまった部分も多かったので、明日はもっとディフェンスから足を動かして得点も取っていきたいと思います」