新体制初戦はベスト更新者多数!

◇第15回関西学生冬季公認記録会◇12月19日◇秋葉山公園県民水泳場
10月にインカレが終わり、新体制としての初戦を迎えた今大会。長谷川大亮新主将(商3)率いる水上競技部が挑んだ。ベスト記録更新者も多数生まれ、実りのある大会となった。
50㍍背泳ぎでは長谷川が躍動する。レース序盤から積極的にスピードを上げ、首位を譲ることなくフィニッシュ。関大記録を更新し、チームに勢いをもたらした。

その後も多くの選手がベスト記録を更新。濱口玲央(商2)を始めとする男子50㍍自由形や、今季好調を見せている廣本新(法1)も100㍍平泳ぎで力泳を見せる。各種目でベスト更新者を輩出し、良い流れで午前の部を終えた。


午後の部1種目目は200㍍個人メドレー。4人の選手が出場し、その内2名がベスト記録を更新する。安丸晃生(経3)と富永健太(情1)は1秒以上タイムを上げ、お互いに健闘を称え合った。



午前の部から好調のスプリンターが集う100㍍自由形。やはり今大会は勢いが止まらない。女子からは瀧本帆乃佳(情2)がベスト記録更新、男子は植野零(法1)がインカレの標準記録に迫る好タイムで泳ぎ切った。続く200㍍平泳ぎでも関大が総合力を発揮。廣本と比良凌和(経1)が100㍍に続き連続でのベスト更新を果たした。




前回大会から期間が空いての試合となったが、関大の選手達は多くの好記録を残した。「強化期間は短かったけどその中でもベスト更新者も多かったし、ベストに近いタイムで泳げた子も多かった」と長谷川新主将。新体制最初の大会で好スタートを切り、これまで以上の結果に期待がかかる。【文:宮本晃希/写真:中村祐貴】
▼長谷川新主将
「新チーム1発目ということで、10月から本格的にやり始めた中で、強化期間はちょっと短かったけどその中でもベスト更新者も多かったし、ベストに近いタイムで泳げた子も多かった。でも、インカレ突破までもう少しといった、もう一歩踏み込めないところがあった印象。個人としては、普段出ない50㍍の背泳ぎでは、スピード感を出すために気持ちよく泳ぐことができたし、目標だった関大記録を更新できた。メインの200㍍個人メドレーでは、タイムだけで見るとベストから2秒落ちではある。でも、感覚的には悪くなかったし、直さなくてはいけない課題がちゃんと出た。自分が今まで取り組んできて悪かったところが明るみになった試合。レースの内容的にはいいレースができた。(新チームでの取り組みは)ストロークの数や、脈拍を測ることを癖づけてきた。3年生主体でしつこいぐらい言ってきて、同じ脈拍でと同じタイムで泳げるようにしてきた。そういったところからレースの終盤で持ちこたえることができるようにだとか、良い泳ぎで泳ぎ続けられた子が今日は多かったと思う。(これからに向けて)まずはインカレを狙っている子が多くて、タイムを近づけることが今日のレースでもできている。そこはパート長や3年生が主体になってその子たちにインカレを突破させてあげる。1人でも、1つでも多くの種目でのインカレ突破を目指すことがチームの目標。欲を言えばベスト率をもう少し高くしたい。個人としては結果でチームを引っ張る主将になるためにも、目標としている日本選手権、代表選考会の標準記録がもう少しなので突破したい。結果でチームを引っ張れる存在になればみんなの勢いも出てくると思う。今年からも、1年生が入ってくるまでの期間も取り組んでいければと思う」