3戦全勝で、1部リーグ優勝!

◇ 令和3度大阪学生選手権大会 ◇12月11日◇千島体育館◇
〈対大体大〉
[D1]○仲井・篠原2(21ー19 21ー16)0望月・宮下
[D2]○有尾・宮本亜2(22-20 21-11)0太田・尾原
[S1]●宮本有0(19-21 18-21)2新美
〈対大産大〉
[D1]○宮本亜・福井2(21ー16 21ー12)0立花・藤井
[D2]○仲井・篠原2(21-11 21-10)0曽根・鈴木
[S1]○山根2(21-8 23-25 21ー14)1立花
〈対大阪成蹊大〉
[D1]○有尾・宮本亜2(21ー15 23ー25 21ー19)1石川・熊野
[D2]○仲井・篠原2(24-22 21-17)0竹澤・竹内
[S1]○宮本有2(21ー6 21ー14)0石川
大阪学生選手権大会が行われ、女子団体が出場した。1部リーグで3勝全勝し、関大女子バドミントン部の強さを見せつけ1位で今大会を終えた。

初戦は大体大との戦い。仲井杏花里(人3)・篠原七緒(商1)組が初めに登場した。7点のところで相手にリードされ、追いかける展開となる。それでも相手の前後に揺さぶるショットに食らいつき、長いラリーを制し、14点目で同点に追いつく。そこから流れに乗り、このゲームを先取。第2ゲームでも仲井がネット前のショットを拾いつなげ、篠原が高さのあるスマッシュを決めるなど抜群のコンビネーションでこのゲームは勝利。幸先の良いスタートを切った。D2で登場したのは有尾明香(人3)・宮本亜湖(政策2)組だ。1点取れば1点返され両者ともリードを許さず、デュースにもつれ込む。相手が何度も高いスマッシュを放ち、それを拾い続け相手のミスを誘った21点目。そこから追い上げ、第1ゲームを勝利。2ゲーム目は宮本亜の相手をはじく強いショットや有尾のコート端のショットで得点を重ね10点差をつけ2勝を挙げた。この戦いの最後に登場したのが宮本有沙(政策3)だ。第1ゲーム序盤、ドロップショットを決め、リードを広げる。しかし、相手の調子が戻り、ネット前のショットなど隙を突かれ、追いつかれる。そのままこのゲームを落とし、2ゲーム目でもネットに阻まれ、なかなか得点することができない。第2ゲームも黒星を喫するものの、チーム戦により2-1で勝利となった。



大産大との初戦を争ったのは福井楓花(シス理2)・宮本亜組。福井と宮本亜のスマッシュが決まり、第1ゲームを危なげなく勝利。2ゲーム目も相手に隙を見せず、大差をつけ勝利を収めた。次に登場したのは仲井・篠原組だ。仲井と篠原が打点の高いスマッシュを放ち、優勢に立つとその流れでストレート勝ちとなった。S1には山根凛紗(情1)が出場した。第1ゲームは相手のミスが目立ち、21-8と圧勝。第2ゲームでも良い立ち上がりを見せるが、マッチゲームのところで相手が追い上げデュースにもつれ込む。激しい攻防を制したのは相手選手だった。第3ゲームでも相手のペースで試合が進む。しかし緩急のあるショットを放つなど1点1点を着実に取っていき、このゲームも奪い、白星を喫した。大産大戦は全勝となった。



最後に戦ったのは大阪成蹊大。有尾・宮本亜組が初めに出場した。第1ゲームは相手を崩し、その隙をついてスマッシュを放つなど順調に得点を重ね、勝利。しかし第2ゲーム、相手が調子良くなかなか得点を重ねることができない。相手のネット前のショットを拾い続けるもデュースに持ち込まれ、2点先取を許し、このゲームを落とした。第3ゲームは相手に流れがあり、8点リードされる。しかしそこからスマッシュを放つなど、追い上げていき逆転勝利となった。D2は仲井・篠原組が登場した。仲井が高いスマッシュでたたみかけ、リードを許さない。しかし相手も負けじと球を拾い続ける。1点を取ると、1点を取られなかなかリードを奪えない。デュースにもつれ込む。激しいラリーを制したのは仲井・篠原組だった。第2ゲームも関大ペースに持ち込めない。スマッシュも拾われ続けるも、粘りに粘って勝利につなげた。関大の勝利が決まった後に出場したのは宮本有だ。相手に得点の余裕を与えず、1ゲーム目は21ー6と圧勝。2ゲーム目も緩急のあるショットで相手を前後に揺さぶり、難なくこのゲームも取る。この戦いも勝利で終えた。



大阪学生選手権大会を1位で終えた関大女子バドミントン部。「1位にならなきゃいけない試合」と言葉通り、3勝全勝で圧倒的強さを見せた。次は個人戦。個々の実力でも上位に食い込めるよう日々の練習に精進していく。【文:中山秋桜津/写真:木原綺音】
▽仲井主将・有尾
「(試合を振り返って)1戦目の体大戦は勝負どころだったので、気合も入って、勢いよくできたかなと思いました。他の子たちも落ち着いていて、力を出し切れていていたかなと思います。今日は全員が勝てなきゃいけない試合だったので、それをみんなが勝てたので良かったです。(1位になった感想)今回の試合は、1位にならなきゃいけないという感じで、ちゃんとそれを達成できて良かったなという安心と、よしやったぞ!という感じ。(良かった点と課題)良かった点は、ちゃんと勝ち切れたこと。みんな落ち着いてできていたと思います。悪かったところは、特に成蹊戦で、第1ダブルスとか、もっと工夫すれば楽に勝てるのではないかというところがあったので、その反省点を次に生かしていきたいと思います。全体的にオープン戦が多かったので、集中力をもう少し高めていけたらと思います。(次戦に向けて意気込み)個人になるので、1人1人が頑張っていかなければならないなという感じです。それぞれの目標が達成できるように、練習に励みたいと思います」