1点差で涙の引退

◇全日本大学選手権西日本代表校準決勝◇対立命大◇11月28日◇於・ヤンマースタジアム長居
【第1Q】関大0-3立命大
【第2Q】関大14−8立命大
【第3Q】関大3−7立命大
【第4Q】関大0−0立命大
甲子園ボウルへの出場には負けてはならない一戦だった。関西2位の立命大とロースコアゲームを展開したが、あと1点が出ず。日本一への道は閉ざされた。
第1Q、立命大から攻撃がスタートし、FGを取られる。直後の関大のターンでもインターセプトされ、危うい展開に。しかし、DL新倉達也(人3)がインターセプトを返し攻撃権を関大に戻す。QB須田啓太(文1)やRB柳井竜太朗(社3)のランでゲインは得るもTD(タッチダウン)には至らず。もどかしい時間が続いた。


第2Qは関大の攻撃から始まり、RB柳井のランで押し込みTD。続くTFP(トライフォーポイント)のキックもK小川悠太(経4)が成功させた。続く立命大の攻撃ターンでも、LB鈴木怜央(経2)がインターセプトし、再び関大オフェンスにチャンスをもたらした。QB須田からWR増南繁哉(経3)やWR平野佐典(経4)へのパスで順調にゲイン。最後はRB前川真司(経4)のランで2つ目のTDに成功した。しかし直後、TDを返される。また、TFPでは再びエンドゾーン内にボールを持ち込まれ、点差を縮められた。



第3Qでは序盤にTDされ、逆転を許す。その後、関大の攻撃でギャンブルを試みるも失敗。次のオフェンスターンでは思うようにパスが通らずFGでの得点となった。ディフェンスではLB前野貴一(経3)などのタックルで立命大オフェンスに立ち向かい、点差を広げなかった。第4Qは、オフェンス、ディフェンスともに力を発揮し、無得点無失点となった。

全てのQが終了し、点差1で涙の敗退。甲子園ボウル、日本一への道はここで閉ざされた。【文:坂井瑠那/写真:石井咲羽】