新チーム始動!2年ぶりの秋は3勝2敗で3位

◇令和3年度関西学生ソフトテニス秋季リーグ戦代替え試合◇11月27日◇マリンテニスパーク北村◇
[第1戦]
◯関大2ー1桃学大
◯竹田・川口4ー0那須・原田
◯谷水4ー0濱口
●武田・谷口2ー4岸田・加場
[第2戦]
◯関大2ー1立命大
◯竹田・川口4ー2隈元・大津
●浅見3(3ー7)4岡田
◯近藤・川﨑4(7ー2)福田・白井
[第3戦]
◯関大3ー0関学大
◯竹田・川口4ー2平田・木原
◯浅見4ー1布施
◯近藤・川﨑4ー1白石・三輪
[第4戦]
●関大0ー3神戸松蔭大
●竹田・川口3(4ー7)4西村・高松
●浅見2ー4長谷川
●近藤・川﨑1ー4藤井・矢野
[第5戦]
●関大1ー2天理大
●竹田・川﨑3ー4髙林・安保
●近藤3(6ー8)4島田
◯浅見・谷水4(6ー4)3吉田・入部
[最終結果]
3勝2敗 3位
「今のチームは誰がメンバーになっても戦える」(竹田真樹主将=社3)と、充実の戦力で新チームの初陣を迎えた。初戦を快勝するとそのまま3連勝。上位チームとの対戦で敗れはしたものの、接戦を繰り広げる。代替え試合ながら実力を発揮し、チームとしての現在地を確認した。
ダブルス2試合とシングルス1試合の成績で争う今回のリーグ戦。初戦の桃学戦は、1番手の竹田・川口真歩(文1)ペアと2番手谷水鈴香(人3)が相手に1ゲームも取らせず快勝。最初の試合から楽々とチームの勝利を決めた。


3番手武田彩佳(文2)・谷口虹波(人2)組は、ゲームカウント(G)3ー0にされたものの、「こっからだよ」というベンチの声に応え、4ゲーム目でデュースに持ち込む。7点目の長いラリーを制すると、そのまま6ー3でこのゲームを奪う。続くゲームもつかんだものの、6ゲーム目でデュースの末に敗れた。


いい雰囲気のまま迎えた第2戦の相手は立命大。竹田・川口組はあっさり1ゲームを奪う。そのままストレートで勝利したいところだったが、デュースからゲームを取られてしまう。それでもG4ー2と最後はきっちり締め勝利。2番手でシングルスに登場した浅見今日子(人1)は、デュースが続く競り合った展開に。G2ー3からファイナルに持ち込み粘ったが、最後は相手に連続でポイントを奪われ1勝1敗にされる。



勝負が決まる3試合目は近藤衿奈(人2)・川﨑海奈(人2)の2回生ペアが挑んだ。1ゲーム目からなかなか決着がつかない長い試合になったが、川﨑のボレーなどで相手を崩して得点を決める。最後も前での攻撃が光り、ゲームを先取。その後はとっては取られでファイナルに持ち込まれたが、ラリーでもリズムをつかむと7ー2と相手を突き放し勝負を決めた。



続く3戦目の関関戦も竹田・川口ペアが1番手で出場。ラリーで左右に振り回されるなど中盤で2ゲームを奪われたものの、落ち着いて取り返す。ここも勝利し、リーグ3連勝と安定感を発揮。シングルスの浅見も、攻守にわたる強さを見せた。バックアウトが続き2ゲーム目こそ落としてしまうが、サービスエースなどもあり他の4ゲームをきっちり取り切る。3番手近藤・川﨑ペアもサーブから試合を組み立て快勝。3戦目は全勝で、リーグ3連勝を決めた。





第4戦の神戸松蔭大戦、1番手の竹田・川口組は最初の2ゲームを先取したものの、立て続けに3ゲームを奪われG2ー3と追い込まれる。なんとかファイナルに持ち込んだものの、ミスも響き白星を献上。2番手、浅見も9ー7で1ゲーム目を制したものの、接戦を取りきれずG2ー4とされる。勝って終わりたい3試合目だったが、近藤・川﨑組はG0ー2と苦しい展開に。それでも3、4ゲーム目は打ち合いを制するなど好勝負を見せたが、相手が一枚上手だった。





メンバーを入れ替え臨んだ最終・天理大戦。竹田・川﨑組は最初のゲームを奪い勢いに乗る。しかし、再びファイナルまでもつれ込むと、1試合の勝利を相手に譲る形に。シングルスの近藤はほとんど点がとれないままゲームを奪われるなど苦戦。7点先取のファイナルでは2ー6と絶望的な状況に追い込まれるが、ここから脅威の4連続得点でデュースに持ち込む。そのあとの2点が遠く敗れはしたものの、力は発揮した。



最終、浅見・谷水ペアは長いラリーを制し1ポイント目を奪うと、そのままゲームを先取。取っては取られの展開でここでもファイナルゲームになったものの、ラリーを中心に相手を崩し6ー4と最後の意地を見せた。



3勝2敗と優勝には届かなかったが、見どころある試合を展開した。課題は「勝ち切る力」(竹田)。強さに磨きをかけた新生・関大ソフトテニス部が、頂点へ舞い戻る日は遠くない。【文/写真:牧野文音】