エペは2人が2回戦進出!健闘見せインカレ終幕

◇2021年度全日本学生選手権大会◇11月19日◇駒沢オリンピック公園屋内球技場
[男子エペ 決勝トーナメント]
1回戦
●澁谷8ー15小段(日大) 46位
◯宮津15ー6長崎(関学大)
◯田中15ー10園田(法大)
2回戦
●田中11ー15金髙(早大) 25位
●宮津13ー15角坂(立教大) 30位
個人戦最終日の大会3日目は、男子エペの決勝トーナメントが行われた。関大からは予選に出場した3人全員が出場。宮津綾(シス理3)、田中仁(商2)の2人が2回戦で好勝負を演じるなど活躍を見せた。
最初に登場した澁谷和典(シス理1)は、序盤から4点リードされる苦しい展開に。中盤から得点を重ねたものの、「体がうまく動かなかった」と巻き返しはかなわず。初のインカレは初戦で幕を閉じた。


続く宮津は、関学大の長崎とまさかの関関戦に。相手を知り尽くした中での試合となったが、9点差をつけきっちり勝利。2回戦では、のちに6位になる角坂(立教大)との試合になった。格上相手だったが、取っては取られのシーソーゲームを展開。11点目まで同点と健闘するが、勝ち急いだ隙を突かれ2点差をつけられてしまう。なんとか追いつきたいところだったが、そのまま相手に逃げ切られる。勝利が見えただけに悔しい2回戦敗退となった。



「温存しながら戦えた」という田中は、初戦を難なく突破。2回戦は優勝候補でインターハイ優勝の実績もある金髙(早大)と相まみえた。苦戦が予想されたが、「技の組み立て方は通用した」と、点を取り合う。中盤まで1点差に粘り込む善戦を見せた。最後は相手に白星を渡したものの、強敵相手に手応えもつかんだ。



個人戦では初めてのインカレとなったが、実力を発揮しそろって決勝トーナメント進出を果たした3人。決勝トーナメントでも関東の強豪に負けない戦いぶりを見せた。さらに実力に磨きをかけ、来年も必ずこの舞台に戻ってくる。【文/写真:牧野文音】
▼田中
「インカレへ向けて、関カレで見つけた課題のフィジカルトレーニングと、レッスンで正確に突くためのポイント調整をしてきた。昨日のプール戦は体力がなくて、後半バテてしまった。強い相手には勝てたけど、逆に勝たなきゃいけないところで負けてしまったり、点を取られすぎてしまったので、そこがよくなかった。大崎選手が強い選手で、その人のペースにのまれてしまって得点が取れなかったので、もう少しゆっくり自分のペースでやればよかった。今日のトーナメントは、1回戦目は結構余裕があって温存しながらできたけど、2回戦がインハイ優勝もしている強い相手だった。でも、ポイントは全然突けたし、シングルスとかとれたから、技の組み立て方とかは結構通用したかな。2回戦目でそんなに強い相手と戦えたのはよかったことだし、負けたけどすごく収穫が多くて、完敗ではなくて戦えることは戦えたから、来年はリベンジできるようにしたい。スピードがとても速くて対応できなかったから、自分ももっとスピードを上げるというのと、体力が来年のインカレまでの課題。来年はインカレはベスト4を目指したい」
▼澁谷
「ギリギリトーナメントまで残れた身なので、負けているつもりで思いっきりやろうという気持ちで試合に臨みました。試合中、緊張は全くなかったですが、体がうまく動きませんでした。結果としては、8ー15で負けてしまいましたが、初めてのインカレで決勝トーナメントに行けたので、まずまずの結果かなと思っています。今回の反省を生かして、これからも練習に励みたいと思います」