インカレ初日は4人が出場 関東のレベルの高さを痛感し予選敗退

◇2021年度全日本学生選手権大会◇11月17日◇駒沢オリンピック公園屋内球技場
[男子フルーレ個人戦]
小坂井
●0ー5川村(早大)
●2ー5菅谷(日大)
◯5ー4小貫(専大)
●1ー5上野(中大)
●1ー5西脇(近大)
予選敗退 59位
伊藤
◯5ー3宮崎(日大)
●4ー5林(法大)
●2ー5西村(慶大)
●2ー5田辺(中大)
●2ー5品川(朝日大)
予選敗退 52位タイ
[女子フルーレ個人戦]
飴谷
●4ー5設樂(日大)
●1ー5中川(日女体大)
●4ー5森多(早大)
●2ー5東佑(日体大)
予選敗退 49位
泉
●0ー5田口(日大)
●0ー5菅原(東女体大)
◯5ー4神山(東女体大)
●1ー5高石(中京大)
予選敗退 55位タイ
インカレ初日は男女フルーレの個人戦が行われた。関大からは男女それぞれ2人が出場。それぞれが健闘を見せたものの、5本勝負で総当たり戦を行うプール予選で敗れ、関東の壁の高さを感じる結果となった。
この日最初に登場したのは、男子フルーレプール1の小坂井翼(法2)。初戦から相手に一方的な攻撃を許し2連敗を喫する。3戦目は「組み立てがしっかりできた」と、試合の中でミスを修正。関東の選手相手に1本勝負を制し勝利をつかんだ。しかし、4戦目も敗れ後がない状況に。近大の選手相手に、予選通過のためには絶対勝ちたい1戦だったがここも及ばなかった。


伊藤真吾(人1)は初戦から勝利し、好スタートを切った。さらにのちに3位になる法大の林を相手に、1点差に迫る好勝負を見せる。敗れはしたものの実力者相手にしっかりと攻撃を決め、てごたえをつかんだ。ところが、「守りがダメだった」と守備でのミスもあり4連敗。惜しくも予選通過には届かなかった。


女子の飴谷女織(人4)は、関東を4強で勝ち上がってきた森多(早大)などの強敵を相手に、好勝負を演じた。点差をひろげられた状態から一気に同点まで追い上げる強さをみせたものの、最後の1点を先に奪われ白星を献上。「1本勝負を2回とも落としてしまったから、そこが弱かったかな」と、勝ち切ることができず勝利が遠かった。


泉直佳(環都2)は初戦からいきなり、のちに5位となる田口(日大)と対戦。「アタックいったりできてよかった」と、得点にはつながらなかったものの、積極的に攻撃を仕掛けた。3試合目では一進一退の1本勝負を制するなど、「関カレよりはやりたいことができた」と手応えをつかんだ。


関東の強敵を前に敗れはしたものの、収穫もつかんだ。2日目には男女サーブルとエペの2種目が行われる。関西から離れた東京の地で予選通過をかけ、熱い戦いが続く。【文/写真:牧野文音】
▼小坂井
「関東はレベルが高いと言われていた中でやってみて、実際にレベルの高さの差を実感してしまったのが悔しかった点。関西に持ち帰って、大学でも関東のレベルに近づけるような練習をして、おいおいは関東の選手と対等に、勝てるように、実力をあげていきたい。強い選手は安定性があるなと思っていて、その安定性が高かった。(勝った試合は)どこがダメだったかすぐに判断して、ミスから相手の特徴を見出して、切り替えてできたからよかった。(来年の目標)来年始まってすぐに関西で大会があるので、2部のチームには圧倒的な差をつけて勝って、1部のチームでも上位を目指して頑張りたい」
▼伊藤
「関西と関東のレベルの差がわかった試合で、来年のリーグ戦に向けてダメなところを絞って、1部残留に向けて練習してきたい。プール戦で林祥蓮(法大=男子フルーレ個人3位)と当たったけど、そこまでできないことはなかった。通じないことはなかったけど、自分のミスもあったから、そこを練習でやっていきたい。(収穫は)身長が大きい相手やレベルが高い相手にもアタックが入らないとかはなかった。アタックは良かったけど、守りが全然ダメだったので、そこをのばしつつ、練習で弱みをなくしていきたい。(来年の目標)1番の目標は王座に出ることなので、リーグ戦で関西2位以上、個人としては関西ベスト8には入りたい」
▼飴谷
「1本勝負を2回とも落としてしまったから、そこ弱かったかなと思うし、あまり自分からアタックいけなかったから、自分からもっといけたらよかったなと思う。もう終わっちゃったけど、審判に攻撃をとってもらえないこともあったから、もっとわかりやすく動けたらよかったかな。(後輩に向けて)泉はこれからまだ伸びると思うし、関西だったら全然チャンスあるから、頑張ってください」
▼泉
「初めてのプール戦で、いっぱい試合もできるし、今日は楽しもうという気持ちだった。点数に結果は出なかったけど、それなりにいい試合ができたと思う部分もあった。点数にはならなかったけど、関カレよりはやりたいことができた。特に1回目の試合は何回かノンバラついて、積極的にアタックいったり、リポストしたり、コントルできてよかった。(課題は)体力がないというのを実感したのが一番の収穫。来年ももしフルーレに出たら、経験者と対等に戦えるように頑張りたい」