各々が健闘し、好射撃見せた

2021年度秋季ビームライフル、ビームピストルスポーツ・シューティング大会兼ランクリスト大会◇11月12・13日◇能勢町国体記念スポーツセンター
[10㍍AR男女立射60発競技]
大井将揮(文4) 600.5
藤田龍臣(化生4) 576.9
飯坂太輔(シス4) 600.1
上田皐熙(法4)560.1
共田礼央(化生3)601.3
北川玄(法3) 588.6
向井辰海(法3) 568.3
内原隆之介(商2) 621.5
新蔵叶夢(文2) 531.3
植松大貴(シス2) 557.3
水上雄太(経1) 587.9
古田純大(情1)613.8
共田礼央(化生3)601.3
岩川歩希(文2) 598.9
辻川響き(法4)609.5
久井沙織(法4) 555.2
中村実佑(法3) 613.5
佐々木梨乃(経2)612.5
高並華鈴(人2) 594.7
栗林悠那(社安2) 590.2
後藤真依(法1) 610.2
樋口彩希(文2) 585.8
[50㍍SB男女3姿勢20発競技]
藤田 513
北川 548
辻川 535
中村 575
佐々木 537
後藤 527
[50㍍SB男女伏射60発競技]
藤田 539.8
北川 590.9
辻川 603.7
[10㍍AP60発競技]
宮崎環(社安3)532
成山奈々子(経2)527
[10㍍BP60発競技]
天野佑哉 (文1)241
上田剛 (社1)473
角江勝貴(シス2) 516
秋関では中村を筆頭にたくさんの入賞者を輩出した関大射撃部。そこから約1カ月間、各々が練習を重ねる。そして今大会では、自己新記録を達成するなどその成果を発揮した。
AR女子レギュラーメンバーとして、辻川、中村、佐々木が出場。
中村、佐々木は全シリーズで100点台をマーク。安定した射撃を見せたが大台の620点には及ばず。辻川は第2シリーズで99.8点と一時不調に。練習どおりの射撃はできたものの、少しのミスが響く。その後なんとか盛り返し最高学年の意地を見せた。

AR男子レギュラーメンバーには大井、内原、古田が選出された。大井は学生ラスト射撃の緊張感からか第1シリーズから思うように点数を伸ばせない。第3、4シリーズのみ100点を超え、合計600点はなんとか記録することができた。内原は全シリーズ100点を超え、好調な射撃を披露。621.5点と自己記録を更新した。古田は第3シリーズを99.8点としたが613点と1年生ながら存在感を見せつけた。

SB3姿勢×20発競技で団体を組んだのは女子のみで、ARと同じく辻川、中村、佐々木がレギュラーメンバーとして出場。辻川は「ボロボロだった」と自身も振り返るように思うように得点を伸ばせなかった。中村はARの悔しさを SBにぶつける。全ての姿勢で高得点をマークし、高得点を記録。佐々木も全姿勢で順調に得点を重ねた。


SB男子は藤田、北川がエントリー。藤田は座射、伏射で順調に得点するが、立射で点を落としてしまう。北川は特に伏射で高得点をマークし、全てを順調に終えた。


4年生は今大会で引退する。この1年の躍進を糧に来年、さらなる進化をとげた射撃部が見られるに違いない。【文・写真/坂井瑠那】
▽中村
「ARはとても悪かったです。 なんで当たらなかったのかわからなくて最初の20発は100〜101点台でメンタルに来た。全然当たらないどうしようと思った。隣の射座の人がすごく上手で、それでまたさらにやばいやばいやばいと。SBは良かった。自分的にはKはいつも通り、Pはいつもより良くて、Sがだいぶ良かったという感じです。結構満足いった結果になっていると思います 。弾1発1発に向き合い大切にしたので、それがよかったのかな。監督にもていねいに撃ててたからよかったねと言われました。今年は関西で1位なったので自分にもちゃんと実力あるんだと分かった。来年はARもSBも両方全国1位を取りたいと思う」
▽辻川
「ARは練習どおりの点数は出たが、惜しいなと思うところもあったから、それを思うと悔しい。心残りはある。SBはボロボロだったので今日は自己新記録出したると思って挑んだが惨敗だった。P60発は、最初は調子良かったので期待したが落ちちゃった。慢心してはいけないと学んだ。やり切ったという感じではない。初心者でこの部活に入って、初めはなじんでいなかった。最後は初心者なのに活躍できるような点数を取ることができて楽しかった。やはり自分に射撃が向いていると分かったときや打ってセンターに入ったときの感覚が好き。スポーツでここまで夢中になれるのは初めてなのでこれからも続けたい」