接戦も1回戦敗退となる

◇第56回全日本大学女子選手権◇対山梨学院大◇11月10日◇安城市総合運動公園デンソーブライトペガサススタジアム◇
1(中)岩﨑
2(遊)佐々木
3(二)竹光
4(DP)福嶋
5(一)鎌塚
6(左)柏原
7(右)渡邉
8(三)森
9(捕)日吉
FP(投)佐保
関 大 001 000 0=1
山梨学院大 110 000 X=2
新型コロナウイルスの影響で、11月に延期になった今大会。久しぶりの有観客試合での試合となった。相手は関東1位の強豪校である山梨学院大。1回、2回と得点を奪われるも3回表で竹光久莉寿(人2)の中越適時打により1点追加。しかし逆転することはかなわず、試合は終了を迎え、1回戦敗退となった。

初回、関大の攻撃は岩﨑紗菜(人2)が右前安打を放ち出塁する。しかし、後続が倒れ無得点で終える。その裏、相手に中越本塁打を放たれ、先制点を奪われる。


2回表、柏原祥乃(人2)が一、二間へ安打を放つもうまくつなげず、この回も無失点で終える。だが、相手はスクイズに成功し、追加点を許す。相手の流れを止めたい関大。しかし、3回の攻撃は三者凡退で終わる。3回裏は四球で出塁を許すも、先発の佐保知里(人4)が冷静な投球を見せ、無得点に抑えた。


4回表、先頭の佐々木明莉(人3)が左翼手の頭上を越える二塁打を放つ。続く竹光も中越適時打を放ち、1点を返す。4回裏からは東本優月(1)が投手を務めた。安定した投球を見せ、三者凡退でこの回を終えた。



5回、6回と相手投手の投球に苦しめられ、三者凡退に抑えられる。6回裏には岩崎の好守備も飛び出し、追加点を許さない。最終回は1点を追いかける展開に。しかし、最終回も三者凡退に抑えられ悔しくも1回戦敗退となった。


「勝てない試合ではなかった」と悔しさを滲ませた森香央理(人4)主将。引退まであと全日本総合だけとなった。そこに向けて日々練習に精進する。次戦では勝利を収め、笑顔で大会を終える。

▽監督
「一発のホームランと守備に乱れが出てしまったんで、本来、関大は守り切って、ワンチャンスをものにして勝つチームなんで、そこの部分ができなかったのが敗因かなと思います。でも、2番手に投げたピッチャーは、まだ1年生ですごく楽しみで、今日、東日本でチャンピオンの山梨学院大学に対して、あれだけのピッチングができたっていうのは、先に期待が持てます。来週、総合選手権があるので、そこに向けて頑張ります。次は日本リーグの強豪チームなんで、勝つことも大事なんですけど、その大会通じて多くのことを吸収して帰りたいと思います」
▽森主将
「(試合を振り返って)勝てない試合ではなかったので、悔しいの一言だけなんですけど、1点差で負けた中で、いつもにない点の取り方で2ベース2ベースで1点を取ったというところは関大の盛り上がりとして良かったんで、あとの1点追いつけなかったところがまだまだだった。また、東山がとても頑張ってくれていたので、そこも悔しいです。(相手校への対策)相手ピッチャーが何人もいるというのと、ライズ系(球が高さが上がる)ピッチャーと聞いていたので、高さを見極めて絶対に振らないというところとか、バスター前の構えから打ちに行くとかヘルメットを深く被るとか高さを判断できるように、マシンの速いボールで練習したり、ピッチャー対策をしていました。(チームの雰囲気)初回からガンガンみんなで盛り上がっていけていたので、いつもの関大らしい雰囲気でした。(次戦に向けて意気込み)このインカレで初戦突破するところが1番の目標で、そこは達成できなかったけど、次は初めて出る全日本総合で、このチームの集大成として、必ず初戦突破できるようにしたいです」