1年越しの新人戦、各々がベスト尽くす

◇第58回関西学生アーチェリー新人戦◇11月7日◇大阪大学 吹田キャンパス アーチェリー場
【試合結果】
[30mラウンド]
2位 髙田大晴(環都2)284点
3位 徳永颯一郎(商2)275点
7位 片山健(経2) 255点
10位 清水伊織(人2) 175点
[50m・30mラウンド]
6位 平井阿佐美(文2) 50m:284点 30m:308点 total:592点
昨年、新型コロナウイルスの影響で中止となった今大会。久々の公式戦となり、選手にとっては力量を試す場となった。

午前に行われた30mラウンドに出場したのは、徳永、髙田、片山、清水の4人。毎立3射、計36射の合計点数で競い合った。慣れない公式戦にやや緊張気味だったが、4人とも落ち着いた様子で行射を行う。試合の合間には、お互いにコミュニケーションを取り合い緊張をほぐした。






晴天の中36射をうちきり、試合終了。髙田が2位、徳永が3位入賞を果たし、今後に向けて確かな手応えをつかんだ。
午後、50m・30mラウンドに出場したのは平井。経験豊富な平井も、公式戦に出場するのは8月以来。関大からは1人の出場となったが、自分のペースで順調に弓を引いていった。 前半50m競技を284点で終え、試合は後半へ。


後半、30m競技。試合が進むと、午前とは一変して気温が低下し始めた。風も吹き、照準が合い辛くなる。それでも平井の集中力は欠けることなく、72射を最後までうちきった。トータルの点数は592点で6位。あまり満足のいかない表情をのぞかせた。


久々の試合で緊張する中、各々がベストを尽くした試合となった。本試合で見つかった課題を克服し、関大アーチェリー部はより一層強くなる。【文/写真:横関あかり】
▼徳永
「すごく緊張して、失敗した時に気持ちを切り替えないといけないなと思いました。(練習で心がけてきたこと)よく、姿勢がよくないと注意されていたので、胸を張って、きれいな姿勢でうてるように意識してきました。(見つかった課題)緊張しないようにと、体が硬くなっていたので、大きく動かせるようにするということです。(今後に向けて)今日見つかった課題を、できるだけ早く克服できるように頑張りたいと思います」
▼平井
「練習不足を感じました。50m・30mは、苦手と言ってしまえば苦手なんですけど、自分の弱点を、試合でどういうふうに対処するか。対処方法がうまく自分の中で見つけられていなかったなと思います。でもその中でも、自分の中で「あ、これはよかったな」と思うところを見つけることができたし、来週吹田市長杯があるのでそれに向けた練習の1つになればいいかなと思います。(今日に向けて)1年生もそうなんですけど、今、フォームの大改造を行っています。ちょうど今、抜本的に変える部分が見つかった直後だったので、とにかくそれを自分の体に教え込むという意識を持って臨みました。(見つかった課題)引き手に合ったグリップができていなくて。グリップを、インドアシーズンに向けて練習していくことが課題になっていると思います。(次の試合に向けて)次の試合でも、課題であるグリップの部分で何かを見つけることができたらうれしいですし、点数も上がったらうれしいなと思います。とにかく楽しくうっていきたいなと思います」