リズム取り戻し2連勝!

◇2021年度関西大学連盟秋季リーグ戦第9日◇対びわこ大◇10月31日◇
[第1セット]関大22―25びわこ大
[第2セット]関大25―18びわこ大
[第3セット]関大25―22びわこ大
[第4セット]関大25―16びわこ大
[セットカウント]○関大3―1びわこ大
順位決定戦第2戦目の相手はびわこ大。前日の甲南大戦をフルセットで勝利し、勢いに乗る関大は2連勝を狙う。第1セットは一進一退の攻防が続いたものの、終盤で連続失点となりセットを落としてしまった。しかし、「もう1回自分たちのリズムでバレーボールをしよう」と田村幸大主将(情4)の声掛けもあり、2セット目以降は流れをつかみセットを連取。リーグ戦3度目の白星を飾った。


第1セットは金子玄(人2)のスパイクで幕を開ける。しかし、続くサーブはネットに阻まれ、関大側のミスが重なり連続失点。安平瑠也(商1)の攻撃や南本一成(商4)のサーブ、岡田大雅(経3)のブロックで同点となるが、試合は動かないまま終盤へ。サーブミスや攻撃が相手ブロックにつかまり得点を許してしまう。金子の3連続得点で反撃するものの、相手のピンチサーバーがサービスエースでブレイクするとたまらずタイムアウトを取る。その後も落ち着いて対応していくが逆転はかなわずセットを落とした。




第2セットからは、けがで控えとなっている藤井徹太(社4)がコートイン。両サイドのエース配置で反撃の狼煙を上げた。金子がレフトからダイナミックなスパイクを決め、難しい2段トスも決め切る。岡田のブロードや南本のフェイント攻撃でリードする。また、池田勇太郎(法3)が相手の不意をつくツーアタックで長いラリーを制した。勢いに乗った関大の猛攻はまだまだ続く。金子のサーブで相手を崩し、安平がブロックアウトで得点。岡田や南本のブロックも冴えわたり、久保田滉平(情2)からの2段トスを安平が決め6連続得点となる。しかし、関大のセットポイントなった場面で相手の攻撃に反応できず3連続失点。タイムアウトを取り、「ここしっかり決め切れよ」と田村主将が一声上げる。そして、池田・岡田のブロックポイントでこのセットを奪取した。




第3セットも立ち上がりから互角の戦いが繰り広げられる。金子のクロス、南本のロングプッシュ、藤井のライトからの攻撃で少しずつリードしていく。スパイクやサーブのミスが見られたが、藤井が速攻、安平がサービスエースを決め、相手のスパイクミスでセットポイント。これを南本がレフトから強烈に決め接戦を制した。



残り1セットで勝利が決まる。第4セットは金子のレフトからのクロス、岡田のブロックとクイック攻撃、安平のスパイクなどを含む攻撃が決まり、好調な滑り出しを見せた。ここで金子が3度サービスエースを決めさらに勢いは加速。岡田のBクイックや池田のサービスエース、藤井の攻撃に金子と南本のライトからのスパイクで相手を引き離す。藤井に代わり川合涼太(人1)がコートに入り、センターからの速攻や川合・金子のパイプ攻撃が強烈に決まる。安平と金子がさらに点を重ね、最後は川合のサービスエースでセットを獲得。2セット目以降は関大のリズムでプレーをし、見事勝利を収めた。




第1セットはミスが見られたものの自分たちのリズムを取り戻し、関大らしい攻めたプレーを披露した。残り2戦も気を抜かず、チームプレーで必ず白星を挙げる。【文/写真:小西菜夕】
▼田村主将
「1セット目あまりサーブ攻めれていなかったんですけど、2セット目でサーブ攻めることができてから関大のリズムになったので良かったと思います。(第1セット落とした原因)1セット目取られたのはサーブを攻めることができなかったこの一点で、そこから気持ちの弱さが出ていたから、それで相手が乗ってしまったことが原因だと思います。もう1回サーブ攻めなおそうというのと、このままだと負けてしまうからもう1回自分たちのリズムでバレーボールをしようと声をかけました。龍大は今までの関大だと相性が悪く、勝てそうでも勝てない相手だったので、高さもあるし、って感じなんですけど、相手のリズムに合わせて負けているところがあるので、今日の2セット目以降と同じでこっちのリズムで行ったら勝てると思います」
▼金子
「1セット目は自分もサーブミスしまくって、全体的にミスも多かったのでああいう展開になってしまったんですけど、そのまま引きずらずに2セット目切り替えてやれたのが大きかったです。(今日の自分の調子は)1セット目、29番を狙うサーブで意識しすぎて、入れに行ったサーブも全部ミスしてしまって、ちょっとまずいなと思っていたんですけど、昨日に比べたらスロースターターの割にはエンジンがかかるの速い方だったので、まだよかったと思います。(第4セットのサービスエースについて)あれは完全に1本いいの打ってそれが決まって、自分が(勢いに)乗って全部打ったら全部決まる感じだったので、ただ打っただけです(笑)。(次戦の龍大戦について)自分らの今日の1セット目みたいな感じでやったら向こうもチャラチャラしている感じなので、そのまま勢い乗られてしまうので、そうさせないためにもしっかり自分たちのバレーをして、ミスを減らして、サーブの狙いも徹底して、ブロックで攻撃絞って、レシーブ上げて、勝っていきたいです」