[なでしこ]姫獨大戦は悔しい黒星。次節で勝利つかみ必ずインカレへ

◇2021年度関西学生女子秋季リーグ第6節◇対姫獨大
【前半】関大0-1姫獨大
【後半】関大0-0姫獨大
【試合終了】関大0-1姫獨大
秋季リーグも終盤。ここで勝利すればインカレ出場に向け大きく前進する大一番の相手は姫獨大だ。序盤から互いに堅い守備を見せ、得点が動かない展開が続くが、姫獨大がセットプレーで先制点を挙げる。そのままそのリードを守り続けられ、勝利を収めることはできなかった。

試合開始1分のところでは、DF林祐里(人3)のパスからFW成迫実咲(人4)がサイドを上がる。クロスを入れて、MF塚原碧衣(政策3)がシュートを放つも枠外にそれてしまった。その後もDF南中優衣(人2)の好守や、MF𠮷尾香音(社1)のカウンターの処理などから攻撃の起点を作るが、得点には至らない。一進一退の攻防を繰り広げ、ゲームが進んでいった。





32分には、MF笹部麻衣(人4)がターンで相手をかわし、FW成迫へのスルーパスを狙うもこれは合わず。そして41分、ゴール前までボールを持ち込まれシュートを放たれるが、GK井上沙季(商3)がナイスセーブを見せる。チームのピンチを救う活躍を見せた。だが、このコーナーキックをうまく合わされてしまい先制点を許す。そのままビハインドで試合を折り返した。


交代なしで迎えた後半、FW田中光紀(安全2)を含む前線の選手でボールをつなぐも、シュートへいけない。早い時間での得点が欲しいところだが、相手の堅い守備を破れずにいた。12分にはFW田中光に代わり、FW瀧沢雪乃(人2)を投入。カウンターでMF塚原のフライパスにFW瀧澤が抜け出すが、これはオフサイドの判定。その後は、MF田中杏実(人3)のパスカットからFW瀧澤の連携でボールを前線へ運ぶ。シュートまでいくことはできないが、徐々に攻撃のリズムをつかみだした。



DF中尾純菜(社2)のフリーキック、DF真木悠花(文3)のロングフィードでもチャンスを演出するがゴールが遠い。体力的にも精神的にも苦しい展開が続き、全員が勝利を目指してピッチを奔走するも逆転はかなわず。前半の1点が決勝点となり、白星をつかむことはできなかった。



相手のディフェンスを破ることができず悔しさを味わった。だが、ここでインカレへの望みが絶たれたわけではない。「今年は悔しい思いをした仲間も多いので、その気持ちも背負って最終節に向けて挑む。絶対に勝つ」と、DF笠原黎々花女子主将(社4)。次戦へ向けての強い気持ちをあらわにした。秋季リーグの最終節、ホイッスルの後に笑顔を見せるのは関大だ。【文/写真:宮本晃希】
▼DF笠原女子主将
「勝ったらインカレ初出場に近づく試合で、それに対しての気持ちを強く持って臨んだ。でも、自分たちのやりたい攻撃は合わせられなかった。相手の守備の強さに負けてしまったことが攻撃につながらなかったのだと思う。相手は少し自分たちと似ていて、人数をかける連携で来ることは認識していた。自分たちと似ているからこそ負けたくないなというのはあった。攻撃の部分も守備の部分も相手を上回れなかったし、特に攻撃は得点につながるシーンがなかった。そういうところを次の試合ではないように意識する。(最終節に向けて)まだインカレへは望みがあるし、自分たちがサッカー部として今年は何か新しい歴史を作って、何かをつかみ取ることを全員が目指してきた。それがかかった試合だし、みんなも応援してくれている。今年は悔しい思いをした仲間も多いので、その気持ちも背負って最終節に向けて挑む。絶対に勝つ」