接戦制し、大産大に白星!

◇2021年度関西学生バスケットボールリーグ戦第5日目◇対大産大◇於・ひまわりドーム◇
[第1Q]関大12-16大産大
[第2Q]関大21-17大産大
[第3Q]関大18-17大産大
[第4Q]関大21-16大産大
[最終結果]関大72-66大産大
インカレ出場に向け、負けられない一戦を迎えた関大。「接戦の中よく勝てたなと思う」と、岸拓也(経4)。チーム全員が力を尽くし、6点差をつけて大産大を破った。

第1Q、両者ともシュートを試みるもゴールに沈めることができずに3分が経過。その後、相手に3点プレーを含む連続得点を奪われ、たまらずタイムアウトを取る関大。再開後、武村壮二郎(人3)のフリースローをきっかけに関大のスコアが動き始める。岸のスリーポイント、竹村崚(文4)と糸瀬公平(人3)が相手のミスを見逃さず速攻を決め、逆転に成功する。しかし、終盤に連続でスリーポイントを沈められ、4点ビハインドで第1Qを終える。



相手を追いかける形となった第2Q。竹村がスリーポイントを沈め、好スタートを切る。しかし、終盤までは竹村のシュートを含め8得点に抑え込まれ、相手にリードを広げられる。第2Q開始約7分後、関大の反撃が繰り出される。竹村がスリーポイントを沈め、竹村からボールを受け取った糸瀬が速攻を決める。さらに、武村と西村晴人(商3)の連続得点で同点に追いつく。


第3Q、先制したのは関大。糸瀬がボールを運び、パスを受け取った岸がスリーポイントを沈める。竹村のミドルシュート、武村のリバウンドショットで得点を重ねるも、スリーポイントを得意とする相手に点差は広がらず、一進一退の攻防が繰り広げられる。終了間際に西村がフリースローを沈め、1点差をつけて最後の10分を迎える。


最終Q開始から西村、岸のシュート、武村のリバウンドショットを含む連続得点で点差を大きく広げる。しかし、相手も要所でシュート沈め、点差を縮められる。2点のリードで終盤を迎えた終了間際、関大は2つのフリースローを獲得し、確実に4点を奪う。相手のシュートがゴールを弾いた時、40分の終了を迎えた。



「最後の数分間、私たちは関西大学の名を背負ってプレーした」と、ラディオノフ・ユリアンヘッドコーチ。一進一退の熱戦を繰り広げるも、最後までゴールにシュートを沈め続けた関大が白星をつかんだ。勢いそのままに次戦も勝利し、全国の舞台への切符をつかむ。【文:石井咲羽/写真:吉田千晃】
▼ユリアンヘッドコーチ
「(今日の試合を振り返って)試合についてあまり言うことはないが、今日の試合は激闘だった。だが、私たちはしっかりと強気でなんとか試合を終えることができた。(今日のゲームプランについて)全て練習通りに行くとは予想していないが、私たちはルーズボールなどの守備のことについてよく話していた。私たちには良いディフェンスがいるので、重要な場面では彼らが助けてくれた。ほとんどの場面で、ゴールは満足のいくものだったが、私たちはもっと良いプレーができたと思う。今日の試合はとても厳しく、彼らの失策について選手に不満を言うことはできない。(試合中で良かった場面について)良かった場面は最後の方。私たちはしっかりとプレーすることができた。たまに小さなミスをしたこともあったが、他の試合でも私たちは必ず勝つ。私だけでなく、私たちにとって最も重要なのはチーム。特に最後の数分間、私たちは関西大学の名を背負ってプレーした。その努力を讃え、ベンチにいる選手も含め全ての選手を褒めたい。(次の試合に向けて)私たちは次の試合を重要視しているので、しっかりと準備をしたい。今日の試合もとても重要な試合だったので、とても力を入れていた。だが、先週私たちは試合がなく、2週間試合がないのはとても長かった。それも小さなミスをしてしまう原因となった。次戦に向けてしっかり準備を始めたい」
▼岸
「(今日の試合を振り返って)向こうはスリーポイントが得意なチームで、そこは警戒してたんですけど、要所でやられるところがあって、入りも皆結構固くて前半は結構難しい試合になったんですけど、後半はなんとかチームの流れも乗ってきて、皆で声を出してやったので試合通して見たら接戦の中よく勝てたなと思います。(チームの雰囲気について)福島とか結構下級生が声を出してくれることが多いので、そこに支えられたのもありますし、やっぱりキャプテンを中心に雰囲気は結構4年間の中でチームとして一番良いかなとは思います。(最初のタイムアウト時に話したこと)最初皆結構緊張で固いと言ってて、でもそれからは雰囲気も良かったので、良かったかなと思います。(自身の調子について)今日は前半はあまり入っていなくて、いつもやったら打てるところでパスしてしまったりとかがあったんですけど、4回生がやらないとって言う気持ちを持って後半入ったんで、良かったなと思います。(次の試合に向けて)次は大経大で、4勝でいくことがインカレ行くためには必要なので、絶対勝ってしっかりインカレ目指して頑張りたいと思います」