連続失点が響き、天理大にストレート負け

◇2021年度関西大学連盟秋季リーグ戦第6日◇対天理大◇10月23日◇於・天理大学◇
[第1セット]関大21―25天理大
[第2セット]関大20―25天理大
[第3セット]関大18―25天理大
[セットカウント]●関大0―3天理大
5戦目で連敗を止めるストレート勝ちを収めた関大は、天理大との一戦に臨んだ。3セットとも先制点を挙げ、相手をリードするものの、終盤に連続得点を相次いで許す試合展開に。要所でミスが重なり、最後まで流れをつかめずに悔しいストレート負けを喫した。

第1セット、竹川瑞貴(情4)がストレートにスパイクを決め、先制に成功する。その後、川上良江(文1)のブロックポイントや日野美里(人2)のコースを狙ったスパイクで点数を重ねる。しかし、点差を広げることはできずに一進一退の攻防が続いた。終盤にレシーブミスから相手に4連続得点を許すと、第1セットを落とす。




巻き返しをはかりたい第2セット。開始直後に、長畑蒼衣(人4)のスパイクや児玉光涼(文2)のサービスエースを含む連続得点を奪う。中盤までは積極的な攻撃でリードを保つも、相手の速攻やツーアッタクを織り交ぜた攻撃に対応できずに逆転を許す。粘りを見せるも逆転はかなわず、セットカウント0―2とされる。



第3セットも相手のサーブミスで先制点を獲得し、好スタートを切る。岡崎凛華(人2)や川上が、立て続けに相手の隙を狙い点数を重ねていく。その後も小林瑞季主将(商4)がレフトから鋭いスパイクを決め、中盤までは一度もリードを許さない試合を展開し、チームは勢いづいたかと思われた。終盤に痛恨のサーブミスで16点目を献上すると、そこから8連続得点を許し、関大は劣勢に立たされる。最後まで相手のスパイクを攻略することはできず、ストレート負けを喫した。



全カレ出場に向け、負けられない一戦に敗れた関大。「悔しいということしかない」と、小林主将は悔しさをにじませた。明日の京産戦では関大の強さを見せつけ、必ず勝利をつかむ。【文:石井咲羽/写真:中山秋桜津】
▼小林主将
「(今日の試合を振り返って)ほんまに今日の試合まず勝たないと全カレも危ないような試合だったので、それを落としてしまったので悔しいと言うことしかなくて、ずっと攻められてたけど、攻めたというか前半は点数的にも先に13点取れていたのに自分たちが引いてしまって、取れていなかったのでそれがほんまに悔しいかなと思います。(試合を通してのチームの雰囲気)点差があって、勝っているのになんかちょっと負けている雰囲気というかあんまり攻めれていないところがあったので、そこが最後、相手が中盤で勢い出してきたときにちょっと弱気になっている部分が出てしまったかなと思います。とりあえずのこともあるし、ほんとにこう焦っているときにちょっと自分の攻撃が単調になっているから色々やっていこうと、とにかく自分のやるべきことはやっていこうとなっていたんですけど、まずどうしても勝ちたい、決めたいみたいなみんなが飛びたいみたいな気持ちが先行していたかなと思います。(良かったプレーや選手は)速攻時の日野とか長畑とかは速攻も決められていたし、レフトの対角の岡崎とかもブロックアウトとフェイントをしっかり混ぜて決められていたので、そこが勝負どころでも相手に拾われても焦らずにレシーブがきっちり返せてれたらよかったと思います。(次戦に向けて)とにかくほんとに次の試合は勝つしかないので絶対勝てるようにもう一回自分たちがやってきたことを思い出して、自分たちのバレーを自信もってできるように明日つなげていきたいなと思います」